信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

スミレの名前を調べる

2021年03月27日 | 山野草

3月20日に東御市の住宅地の車道沿いに、紫色の花のスミレが咲いていました。
見事に花をつけたスミレ、名前がわからず調べてみることにしました。
【ポイント】花色:紫色、花期:3月、生育環境:里の住宅地の車道沿い


1株を掘り上げてよく見ましたが、花柄や葉柄は全て根茎から出ていました。
【ポイント】地上茎の有無:なし(無茎種)


葉は長さが2cmほどで、たくさんついていました。
【ポイント】葉:分裂せず長卵形で両面無毛、葉裏は紫色


地下部の状態ですが、匍匐枝は見当たらず、白色の太い根があります。
【ポイント】匍匐枝:なし、根:白色で太い
ここまでくるとだいぶ絞り込まれ、コスミレなど数種に見当をつけました。


花を正面からみると、柱頭が花弁に隠れることなくよく見えます。
【ポイント】花正面からの柱頭:よく見える
画像の下側の花柄につく2本の白いひげ状は苞葉です。


花の中心部を拡大してみました。
【ポイント】柱頭:逆三角形、側弁基部:無毛、花弁の筋:紫色で明瞭 


花の直径と、距の長さを測ってみました。
【ポイント】花の直径:約2cm、距の形状:長さ約7mmで淡紫色の円筒型


地際部を洗ってみると托葉が良く見えます。
【ポイント】托葉:長三角形で葉柄の基部に合着する


全体の草姿です。
【ポイント】全体の高さ:約8cm


名知れずスミレのポイントをまとめ、コスミレに絞りました。
コスミレは、小さいスミレではなく、中型になるとされています。
残した株の種子と夏の葉を見たいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年早春の黄色花

2021年03月20日 | 山野草

東御市の明神池から見た浅間山、春山になりました。


公園のサンシュユ、和名の別名がハルコガネバナ、黄色の花を咲かせています。
たくさんのセイヨウミツバチが、ごちそうにありついています。


まだ蕾のフクジュソウ、陽を受けて融けた霜が水玉になりました。


花が開くとパラボナアンテナ状になって温みを集め、昆虫を招きます。


黄色い花の木マンサク、近所に野生株もあるのですが、画像は植え込みです。


ダンコウバイ、枝振りがマンサクと違いますが、花はさらに違います。


小諸市の布引観音堂の屋根上の絶壁にも黄色い花が咲いています。
右手が浅間山、この場所は多くの参拝者がカメラを向ける撮影スポットです。


お寺さんの受付ニャンコ、春の温かい陽射しにコックリ気味です。


黄色い花はオウバイ、観音堂の断崖絶壁を黄色く飾ります。


観音堂への参道、参拝者が足を止めてオウバイに見とれています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年早春の白い花

2021年03月13日 | 山野草

キンポウゲ科オウレン属のセリバオウレンが白い花を咲かせています。


セリバオウレンの名は、葉が切れ込みセリの葉似ることからだそうです。


雌雄異株が普通だそううですが、画像の株は両性花と雄花が同居しています。


白色の花の外側は萼片、花弁はへら状、雄しべも白く雌しべは淡緑色に帯紫です。


里山のスギ林の中はセリバオウレンで敷き詰められ、白い花が満開です。


戸倉のキンポウゲ科のセツブンソウが例年より早く満開を迎えました。


白い花びら状は萼片で、花弁の先には黄色の蜜腺があります。


歩道の足元まで花が広がり、ここは絶好の撮影スポットです。


この日は様々な萼片を持つ花に出会いました。


キンポウゲ科のアズマイチゲの白い花も、もう少しで開きます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

堀田さんの雪像つくり

2021年03月06日 | 文化財

東御市の地域おこし協力隊員の堀田さんが雪像を造っています。
標高1750mの湯の丸高原にある高地トレーニング用プール施設の玄関です。
この日は先月の2月5日、長野朝日放送が取材に来ていました。


堀田さん一休み、マスクを外してカメラに向かってくれました。
人柄のにじみ出たいい笑顔の堀田さんと、湯の丸高原の牛とレンゲツツジです。


日持ちを狙って日陰の玄関に造られた雪像、1ヶ月も経つとかなり融けてきました。


堀田さんは市内の公共施設前にも市民を勇気づける砂像を造っています。


作品、「Beincarnationー祈りー」にこめられたメッセージです。


福祉センター玄関、仲良し家族のアマビエです。


道の駅雷電くるみの里、雷電は江戸時代の大相撲名力士の雷電為衛門です。


しなの鉄道線の「田中駅」、駅長さんの帽子を冠ったアマビエです。


農協の結婚式場玄関、金屏風を背にしたアマビエの笑顔は幸せいっぱいです。


東御市役所、同市のおいしい農産物を両手いっぱいに抱えたアマビエです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする