信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

クヌギとアベマキ比べ

2024年06月15日 | 樹木

クヌギは大きな樹になり、ゴツゴツした樹皮が特徴的です。


葉の縁に並ぶ鋸歯は針のように尖り同属の仲間との見分けのポイントです。
ドングリも特徴的で、椀型の帽子には反り返ったイガ状の鱗片をつけます。


上田市の太郎山山系にはクヌギによく似た近縁のアベマキがあると聞きました。
クヌギとの見分けは葉裏の色だそうで、上を見上げて探し回りました。
この木の葉の裏は緑色です。


こちらの木の葉の裏は白みがかっています。
ドングリの赤ちゃんもついています。


葉の裏を並べてみると、色の違いがはっきりします。


解説によれば、緑色がクヌギ、白色がアベマキということです。
葉の裏以外にも違いがあるのだそうですが、この日は確認ができませんでした。


拡大して見ると、アベマキの葉の裏の白色は白い毛でした。


今週、出会った花々。
里山はミヤマママコナの花の時期です。
近縁のママコナとの見分けは、苞に歯牙がなく、花の喉の両側に持つ黄斑です。


豪華なトチノキの花も見納めの時期になりました。


緑の森に明かりを灯すように眩しく輝くショウキランです。
この名は、花の形が烏帽子をかぶった鍾馗様に見立てたとの説があるそうです。
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