信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

釣船草の芋虫を招く2

2015年10月31日 | 動物

菜園の隅に咲いたツリフネソウの葉を食べる、ベニスズメの幼虫と思われる芋虫です。
たくさんの芋虫くんの中から、10月7日にランくんとリンくんをお招きしました。


蛹になる準備でしょうか、12日にランくんがツリフネソウの葉を身にまといました。
14日にはリンくんが寝床がわりに入れてやった園芸用土にもぐり込みました。


菜園のツリフネソウに残した仲間の芋虫達は、つゆ霜にあたりながら頑張っています。
その中から16日にお招きしたのは、画像上からリクくん、ソラくん、ウミくんです。


ウミくんは19日に土にもぐり、リクくんは22日に裸のままで蛹になりました。
画像左側の物体は、リクくんが蛹になる前に脱ぎ捨てた皮と思われます。


13日のリンくんの食事に使ったツリフネソウの葉に赤ちゃん芋虫がついてきました。
身体は緑色、体長は12mmほどの可愛い芋虫、名をハナとつけました。


18日には、ハナくんより大きい身体の友達がお目見えで、ミミと名付けました。
大先輩のウミくんと背比べ、画像上からウミくん、ハナくん、ミミくんの順です。


飼育箱に入り約2週間のハナくん、蛹になる場所探しか、親しんだ箱から逃亡です。
26日のこの日、リラックスして顔を伸ばすと8cmほどの大きさになっていました。


翌日の27日、いよいよ蛹になる準備に入りました。
早朝、ツリフネソウの葉に糸をかけ始め、夕方にはすっかり身を隠しました。


ようやく全員が無事に蛹になりましたので、発砲スチロール箱のふたを閉めました。
今日は10月31日、これから冬ごもりに入り来春の羽化を待ちます。

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釣船草の芋虫を招く

2015年10月24日 | 山野草

どこから来たのか?、家庭菜園の隅にツリフネソウが芽を出し、花を咲かせました。
ツリフネソウ属の学名はインパチェンス、これは『我慢できない』という意味だとか。
ツリフネソウによく似たキツリフネの学名はインパチェンス ノリタンゲレというそうです。
ノリタンゲレの意味は、『私に触らないで』だそうで、いやはやなんとも。


花を目指してたくさんのハナバチが訪れていますが、トラマルハナバチでしょうか。
ツリフネソウの花は長い筒状で、端がくるっと巻かれ、そこに蜜をたくさん貯めています。
トラマルハナバチは花の奥までもぐり込め、長い舌で蜜をご馳走になることができます。
蜜のお礼に、花の入口上にあるおしべから出る花粉を背中につけて他の花に運びます。



ハナバチのおかげで受粉が成立し、たくさんの果実が稔りました。
果実は、熟すとたっぷり水分を含んで膨張し、耐えられなくなるとはじけます。
また、稔った果実は触ることによってもはじけ、これらが名の由来となっているようです。
子供の頃、果実をつまみ種をはじいて遊んだホウセンカもツリフネソウ属の植物です。



果実に圧力がかかると、2,3層になっている果実の壁が、突然、内側に巻き込まれます。
その際、果実は5つに割れ、そのはじける力で種子が飛び出し、2~3mほどとばします。
『我慢できないので私に触らないで』を思い出し、指先で果実をつまんで楽しんでいます。



そのツリフネソウに奇っ怪な生物を発見しました。


ベニスズメの幼虫でしょうか、早速、家に招き入れ、芋虫と遊ぼうと思います。
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三方ヶ峰秋模様

2015年10月17日 | 風景

12日(月)には鳥の水場に数ミリの厚さの氷が張りました。


名残り花のマツムシソウ、イワインチン、ヤマラッキョウです。


紅葉は里山に向かってどんどん進んでおり、秋本番となりました。


ホシガラスが逆さになり、大好物のゴヨウマツの実をむさぼっています。


まつぼっくりは秋になるとカサを開き、丸々と太った種子を出します。
種子は、長さ10mm、幅、厚さともに5mm程の大きさ、食べでも栄養も十分です。
写真を撮り終わった種子は、芽を出すことを願って土に播いてやりました。


標高2,000mの鏡池は、山の秋模様を湖面に映しています。
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キノコの話

2015年10月11日 | 自然

お馴染みのクリタケ、クリやナラの切り株などの上に群生する美味しいキノコです。
クリタケと間違え中毒をおこすのはニガクリタケで、死亡例もあるようです。
見分けはカサの色、クリタケはレンガ色、ニガクリタケはくすんだ黄色味がかっています。
また、ニガクリタケは名のとおり、噛むと強い苦味を感じます。


左はシロオニタケで食毒は不明、見た目が目立ち、間違えて食べることはなさそうです。
右はカヤタケで食べられますが、猛毒のドクササコにやや似ていますので、要注意です。
中毒症状は、チンチンの先が焼け火箸を押しつけられた痛みに1ヶ月も悩まされるとか。


このキノコはニセアブラシメジ、香りがとてもよく、煮物・吸物によく合います。
いかに美味しいキノコでも、シカの糞に囲まれていては、ちょっと手が出ません。
その糞の中に、半透明の白く細長い柄の先に丸いカサをつけたキノコが見えます。


担子菌のヒトヨタケの仲間のキノコのようで、シカの糞から生え出しています。
糞の中にはたくさんの菌が生を営んでおり、このような菌を糞生菌というそうです。
担子菌は糞中のセルロースを利用しますので、糞の分解に一役を担っています。
キノコが出した胞子は草に付き、その草を動物が食べ、お腹をとおり糞になります。
胞子はお腹の中で発芽条件を整え、地上に落とされた糞中で発芽してキノコを作ります。
生を次の世代につなぐ菌の戦略、そして森をつくる自然界の仕組みの一端が見えます。


10月10日、蛇骨岳からの浅間山、化粧まわしを黄金色に染め始めております。
この日は煙は見えず、穏やかな山容でしたが、依然として噴火の警戒レベルは2です。
レベル2は、2km以上離れた黒斑山などの外輪山から浅間山を望むことは可能です。
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秋の眺望

2015年10月04日 | 

篭ノ登山(2,228m)の10月3日土曜日はすばらしい秋晴れとなりました。
たくさんの登山者は360度の眺望に大興奮、子供達はマイペースで遊びに夢中です。


日本の標高ナンバー3が一望です。(この画像は残念ながら不鮮明)
1位:富士山(3,776m)、2位:北岳(3,193m)、3位:奥穂高岳(3,190m)です。
また、槍ヶ岳は3,180mで5位、他に御嶽山や乗鞍岳なども見えています。


西を見ると、湯の丸山の背景に北アルプスの連山がそびえています。


北には横手山や本白根が間近にせまり、その下に見える湖は嬬恋村の田代湖です。


遙か遠くには滅多にみることのない、燧ヶ岳や男体山も鮮明に望めます。
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