信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

湯の丸高原花便り7.24

2015年07月24日 | 山野草

霧の深山に控えめな花を咲かせるスイカズラ科の「ミヤマシグレ」です。
赤色の萼にわずかな白花と雄しべをのぞかせ、開花の証拠にハナバチが訪れています。


緑白色の花を房状に多数つける「バイケイソウ」が見頃になりました。
名の由来は、花がウメ、葉がケイランに似ていることからついたそうです。


夏休みに入り、グループに分かれた子供達が地図を片手に林間学校、山は賑やかです。
ついついお節介、コマクサ園の脇で花の名前などを押し売り、感動あり、無視もあり。


子供達が帰り静かになった夕刻、巣立ち間際のホシガラスが飛行訓練です。
コマクサ園の柵は、ホシガラスの休憩所に役目替えです。


名残の花:ギンリョウソウ、グンナイフウロ、ゴゼンタチバナ、テガタチドリなど。
見頃の花:アオヤギソウ、アカミノイヌツゲ、アヤメ、イタドリ、イブキジャコウソウ、
イワオトギリ、ウスユキソウ、ウツボグサ、オオヤマフスマ、オノエイタドリ、オンタデ、
カラマツソウ、クガイソウ、グンバイヅル、コキンレイカ、コバノイチヤクソウ、コマクサ、
シテンクモキリ、シモツケ、シモツケソウ、シャジクソウ、シュロソウ、シラタマノキ、
タカトウダイ、チダケサシ、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、ノギラン、ノハナショウブ、
バイケイソウ、ハクサンフウロ、ホソバノキソチドリ、マルバダケブキ、ミヤマウド、
ミヤマフタバラン、ムカゴトラノオ、ヤマトキソウ、ヤマブキショウマ、ヤマホタルブクロ、
リンネソウ、ワレモコウなど。
はしりの花:アキノキリンソウ、エゾカワラナデシコ、オオヤマサギソウ、クルマユリ、
シシウド、ツリガネニンジン、ノアザミ、ヒメシャジン、ホタルサイコ、マツムシソウ、
ミヤマシグレ、ミヤマホツツジ、モウセンゴケ、ヤナギラン、ヨツバヒヨドリなど。

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八ヶ岳北麓気になる花

2015年07月20日 | 山野草

シダのような葉に白い花を咲かせる「オサバグサ」が山道わきに咲いています。
3連休中日の7月19日、花は終わりに近く、実を結び始めています。
ケシ科の植物で、シダ似の葉を織機の筬(おさ)に見立て「筬葉草」だそうです。


ラン科ではお馴染みのツレサギソウ属2種と「イチヨウソウ」が花盛りです。
ホソバノキソチドリとキソチドリは似ていますが、側花弁や葉の付き方で見分けています。


コメツガの原生林に生えた「コイチヤクソウ」が、もうすぐ花を開かせるところです。
常緑の多年草で、花柄の片側にかわいい白い花を10個ほどつけます。


分かりにくい画像ですが、「イトイ」(糸藺)というイグサ科の植物です。
亜高山の岩場にひっそりと神秘的な白花を咲かせる人気の花です。


幸運にも幻の名花になりつつある「ニョホウチドリ」に出会うことができました。
花の盛りは過ぎていましたが、わずかに花を残して待っていてくれました。
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湯の丸高原花便り7.11

2015年07月11日 | 山野草

7月10日湯の丸高原一帯は久しぶりの青空、満開のアヤメにもようやく日が射しました。


昆虫たちは蜜集めに大忙し、ハナバチがグンナイフウロの花を目指して集まってきます。


雄しべや雌しべにしがみつき、蜜を吸いこむハナバチは大満足です。
グンナイフウロも無事に受粉ができそうな状況、まずはひと安心でしょう。


ハクサンシャクナゲの花にも蜜を求めてたくさんの昆虫が集まっています。
花弁内側の緑の斑点が蜜標でその奥が蜜、雄しべに触りまくっての吸蜜です。


今が盛りのテガタチドリの花にとまるキアゲハです。
吸蜜の様子はなく、久しぶりの日の光をたっぷりと翅に浴びています。


名残の花:イワカガミ、サラサドウダン、スズラン、キバナノコマノツメ、ハクサンチドリ、
 ツマトリソウ、クロマメノキ、ヒメシャクナゲ、ヒメイズイ、ナナカマド、オガラバナなど。
見頃の花:コマクサ、アヤメ、テガタチドリ、グンナイフウロ、カラマツソウ、シャジクソウ、
 イチヨウラン、シテンクモキリ、タカネサギソウ、オオヤマフスマ、ミネヤナギ、コケモモ、
 ウツギ、オンタデ、ゴゼンタチバナ、ウマノアシガタ、ミヤママタタビ、ギンリョウソウ、
 シュロソウ、ハクサンシャクナゲ、ヤマハタザオ、リンネソウ、グンバイヅルなど。
はしりの花:ウツボグサ、ワレモコウ、ハクサンフウロ、ヤマオダマキ、コメツツジなど。
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芋虫・毛虫

2015年07月04日 | 動物

昨年8月24日のセスジスズメ芋虫記に登場した、いもむしプウです。
他にクウとムウが登場し、発泡スチロールの巣で蛹になりました。


そして、待ちに待ったステルス戦闘機のようなかっこいい姿を見せてくれました。
プウなのかクウなのか、あるいはムウなのかは分かりません。
昼間は一冬過ごした発泡スチロールの巣で待機、暗くなってから発進したようです。


こちらは毛虫、果樹農家の大敵「クスサン」素手ではとてもさわれません
通称シラガダユウ、長い白い毛に覆われた毛虫で、かなりの大物で大食いです。


嫌われ者ですが、透明感のあるブルーの目模様には魅せられます。
とはいえ、毛虫嫌いの方にこの毛際のアップは我慢できないかもしれません。


そこで、すがすがしい画像を1枚載せました。
今週の月曜日、梅雨の合間の絶好の日に烏帽子岳山頂の標柱がリニューアルです。
新標柱と役目を終えて背負われた旧標柱が偶然にも並びバトンタッチです。
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