信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

H29ベストワンニャン

2017年12月31日 | 動物

今年出会ったワンコとニャンコの、想い出深いベストスリーです。


サービス精神絶大ワンコ、カメラ目線でポーズを決めてくれます。


カンガルー袋お気に入りワンコ、おじいちゃんといつも一緒に公園散歩です。


悟りワンコ、お仕事中の和尚さんの脇で瞑想にふけっているのでしょうか。
11月下旬だというのに和尚さんは裸足、その足にワンコとの絆が結ばれています。


2回目の出会いとなった上田城の若武者ニャンコ、相変わらずの人気です。


誘い上手なゴロニャンコ、甘えん坊でニャアーゴと鳴きます。


生まれも育ちもワラ小屋ニャンコ、人の気配をあまり気にせず、いつも穏やかです。
陽が射すとお気に入りの場所で日向ぼっこ、始めての冬が越せるか気がかりです。

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凍てつく烏帽子岳山稜

2017年12月23日 | 

地蔵峠を出発して1時間40分ほど、烏帽子岳の稜線は目の前です。
雪は10cmほどで、スノーシューもアイゼンもいりません。(12月13日)


小烏帽子から望む、標高2066mの烏帽子岳(えぼしだけ)です。


白く覆われたダケカンバ、辺り一面は白と黒の世界になっています。


ミネザクラの枝に葉状をなした半透明の氷が、風に吹かれてヒラヒラと舞います。


岩肌のキャンバスに雪と霜の結晶で描かれた作品です。


積もった雪は、ノウサギやキツネなどの動物達が、元気でいることを教えてくれます。


凍てつく山稜に根を下ろしたレンゲツツジ、冬芽をつけた枝が雪を湛えています。


山頂の岩の元に芽生えたゴヨウマツが、雪の布団を被り冬ごもりです。



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薄と荻に、萩原と荻原

2017年12月16日 | 植物

近所の土手に毎年穂を出す画像の植物、ススキだと思っていました。
ススキと同じイネ科ススキ属の植物で、よく似たオギという種類があると聞きました。
そこで、空き地などを歩き回り、ススキ(薄)とオギ(荻)の違いを調べてみました。


ススキは乾いた土手の上にあり、オギは湿った休耕田に生えていました。
生育の適地は、オギの方がやや湿った場所を好む傾向にあるそうです。


ススキは根茎が短いので、根元からまとまって株状に茎が立ちます。
オギは横に広がる根茎から1本ずつ茎を立てるので、株状にはなりません。
この特徴は遠目からでも分かり易く、おおよその見当はつけられます。


種子が成熟した時期の穂も見分けのポイントになります。
穂の色は、ススキではやや褐色がかり(帯紫色もあり)、オギの方が白く見えます。


小穂の基部には毛が生えていますが、ススキの毛は、小穂とほぼ同じ長さです。
オギの毛は、小穂の2~3倍も長く、色は純白で光っています。


決定的な違いは、小穂の先端に針状につく芒(ノギ)です。
ススキには芒があり、オギには見あたりません。


ススキとオギの葉での見分け方については良く分かりません。
この2種とよく似たイネ科ヨシ属のヨシ(アシ)との見分けは、中央脈の目立ち方です。


寒くなってきましたが、こんな時こそ背筋を伸ばしてノルディックウオーキングです。
ちょっとよそ見で、「ススキだ」、「オギだ」と、あてっこするのも楽しいものです。


「萩原さん」と「荻原さん」、読み書きに一瞬とまどうことがよくありました。
オギ(荻)という植物を知ったことで、迷った読みや書きの悩みも解消です。



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贅沢気分でワインの会

2017年12月09日 | 

東御市祢津(とうみしねつ)地区にあるワイナリー「リュードバン」です。
ここのオーナーで醸造家の小山さんのモットーは「ワインのある豊かな食文化づくり」。
ワインづくりへの強い信念と高い技術は、醸造を志す若手から厚い信頼を受けています。


烏帽子岳を背にした南向きの緩斜面にぶどう園とワイナリーがあります。
標高730m~830m付近の荒廃農地を汗して開墾し、豊かなぶどう園に再生しています。


千曲川を望むリュードバンのぶどう園、9月になると果実は色づき始めます。
手入れの行き届いた樹姿、そして、大きくなりすぎていない葉をたくさんつけています。
1本の樹にはわずか十数房、一粒一粒の軸元まで陽が射し込める房になっています。


「小山さんを囲んでワインをいただく会」に、6人の山仲間が集まりました。
選粒など仕込みの忙しい中、ワイナリーを見せていただき、ちょっと試飲も。
小山さんには無理な話を聞き入れていただき、ありがとうございました。


ワイナリーに隣接して、カフェレストラン・リュードヴァンがあります。
この日のために、4ヶ月ほど前から、白と赤ワインの6本を予約しておきました。
高品質少量生産のワイナリーですから、多種類を同時にいただくには要予約です。


丸印にワイン名が書かれた敷紙に、六種類のワインがセットされました。
世界的にも評価の高いリュードヴァンのワインと、手厚いおもてなし。
雰囲気は最高潮に盛り上がり、贅沢な気分にひったって「カンパーイ」です。


ワインの味わいについては、リュードヴァンのホームページからお借りしました。
私が最もいただいたワインは、シャルドネ コリーヌ・ドールでした。


料理は、シニアソムリエでシェフの本島さんの手によるものです。
2016産ワインの味わいに合わせて、地元産の旬の食材を中心にしたマリアージュです。


今年試験運行した、東御市を巡る観光周遊バス「まるっと信州とうみ号」の時刻表です。
信濃鉄道田中駅が発着場所で、リュードヴァンには1日4便が運行されました。


東御市の豊富な日照と少雨冷涼な気候は、良質なぶどうを実らせる適地です。
また、少量でもワインが作れるよう酒造法を緩和した「ワイン特区」に認定されています。
そのワインシティー東御市で、こだわりのワインを作っておられる皆さんです。

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錦秋!天龍寺と千光寺

2017年12月03日 | 旅行

22日は嵐山・嵯峨野めぐり、桂川に架かる渡月橋など名所は大賑わいでした。
桂川は流域によって名を変えるようですが、行政上の表記は桂川で統一されています。
大堰川(おおいがわ)や保津川との名もあり、渡月橋上流付近は大堰川とも言うとか。


『天龍寺』は、世界遺産「古都京都の文化財」の一つとして1994年に登録さています。
左側の、切妻造の大きな三角形の壁を正面に見せる建物は、庫裡(くり)です。


天龍寺の庭園は、『曹源池(そうげんいけ)』を中心とした池泉回遊式の名園です。
寺最大の建物『大方丈』と、画像奥に見える『小方丈(書院)』に面しています。
室町時代から多くの人々を魅了してきたこの庭、ようやく目にすることができました。


池泉回遊式とは池の周囲を散策しながら、様々な角度から楽しむ庭の造り方だそうです。
曹源池を半周すると、嵐山を借景とする眺望となり、左側の大方丈も景色になります。
建物内からの眺望もすばらしく、大方丈の濡れ縁側に立つ拝観者も見とれています。


紅く染まったモミジの株元から小さな池に流れ込む清流、癒される日本庭園の小径です。
苔むした庭園を『望郷の丘』に向かう坂道は静寂、散策する二人はいい雰囲気です。


天龍寺の北門から外に出たところは『竹林の小径』、小径は人々でいっぱいです。
竹林から紅葉の名所『宝厳院(ほうごんいん)』の前を通り、乗船場に向かいます。


渡月橋の脇から30分ほど渡し船に乗り、両岸の紅葉を楽しみました。


船から下りて岸に上がると、そこは『大悲閣千光寺(だいひかくせんこうじ)』の入口です。
つづら折りの石段を登り、山門をくぐると “一人3回まで自由につける” 鐘楼があります。
ご~ん、ご~ん、ご~ん、嵐山の紅く染まったモミジの森に、優しい音色が響き渡ります。


急峻な石段を登り、息の上がった身体を迎えてくれたのは、ご住職の優しさです。
境内を見守る嵐山を背に、ブロッコリーでしょうか、花軸に支柱が添えられています。
その嵐山から湧き出た清水が竹筒で引かれ、登りに疲れた拝観者を潤してくれます。


千光寺は、大堰川の開削工事で亡くなった人々をとむらうために建てられたそうです。
観音堂から望む嵐渓の大パンラマ、眼下には大堰川の川面を渡る屋形船が見えます。
遠方には京都の街が望め、今回訪ねた錦秋の名刹を思い出し、しみじみと眺めました。



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