信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

ぶどうの房作り

2013年07月06日 | 果樹類
東御市名産のぶどう『巨峰』は天気にも恵まれ順調な生育です。
6月から7月にかけては房作りで大わらわです。




6月に入ると巨峰の開花が始まります。
雄しべが5本、雄ずい先に花粉か黄色く出ています。
雄しべの中心の緑が大きくなって食べる実になります。
今は先にひとつの丸い雌しべが見えます。




開花期の花穂は図のような形になりま。
そして、画像の右の房のようにたくさんの花を咲かせます。
そのまま全ての花に実をつけてしまうと美味しいぶどうになりません。
そこで花穂の先端を6cmほど残し、画像左のように上部の支梗を取り除きます。
この作業を『房切り』といい、作業の適期が短いためたくさんの労力が必要です。




東御市では『お手伝いさんの会』を結成してぶどう農家の応援をします。
美味しいぶどうを作るには、花が咲き始めた日から1週間以内が勝負です。



『房切り』が終わって1ヶ月も立たないうちに房は粒が肥大し、ぶどうらしくなってきます。
ここで、軸長を8~9cmにして、粒数を約35粒とします。
この作業を『摘粒』といっています。




この房のように粒揃いの悪い場合は小さい粒を取り除きます。




房の形を整え、1坪当たり12房程度に房数を減らします。
美味しいぶどうを作るには大変な手間と高い技術が必要です。

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