信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

4年ぶり志賀雪の回廊

2023年04月29日 | 自然

4年ぶりに志賀草津高原ルート・雪の回廊ウォーキングが25日に開かれました。
Aコースが6班、Cコースのリフトで登る横手山まわりが3班のようです。


私共は志賀高原陽坂から山田峠駐車場までの9km徒歩コースのA-2班です。
担当のガイドさんは、志賀高原一帯を知り尽くす桜井さんです。


陽坂のゲートが開きA-1班が出発すると、報道陣がカメラを一斉に向けます。


この日の道路は歩行者天国、道路いっぱいに広がって自然を楽しみます。


標高2000m地点、正面の山は横手山、右手建物の横が「横手山のぞき」です。


カラマツの小枝にホシガラスが、奥の山並みは北信五岳です。


標高2152mの渋峠の気温は2℃、ホテルの玄関前で「おこみん」が接待中です。
昼食は志賀高原名産の根曲がりダケづくし、ごはんはおかわり自由です。


スキー場の渋峠エリア、6月まの滑走がウリですが、今年は?だとか。


渋峠から標高で20m登ると標高2172mの日本国道最高地点です。
そこからわずか歩くと、「ゴールまであと2km」です。


雪の回廊に到着、今年は雪が少なく、最高点で4mほどでした。
心配された天気は持ち、名ガイドさんの案内で楽しいウオークキングでした。
翌日の26日は車両の開通式でしたが、夜半に雪が積もり延期されました。
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栃木&茨木へ春の花旅

2023年04月22日 | 旅行

バスツアーで、春の花見に行ってきました。


花見の始めはいちごの里ファーム、眩しい純白のいちごの花です。
実もたわわ、ミツバチさんのおかげです。


栃木名産のいちご5品種の食べ比べ、大満足です。


あしかがフラワーパーク、長年の念願だった藤の花に出会えました。


圧倒されます。


藤の移植について以下のようなことが書かれています。
1991年足利市中心部にあった藤棚が町の再開発のため移動が余儀なくなった。
しかし、幹の直径が1m以上の藤は、移植の成功例がなかった。
何年も移植の方法を模索し、1994年にようやく移植の準備が開始された。
延べ2000名の人々の努力と、諦めない気持ちにより1996年に移植された。


これからが見頃、80mの白藤のトンネルはみごとなことでしょう。


花房の長さは最大180cmとか、今は半分ぐらいの長さです。


やさしいうす紅色の半円状の棚です。


巨大なスクリーンの紫藤と香り立つジャコウフジです。


黄色や白色の花コーナー、ツツジにシャクナゲ、春の花々らんまんです。


ひたち海浜公園のみはらしの丘は、ネモフィラ目当ての人々でいっぱいです。


ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属の総称で、いくつかの種類があるそうです。
1年草で、花の開花期期は4月~5月、青紫色に混じって白色の花もありました。
花はオオイヌノフグリ(オオバコ科)に似ますが、葉が全く違います。


見渡す限りの空色のネモフィラ、晴れていれば空とつながることでしょう。


見学時間は2時間半、園は広大でたまごの森を出てからは小走りでした。
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氷風穴周辺植物観察会

