信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

暑い夏には嬬恋清水

2012年08月25日 | 自然
連日猛暑が続いています。
今日は鳥居峠からのコースを歩き、神秘の冷水を湧出する四阿山に行ってきました。
まずは、標高2,354mの山頂に祀られている信州祠祀と上州祠にお詣りをしました。





帰りの山道から脇道を120m下ると、神秘の冷水が絶えることなく湧き出ています。
この分岐点からは上州祠が見えるほど山頂までは僅かな距離です。
これだけの面積に貯えた水が絶えることなく湧き出す嬬恋清水はまさに神秘です。
いったい万年の水をどこに蓄えているのでしょうか。




嬬恋村の案内板によると標高2179mに位置し、関東最高地点の湧水だそうです。
早速、冷水で手と顔の汗を流すと毛穴がしまる冷たさです。
手ですくって口に含みごくっと飲み込みました。
冷水が食道を流れ落ち胃まで冷たさがしみこんで胃の型が感じられます。




子供の頃、夏の清水に手を入れ我慢比べをしました。
それを思い出して挑戦してみました。
6秒でギブアップ、痛さが凍み込み、とても我慢ができません。




今年はキノコがよくでています。
これは、チチタケです。
この辺りでは、チイボコといいます。
煮物に入れると、濃厚なだしが出て夏のキノコの王様でしょうか。
標高1300m付近ではお盆頃に出ますが、この辺りは標高1800m程度です。




帰り際、妻が私の靴ひもの異常を発見しました。
君は誰。

 

靴からズボン、シャツと、私の顔に向かって登ってきます。
シャッターを押し続けたのですが、活動的で動きが速すぎピントが合わせられません。
なんともマンガチックな愛嬌のある虫君です。
いったい君は誰。


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お盆に似合うハスの花

2012年08月19日 | 植物
ご先祖様をお迎えしたにぎやかなお盆も終わり、いつもの生活に戻りました。
お盆前、たまたま通った道すがら、信濃国分寺のハスの花に出会いました。
今日は、花後の実の付き具合を見に行ってきました。





信濃国分寺の北側に、ピンクのハスの花が見事に咲いています。
庭の松越しには、本堂の瓦屋根や重要文化財三重塔の九輪などが見えます。
ハス(蓮)と聞いて連想するイメージは、やはりお寺です。
泥の中に根を張りながら美しい花を咲かせる姿から、仏教では「蓮華」と敬われています。
仏像は蓮台に座しますし、日蓮は南無妙法蓮華経を唱えることを教えました。
また、 一蓮托生は仏教から生まれた言葉の一つだそうです。




ハスの花ですが、ピンクの花弁、中央には黄緑の花托、周囲の黄色が雄しべです。
花托にはいくつかの黒い点が見えますが、これは雌しべの受粉が終わった状態です。
じょうろの口を「ハス口」といいますが、それはハスの花托に由来しています。
かってのブリキ製のじょうろはハスの花托そのものでした。
ハスの花托を見ると、小学校の花壇に水をやったブリキのじょうろを思い出します。




実ができています。
牧野博士は、「ハスは蜂巣(ハチス)の略で、
果実の入った花托のようすが蜂の巣のようであるからである」としています。




春に我が家の柿の木についていた蜂の巣です。
生み付けられた卵が幼虫になった様は感心するほどよく似ています。




これがハスの種です。
こぼれおちそうな1個を割ってみました。
幅は5mm、長さが18mmほどの大きな実です。
実が青いうちは生で食べられるそうです。
黒くなった実は茹でて食べるそうです。
一度は食べてみたいのですが、お寺様の蓮ではもったいなくて。
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旬の里の花、高原の花

2012年08月11日 | 植物
今年の気温は平年に比べ、昼は高めに夜は低め傾向です。
また、降雨には適度に恵まれており、夏の植物には好適な条件のようです。





里ではイネの穂が出てきました。
この辺りでは例年8月12日頃がコシヒカリの出穂期ですが、今年は4日ほど早めです。




これがイネの花です。
左側がコシヒカリで右側がモチ用の品種です。
イネは目立たずに純白な小さな花を数時間開かせます。
今年は見逃すことなく元気に踊る花たちに出会うことができました。
イネは風によって受粉を行い、美味しいお米を稔らせます。




ヤナギランの花を見たくて高峰高原に登ってきました。
車で40分ほどで、高原の優しい涼風に出会えます。
夏の高峰高原にはヤナギランがよく似合います。




イブキスズメ(スズメガ科)の幼虫がヤナギランの葉をお腹いっぱいに食べています。
幼虫の食草はヤナギラン、カワラマツバ、そしてマツムシソウです。
高峰高原にはいずれも多くが植生しているのですが、この成虫はまだ見ていません。
幼虫も今日が始めてで、妻が見つけてくれました。
お手柄です。




峠の広場にはヒメシャジン、シャジクソウ、ホタルサイコ、ハクサンフウロウ、
ムカゴトラノオ、ノアザミなど小さな夏の花々が咲き競っています。
また、近くのマツムシソウやマルバダケブキにはハチや蝶が蜜を求めて群がっています。
受粉を助けてもらって、たくさんの実をつけてください。
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夏本番人も花も虫も熱い

2012年08月05日 | 風景
水泳男子・女子ともメドレーリレーはハラハラドキドキのすばらしい熱い闘いでした。
暑い夏は、熱さで吹き飛ばすのが一番です。





昨日は当市の夏祭り、「東御どすこいSANSAN(サンサン)」でした。
「どすこい」の由来は、当市が名力士「雷電爲右エ門」の出身地であることによります。
58連(チーム)4千人が商店街の目抜き通りを熱く踊り抜きました。
私の所属する常田連は子供から熟年まで約200人の参加です。
休憩時間には水分補給でビールをいただき、快調に踊りまくりました。
とはいうものの・・・・、足はつり気味、息は上がり気味でした。




家庭菜園では、ヒマワリが花盛りです。
真夏の太陽に向かって花を広げるヒマワリはエネルギッシュな花です。
大きければ大きいほど、夏の花としての圧倒的な存在感があります。
ここに借りている畑は広いので、大きくなる品種を植え込んで楽しんでいます。
秋には実を収穫して野鳥のえさにします。




虫たちも真夏の熱い戦いを繰り広げ、えさ場争いの真っ最中です。
オオムラサキとアオカナブンが仲良くクヌギの樹液をごちそうになっていました。
そこに、オオスズメバチが割って入り込んできたのです。
オオムラサキは大きな羽を羽ばたかせてオオスズメバチをこづきました。
オオスズメバチはひるみそうになりながらも、アオカナブンに威嚇を始めました。
この後、アオカナブンは下に落とされてしまいました。
オオムラサキは相変わらず長い舌(口吻:こうふん)で樹液を吸っています。
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