上田市民の山として親しまれている『太郎山』は標高は1,164mの里山です。
今の時期は、たくさんの種類の白い花が山を装います。
登山道は、地元の皆さんのおかげで、大変に良く整備されております。
表山道コースは、ほぼ一丁おきに建てられているお地蔵さんに励まされて登ります。
画像は裏山道コースの入り口で、山頂まで約1時間のお手頃コースです。
太郎山にはたくさんの楽しみがありますが、そのうちの一つは樹木観察です。
画像のような樹の説明板があり、山頂までに100以上が取り付けられています。
表示のついた樹を探し、名前や特徴を憶えたり写真を撮って楽しめます。
標示板には「わがまち魅力アップ応援事業 上田自然に親しむ会」とあります。
上田自然に親しむ会の皆様ありがとうございます。
もっともっと標示板を増やしていただけることをお願いします。
画像の白花4種類は、いずれもスイカズラ科のガマズミ属で、今が花の盛りです。
樹についた名札を頼りに、調べておいた各種類の特徴を比較してみました。
花では、「オトコヨウゾメ」が他の3種との見分けは容易でした。
葉の形は、「ガマズミ」が広卵形か卵形で「ミヤマガマズミ」が倒卵状形とあります。
それに近い葉を写真に撮りましたが、どの葉もそうというわけではなく、難しいです。
「コバノガマズミ」は葉柄が数ミリと短いとのことで、これは見分けには有効な特徴でした。
また、オトコヨウゾメの葉柄も短く、ガマズミの1cm以上との差は歴然です。
ガマズミとミヤマガマズミの見分けですが、毛を比較してみました。
ガマズミは葉の両面に毛が多く、長い毛や短い星状の毛があり、ざらつくとのことです。
ミヤマガマズミは毛が少なく、葉柄や葉の裏面の葉脈上に長い絹毛があるとのことです。
毛の濃い薄いは、株による違いがあるようですし、毛は小さくて老眼の私には難関です。
オトコヨウゾメは毛が少なく、触ってみるとツルツルして肌触りがいいです。
コバノガマズミには托葉(赤い矢印)があり、他との見分けのポイントです。
黒い矢印は腺点ですが、ガマズミ属は葉裏の基部に2,3個が見られるそうです。
ガマズミは葉裏全面に細かい腺点があるとのことで、それらしき葉を探しました。
名前に『ウツギ』と付く樹は種類が多くてややこしく、おぼえるのは容易でありません。
画像の「ツクバネウツギ」はスイカズラ科、5枚のガクが羽根突きの羽根に見えます。
「ヒメウツギ」か「ウツギ」か迷ったのですが、当地で今咲くのはヒメウツギでしょう。
「ミツバウツギ」はミツバウツギ科で、葉も花も特徴があります。
「カマツカ」はバラ科で名前にウツギはつきませんが、ややカマズミっぽい花です。
花も葉もかなり異なりますので、頭の整理さえつけば見分けられそうですが、はて?
「ウツギ」と「ヒメウツギ」は、これからじっくりと観察します。
ウツギは葉に星状毛が密生してざらつき、花期は5-6月、雄しべの翼が発達し四角い。
ヒメウツギは葉の毛が少なく、花期は4-5月、雄しべの翼の先が長くのびるとのこと。
画像中のウツギは名札がついていまして、たくさんの短い星形の毛がはえていました。
「ウツギ」はアジサイ科(ユキノシタ科)のウツギ属です。
画像は、アジサイ科で花の咲いていない仲間や、ウツギが名前につく太郎山の樹木です。
「コゴメウツギ」はバラ科で、「バイカウツギ」はアジサイ科です。
「ニワトコ」はスイカズラ科でガマズミと同じ科の仲間です。
「ノリウツギ」「ヤマアジサイ」「タマアジサイ」はアジサイ科(ユキノシタ科)です。
山頂付近には見上げる高さに白い花を風に揺らして咲いている樹がありました。
モクセイ科の「アオダモ」とバラ科ウワミズザクラ属の「ウワミズザクラ」です。
神社の鳥居付近の広場に「マルバアオダモ」の名札がかかっています。
画像の花は、その樹ではありませんが、葉には鋸歯がありませんでした。
アオダモには葉の縁に細かいギザギザがあるとのことなので、マルバアオダモでしょうか。
裏山道は途中に『金明水』と名付けられた湧き水があり、渇いた咽を潤してくれます。
その上にもう1か所湧き水があり、付近のニリンソウがまだ白い花をつけています。
道脇の「エゾノタチツボスミレ(白花)」「クルマバソウ」「チゴユリ」が目にとまります。
真夏並みに気温の上がった5月の末、白花を追っかけ、のどはカラカラです。
カメラに納めた画像の整理を終え、自己満足して飲むビールは格別です。今日も最高。
