信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

初積雪日の焼芋、煮豆

2021年12月18日 | 

今年の初積雪、朝8時頃の積雪は3.5cm、気温は-1℃でした。


なんとなくうれしくて、朝食を済ませてから近所を一回りしました。


今日は前々から、焼芋と煮豆を計画していました。
両親が残した豆炭と、使い込んだ七輪を使います。


サツマイモは「安納芋」、1時間ほどで焼き上がります。


蜜がたっぷり、しっとり・ねっとり派ですので、美味しくてたまりません。


次は豆炭を少し足して、愛称「おいらんまめ」、ベニバナインゲンの煮豆です。
3年前に収穫した豆でややひね豆、一晩水に浸してあります。


途中で水を足したり取り替えたりし、皮が硬いのでかなり時間がかかります。


間に近所を一回り、午後になりましたが、気温が上がらず雪は解けません。
この辺は果樹地帯、寒くなると剪定の季節になります。


烏帽子岳、三方ヶ峰、浅間山、全ての山が真っ白になりました。


豆の様子をみながら、今日は4時間ほど煮ました。
シワの豆(左の左)がふっくら美味しく煮上がり、半分は正月のお豆さん用です。



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贅沢気分でワインの会

2017年12月09日 | 

東御市祢津(とうみしねつ)地区にあるワイナリー「リュードバン」です。
ここのオーナーで醸造家の小山さんのモットーは「ワインのある豊かな食文化づくり」。
ワインづくりへの強い信念と高い技術は、醸造を志す若手から厚い信頼を受けています。


烏帽子岳を背にした南向きの緩斜面にぶどう園とワイナリーがあります。
標高730m~830m付近の荒廃農地を汗して開墾し、豊かなぶどう園に再生しています。


千曲川を望むリュードバンのぶどう園、9月になると果実は色づき始めます。
手入れの行き届いた樹姿、そして、大きくなりすぎていない葉をたくさんつけています。
1本の樹にはわずか十数房、一粒一粒の軸元まで陽が射し込める房になっています。


「小山さんを囲んでワインをいただく会」に、6人の山仲間が集まりました。
選粒など仕込みの忙しい中、ワイナリーを見せていただき、ちょっと試飲も。
小山さんには無理な話を聞き入れていただき、ありがとうございました。


ワイナリーに隣接して、カフェレストラン・リュードヴァンがあります。
この日のために、4ヶ月ほど前から、白と赤ワインの6本を予約しておきました。
高品質少量生産のワイナリーですから、多種類を同時にいただくには要予約です。


丸印にワイン名が書かれた敷紙に、六種類のワインがセットされました。
世界的にも評価の高いリュードヴァンのワインと、手厚いおもてなし。
雰囲気は最高潮に盛り上がり、贅沢な気分にひったって「カンパーイ」です。


ワインの味わいについては、リュードヴァンのホームページからお借りしました。
私が最もいただいたワインは、シャルドネ コリーヌ・ドールでした。


料理は、シニアソムリエでシェフの本島さんの手によるものです。
2016産ワインの味わいに合わせて、地元産の旬の食材を中心にしたマリアージュです。


今年試験運行した、東御市を巡る観光周遊バス「まるっと信州とうみ号」の時刻表です。
信濃鉄道田中駅が発着場所で、リュードヴァンには1日4便が運行されました。


東御市の豊富な日照と少雨冷涼な気候は、良質なぶどうを実らせる適地です。
また、少量でもワインが作れるよう酒造法を緩和した「ワイン特区」に認定されています。
そのワインシティー東御市で、こだわりのワインを作っておられる皆さんです。

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29嬬恋じゃがいも祭

2017年10月07日 | 

嬬恋村役場や地区農業青年の皆さんが主催する恒例のじゃがいも祭が行われました。
始めに、じゃがいも栽培の指導をされている、嬬恋農場長さんからのごあいさつです。
場長さんの職場の名前はかなり長いので画像中に入れておきました。


役場の皆様が、朝早くから準備した試食用のじゃがいもが、上手にふかし上がりました。


手前は、イノシシなどの獣からジャガイモを守ってきた電気牧柵と蓄電器です。


お目当ての品種の畦に入り収穫を楽しむ皆さん、午前の部が100名超だそうです。


子供達はどろんこ遊びに夢中、これを、嬬恋村広報のお姉さんが激写をしています。


掘り上げた1株、種いもは皮だけが残っていますが、そこから茎が何本も出ています。
地下部の茎からは、根とストロンと呼ばれる茎由来のつるが出て、その先が膨らみます。
それが“おいもさん”、膨らんだ茎なので塊茎(かいけい)と呼ばれています。


