信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

コンロンソウはてな株

2024年06月01日 | 山野草

山で出会ったこの花、コンロンソウかと思ったのですが?
ヒロハコンロンソウの名も頭の隅をよぎる“はてな株”です。


両者はふつう葉で容易に見分けられ、細めで先が尖る葉はコンロンソウです。
ヒロハコンロンソウは丸みのある葉です。


“はてな株”は葉が細くて尖り気味、ですが、ヒロハ・・の雰囲気もあります。


そこで、葉の形以外の見分け方を調べてみると、いくつかありました。
忘れないうちに、写真をとっておくことにしました。


葉の裏の毛ですが、コンロンソウは毛が密生しています。
“はてな株”は側脈の上に剛毛がわずかに見える程度です。


葉柄の基部は、“はてな株”が明瞭に茎を抱いています。


果実(長角果)の毛の有無もはっきりと見分けられます。
これらの結果から、“はてな株”はヒロハコンロンソウと確信しました。


5月下旬の野山の花、山のズミは今が花の盛りです。
メグスリノキはムクロジ科ですのでカエデの仲間、似た花をつけます。


ヤマクワガタは茎の毛が開出し、クワガタは曲がります。
ラショウモンカズラは見事な花を咲かせますが、名の由来は不気味です。


水辺の花のタチカメバソウ、茎が直立で送出枝がなく、花序は分かれて2個です。
似たツルカメバソウは、花茎が倒れ、葉腋から送出枝を出し、花序は1個です。
緑が覆う清流に真紅の花を咲かせるクリンソウ、癒しのエリアです。
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