2023年04月15日 | 山野草

小諸市の氷地区にある氷風穴(こおりふうけつ)の里に大勢が集まりました。
4月9日、氷風穴の里保存会主催の氷風穴周辺の植物観察会です。


風穴は天然の冷蔵庫、風穴の外は10℃、中は8℃、下の小屋の中は0℃でした。
岩の隙間を冷気が流れる風穴地帯は、独特の植物相を成しています。


風穴周辺の標高は650mほどですが、ミヤマエンレイソウが咲いています。
この辺りでミヤマエンレイソウは、標高1000m以上で見られる植物です。


風穴跡のまわりにニリンソウが咲き始めました。


斜面にはたくさんのウスバサイシンが群生し、どの株も花盛りです。
ヒメギフチョウが産卵に訪れるのではとキョロキョロ、残念、いないそうです。


1号風穴のそばに落ちていたオヒョウの枯葉とその周辺に咲いていた2種です。


先生の解説に樹を見上げる参加者の足元にヒトリシズカがにぎやかに開花です。


スイカズラ科の近い間柄の2種で、右種の別名がヒメヒョウタンボクです。
両種ともこの辺りではもう少し標高の高い山地の林縁で見られる低木です。


ヤブサンザシは雌雄異株、雄花は子房が未発達で雌花は雄しべが未発達です。
似たザリコミは花が総状につきます。


氷地区の浅間山ビューポイントで一休みです。
浅間山は山並みの右端で、この日は白い煙がくっきりと見えました。
観察会で先生に教えていただいた植物の一覧です
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R5年春の里山花めぐり

2023年04月08日 | 山野草

春の陽射しを受けて、祢津城山のシナノタンポポが咲き始めました。


総苞外片は花に密着して反り返らない、セイヨウタンポポは反り返ります。
総苞外片の先端には突起がない、カントウタンポポは三角状の突起があります。
花粉粒の大きさは均一、エゾタンポポは不均一です。


祢津宮嶽神社一帯のシュンラン、今年も元気です。
株元から立ち上がった葉は曲線を描いて四方に広がります。


すばらしく花付きのいい株ですが、実際は枯れ葉が覆い花は見えませんでした。
この画像は枯葉をていねいに取り除いて写し、撮影後にその枯葉を戻しました。


上田市の断崖絶壁に今年もモイワナズナがたくさんの花をつけてくれました。
札幌市の藻岩山にちなむ名で、上田市にのみ隔離分布する貴重な植物です。


アブラナ科イヌナズナ属のモイワナズナ、白い花弁が目立ちます。
上田のものはカブダチナズナとする説もあります。


真田町の陽当たりの良い林内、今、ハシリドコロが見頃です。
渓流沿いでは、ネコノメソウとともに早くから花を咲かせます。


東御市のマルミノウルシ、柱頭にたくさんの花粉をつけました。
子房には突起がなく、丸い実になるのでマルミです。


初掲載の上田市の里山に咲くミスミソウです。
葉の形から三角草だとか、雪割草の名でも親しまれています。


キンポウゲ科で、蕾を被う3個が総苞片、花弁状の6個が萼片です。
萼片の数や色は変化がありますが、ここの株はやさしい花です。
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ノジスミレ咲く散歩道

2023年04月01日 | 山野草

ソメイヨシノが咲き出す頃、ノジスミレは開花の盛期を迎えます。


ノジスミレ(野路菫)、人里の日当たりの良い道端で存在感を示します。


条件がいいと植え込んだようにすみれ色が道端を飾ります。


草むらの中でも他の草が伸びる前に花を咲かせて実を結びます。


花は濃い紫色、側弁の基に毛はなく、花柱の先はカマキリの頭形です。


距は紫色で細長く、萼の付属体は切り込みがありません。
スミレの花に似ますが、スミレは側弁の基には白い毛をたくさんつけます。


左上の画像はノジスミレだと思って撮った1枚です。
パソコンで開いてみると、側弁の基部に毛があります(右画像)。
翌日の再確認が左下画像、葉柄には毛があり、葉の裏は紫色帯びます。
ヒメスミレが頭をよぎりましたが、萼の付属体や毛の状態が違います。
ひょっとしてオトコノジスミレかも、もう少し観察してみます。


まだ小さいですが、ノジスミレとは違う種類のスミレもいよいよ咲き始めです。
托葉が櫛の歯状、茎はまだ見えませんがタチツボスミレの仲間のようです。
全体に多毛、距はぼってり状、花弁はまとまる、托葉は切れ込みが深い・・・。
これらから、ニオイタチツボスミレに見当をつけましたが、はて?


スミレによく似た草姿で白色の花、シロガネスミレかもしれません。
とすると初物スミレ、ワクワクしながらシャッターを押しました。


空き地でサンシキスミレがお花畑状態です。
春の野花に魅せられて、散歩の時間はどんどん延びてしまいます。
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