今の時期は、たくさんの種類の白い花が山を装います。
登山道は、地元の皆さんのおかげで、大変に良く整備されております。
表山道コースは、ほぼ一丁おきに建てられているお地蔵さんに励まされて登ります。
画像は裏山道コースの入り口で、山頂まで約1時間のお手頃コースです。
太郎山にはたくさんの楽しみがありますが、そのうちの一つは樹木観察です。
画像のような樹の説明板があり、山頂までに100以上が取り付けられています。
表示のついた樹を探し、名前や特徴を憶えたり写真を撮って楽しめます。
標示板には「わがまち魅力アップ応援事業 上田自然に親しむ会」とあります。
上田自然に親しむ会の皆様ありがとうございます。
もっともっと標示板を増やしていただけることをお願いします。
画像の白花4種類は、いずれもスイカズラ科のガマズミ属で、今が花の盛りです。
樹についた名札を頼りに、調べておいた各種類の特徴を比較してみました。
花では、「オトコヨウゾメ」が他の3種との見分けは容易でした。
葉の形は、「ガマズミ」が広卵形か卵形で「ミヤマガマズミ」が倒卵状形とあります。
それに近い葉を写真に撮りましたが、どの葉もそうというわけではなく、難しいです。
「コバノガマズミ」は葉柄が数ミリと短いとのことで、これは見分けには有効な特徴でした。
また、オトコヨウゾメの葉柄も短く、ガマズミの1cm以上との差は歴然です。
ガマズミとミヤマガマズミの見分けですが、毛を比較してみました。
ガマズミは葉の両面に毛が多く、長い毛や短い星状の毛があり、ざらつくとのことです。
ミヤマガマズミは毛が少なく、葉柄や葉の裏面の葉脈上に長い絹毛があるとのことです。
毛の濃い薄いは、株による違いがあるようですし、毛は小さくて老眼の私には難関です。
オトコヨウゾメは毛が少なく、触ってみるとツルツルして肌触りがいいです。
コバノガマズミには托葉(赤い矢印)があり、他との見分けのポイントです。
黒い矢印は腺点ですが、ガマズミ属は葉裏の基部に2,3個が見られるそうです。
ガマズミは葉裏全面に細かい腺点があるとのことで、それらしき葉を探しました。
名前に『ウツギ』と付く樹は種類が多くてややこしく、おぼえるのは容易でありません。
画像の「ツクバネウツギ」はスイカズラ科、5枚のガクが羽根突きの羽根に見えます。
「ヒメウツギ」か「ウツギ」か迷ったのですが、当地で今咲くのはヒメウツギでしょう。
「ミツバウツギ」はミツバウツギ科で、葉も花も特徴があります。
「カマツカ」はバラ科で名前にウツギはつきませんが、ややカマズミっぽい花です。
花も葉もかなり異なりますので、頭の整理さえつけば見分けられそうですが、はて?
「ウツギ」と「ヒメウツギ」は、これからじっくりと観察します。
ウツギは葉に星状毛が密生してざらつき、花期は5-6月、雄しべの翼が発達し四角い。
ヒメウツギは葉の毛が少なく、花期は4-5月、雄しべの翼の先が長くのびるとのこと。
画像中のウツギは名札がついていまして、たくさんの短い星形の毛がはえていました。
「ウツギ」はアジサイ科(ユキノシタ科)のウツギ属です。
画像は、アジサイ科で花の咲いていない仲間や、ウツギが名前につく太郎山の樹木です。
「コゴメウツギ」はバラ科で、「バイカウツギ」はアジサイ科です。
「ニワトコ」はスイカズラ科でガマズミと同じ科の仲間です。
「ノリウツギ」「ヤマアジサイ」「タマアジサイ」はアジサイ科(ユキノシタ科)です。
山頂付近には見上げる高さに白い花を風に揺らして咲いている樹がありました。
モクセイ科の「アオダモ」とバラ科ウワミズザクラ属の「ウワミズザクラ」です。
神社の鳥居付近の広場に「マルバアオダモ」の名札がかかっています。
画像の花は、その樹ではありませんが、葉には鋸歯がありませんでした。
アオダモには葉の縁に細かいギザギザがあるとのことなので、マルバアオダモでしょうか。
裏山道は途中に『金明水』と名付けられた湧き水があり、渇いた咽を潤してくれます。
その上にもう1か所湧き水があり、付近のニリンソウがまだ白い花をつけています。
道脇の「エゾノタチツボスミレ(白花)」「クルマバソウ」「チゴユリ」が目にとまります。
真夏並みに気温の上がった5月の末、白花を追っかけ、のどはカラカラです。
カメラに納めた画像の整理を終え、自己満足して飲むビールは格別です。今日も最高。