信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

くるみの実いろいろ

2011年10月29日 | 果樹類
東御市はくるみの名産地で生産量は日本一です。
栽培されている種類はシナノグルミがほとんどで、ヒメグルミも少しあります。
シナノグルミは、ペルシャグルミとテウチグルミ(カシグルミ)が交雑してできたといわれてます。
11月19,20日には道の駅雷電くるみの里でくるみ祭りが開催されます。
様々なクルミの種類、優良品種の品評会、料理コンテスト、栽培アドバイスコーナーなど盛りだくさんです。





これはクルミの樹ですが、非常に大きくなりなます。
樹間は14,15mです。




収穫期になると青い皮が割れて、中の実が自然落果します。
このころになると、竹ざお等で叩いて落果させて実を拾います。




左がシナノグルミのうちもっとも大きくなる品種の「東晃」です。
その横がシナノグルミの親といわれているペルシャグルミです。
3番目がテモミグルミで右端はヒメグルミです。
ヒメグルミは縫合線から割れやすく、身もポロッと取れやすいです。




我が家の玄関にある自作のオブジェの一つです。
東御市のあちこちをはいずり回って採集したいろいろなクルミです。


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芋4種掘りあげ

2011年10月22日 | 家庭菜園
畑の芋が美味しくなる時期を迎えました。
今日は4種類の芋を試し掘りしてみました。

大豊作です





アメリカホドイモです。
以前、花を紹介したアピオスともいわれるマメ科の芋です。
今年の風味はどうでしょうか。非常に楽しみです。




左がヤーコンで、右がサトイモです。
ヤーコンは南米アンデス地方原産のキク科の多年草です。
根の塊が食用となるのですが、フラクトオリゴ糖という甘み成分を多く含んでいます。
1,2ヶ月保存すると甘みが増します。
サトイモは芋としてはおなじみの食材です。
サトイモ科の植物でマレー 地方が原産と言われております。




さらに、芋ではおなじみのサツマイモです。
紅あずまを植えたのですが、大きくなりすぎ、1株で12kgありました。
もっと小さく作りたいのですが。




上が左からヤーコン、サトイモ、アメリカホドイモです。
下がサツマイモで安納芋と紅あずまです。
安納芋とは、種子島の在来芋で非常に甘く生でも糖度は16度にもなります。
これを1ヶ月ほど干して成熟させ、じっくり焼くと糖度は40度ほどになります。
高水分で、ネットリ感がなんともいえない美味しい芋です。
種子島に住んでいた頃がなつかしくて植えてみましたが種子島の味が出るかどうか。


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種から育てる山野草5

2011年10月15日 | 山野草
今日は朝から小雨が降っています。
タマネギの床を作りたいのですが、残念。
と思いつつ、スズランの種を採って種まきをしました。





スズランはオレンジ色の実がなります。
純白な可憐の花が実をつけ、熟すと結構派手めです。




1つの実には、径が4,5mmの大きな種が数粒入っています。
始めて播いてみますが、液果なので洗った後に直ちに播きました。




以前、種から育てる山野草3でヤマユリの温度処理の紹介をしました。
その際に、「温度処理区の鉢は発芽したのですが、
採り播きした鉢や低温湿潤処理した鉢はまだ芽が出ていません。」
と紹介しましたが、ようやく9月中旬から発芽が見られ始めました。
昨年、11月19日に取り播きした50粒にうち6本の葉が見られます。




ちなみに、温度処理をした鉢の株はこのように大きくなりました。
温度処理とはこのようにしました。
「11月19日:採種、11月21日:冬条件、1月13日:春条件
2月1日:夏条件、3月1日:冬条件、3月20日:播種」


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秋の食材三昧

2011年10月10日 | 食材
秋は山にも野にも田んぼにも美味しい食材がどっさりです。
今日は体育の日、身体を動かして、美味しいもの食べて、
健康であることに感謝しながら秋を満喫しました。
信州の数ある秋の食材のうち3品を紹介します。





なんといっても存在感抜群の秋のキング「まつたけ」です。
今年はまつたけの収穫が少ないそうです。
上田市近辺にはまつたけ料理を食べさせてくれるまつたけ小屋がたくさんあります。
コースで5000円から、あとは財布と相談でお好み次第です。




田には稲穂がたわわに稔っていますが・・・
主役は意識的にぼかし気味に写した「いなご」です。
いなごは信州では貴重なタンパク源でした。
一時期めっきり減ったいなごも最近は低農薬効果で勢力を回復しました。
飛ぶいなごを素手でつかみ、それぞれが工夫した容器に集めます。
家に帰って、さっと茹でて天日で干します。
それを好みの味付けで佃煮にしていただくのです。


 

これが、いなごの佃煮で、絶品に仕上がりました。
まつたけは自分では採れないとあきらめていますが・・・・
いなごは、運動能力さえいなごを上回ればとることができます。
ところで、隣の画像の看板はいかにも信州らしいのですがお気づきでしょうか。
今日登った独鈷山(とっこざん:1622m)の登り口に立てられていました。
「地蜂」をとることを禁じており、思わず笑ってしまいました。
実は、信州では地蜂は極上の食材なのです。




デザートは山のあまーい木の実、アケビです。
山でのあけびの食べ方があります。
まず、実を割って中のおいしいゼリーを口に含み、チュパ・チュパして甘さを味合います。
堪能したら、口に残った黒い実を思いっきりあたり一面に吹き飛ばします。
こうして、実を拡散し子孫が芽生えるチャンスを広げるのです。



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御神木

2011年10月08日 | 樹木
東御市和(とうみしかのう)に栗林という地区があります。
集落の裏手から下ってくる途中、屋根越しになんとも厳かな「神」と「舎利」が見えたのです。
いさんでその方向へ向かいました。
盆栽などで、枝や幹の一部分が枯れ、白色の木質部分が剥き出しになった状態の樹を見ることがあります。
枝で起こったものを神(ジン)といい、幹で起こったものを舎利(シャリ)と呼びます。





家の角を曲がり出会ったその樹は、幹から神々しい光をはなっておりました。




陽を背にして見上げてみました。
こんな近場に、神と舎利をもつ銘木があろうとは、ため息をついてしまいました。
近くの方に聞いてみたところ「もろんぼ」という樹だと教えてくれました。
以前、家に倒れてくると危ないので枝を切り始めたところ、硬すぎて止めたそうです。
神や舎利の様、硬い樹、上方の葉ぶりからネズミサシかなと見当をつけました。
案の定、「もろんぼ」はネズミサシの方言名であるとの記事にたどり着きました。
ネズミサシはネズ、ムロ、モロノキなどとも呼ばれています。
成長が遅く材が緻密で、針葉樹の中では最も重い幹比重(0.54)だそうです。
園芸上では杜松(としょう)と呼ばれ、盆栽に仕立てられています。




祠には屋敷神様が祀られているそうです。
そして、幹にはいくつもの洞(ほら)状の小さなすき間があります。
そこは虫たちの絶好の住み家となっているようです。
右下の株元は樹皮の色がやや異なっています。




ニホンミツバチが激しく出入りしているうちに樹皮が剥がれてきたのでしょうか。




そしてこちらはスズメバチです。
お隣さんどうし、互いを干渉せず忙しく働いているようです。
なんとも不思議な光景でした。
やはり、御神木の威光によるものなのでしょうか。

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