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水彩画家丸山晩霞(ばんか:1867~1942)の自宅兼アトリエの「羽衣荘」です。
晩霞は植物に関する知見が高く、各国から植物を集めて育てていたようです。
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羽衣荘の名の由来の樹なのか、「ハゴロモガシワ」と言われる樹は健在です。
「昭和七年三月指定 天然記念物羽衣檞長野県」と石碑には刻まれています。
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深い切れ込みの細長い葉が垂れ気味につき、天女の羽衣を思わせます。
古くから伝わる園芸品種とのことですが、情報が少なく、よくわかりません。
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保存会の役員さんに、ハゴロモガシワの落ち葉を2枚いただきました。
葉は長さが25cmほど、切れ込みは十数裂で先端は細く尖ります。
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羽衣荘から数百m上ると、城山を望む位置に東御市祢津の西宮公民館があります。
その公民館の脇に、以前から大変に気になっていた針葉樹があります。
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葉はアカマツのように、針状で2本ずつ束生しています。
幹はプラタナスに似た鹿の子まだら模様で美しく、不思議な感じのする樹です。
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地元の方もほとんどが、「何気なく見ていた」とおっしゃいます。
先月ようやく、「晩歌が朝鮮半島から持ち帰った樹だ」と教えていただきました。
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クレソンとも呼ばれるオランダガラシ、この辺りでは今が花の盛りです。
別名をバンカゼリともいい、これも挽歌ゆかりの植物と伝えられています。