ストロンが短い品種の男爵薯は、イモが畦の中でまとまっていて収穫がし易いです。
ストロンやイモの長い品種のメークインは、イモが畦の中のあちこち広がっています。
よく探さないとイモを掘り残してしまいますし、土の外に出て育ったイモもあります。
じゃがいも栽培では、畦に土を盛る培土(ばいど)という作業が重要になります。


祭りの参加料は1000円、10kgほど入るポリ袋いっぱいに5品種を詰め込みました。


家に持ち帰り洗うと品種の特徴が見えてきますので、選別して乾燥です。
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カイワレ大根つくろう

2016年12月10日 | 

カイワレダイコンをつくってみようと思い立ち、まずは、種採りから始めました。
去年の秋、収穫したダイコンの小さいものを畑に植え込んでおきました。
植え込んだダイコンは、今年の3月下旬に芽を出し、5月には花を咲かせました。


ダイコンの実はどんどん膨らみ、6月中旬には種子の収穫です。
根を引き抜いてみると、植え込んだダイコンの姿そのままに出てきました。


りっぱなダイコンの種子がたくさん採れました。


ダイコンは、水と温度があれば、またたく間に芽を出し伸びてきます。
夏は温度が高すぎるためか、カビがはびこってしまい失敗しました。
そこで、12月に入ってから試してみました(室内温度18℃~25℃)。


カイワレダイコンつくりに使うものは、種子、容器(フタ付き)、キッチンペーパーです。
種屋さんに売っている種子は消毒していることがあるので、自家製が安全安心です。
容器は、楽しみも兼ねて様々に、ほこりやカビの混入防止にフタをしました。
水はキッチンペーパーに含ませますが、加湿に気をつけて乾いたら水を加えます。


発芽処理を始めて10日目、容器の上部まで芽が伸び、食べ頃になりました。
緑の少なくなってきた初冬の食卓、目にも身体にもやさしい自家製カイワレダイコンです。

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在来じゃがいもin東京

2016年11月05日 | 

在来じゃがいもが、日本各地の山村から秋葉原ヨドバシカメラ北隣ビルにやってきました。
在来じゃがいも?? 江戸の頃から栽培されていたという、謎の多いじゃがいもです。
招待主は、食や野菜分野の専門家チーム『伝統野菜プロジェクト』の皆様です。
四方八方に手を尽くされ、16種の在来じゃがいもを大都会東京にお招きしたとのこと。
スタッフの皆さんが会場の準備中、塊茎(イモ)の展示は分かり易く工夫がいっぱいです。
おや、イモの切断面には透明ラップフィルムが、さすが食の専門家、グッドアイデアです。


今回展示されている品種と、奥深い山村で次の出番を待っている品種の一覧です。
30種ほどの品種は遺伝子解析の結果、同じ遺伝子型を持つグループ六つに収れん。
各グループの品種は、イモや花の特性も同様で、展示の際の区分けになっていました。


イモの皮の色は白色(淡褐色)と黄色、赤色、紫色、肉の色は白色と黄色です。
②と③のイモはほぼ同じ色ですが、画像は③で、②の肉色は淡黄色気味です。


花弁の色は、赤紫系から青紫系と白色で、中に黄色い雄しべが目立つ、美しい花です。
マリー・アントワネットが夜会で身につけ、評判になった清楚な花がじゃがいもです。
凶作対策にじゃがいもを広めるため、国王ルイ16世が考えた作戦だったとか。


在来じゃがいもの栽培地のひとつ、南信州の下栗の里です。
「日本のチロル」と呼ばれる独特の雰囲気を持つ農山村、畑はすさまじい急傾斜です。


多くの栽培地の畑は、急傾斜で小石混じり、水はけは良好ですが管理作業は大変です。
険しい環境の中、在来じゃがいもを慈しむ山村の人々によって作り継がれてきたのです。


在来じゃがいもは1年でも栽培を休むと種いもを失います。
先祖が必死の思いで残してくれた種いもと伝統の食文化が栽培地の貴重な財産です。
山村でいただく、小さい茹でいもと自家製味噌の組み合わせは絶妙な味わいです。
お客様へのおもてなしや行事の際は竹串に刺したいも田楽とのこと、思いが伝わります。


さて、秋葉原のフェスタ会場では、16種の食べくらべが始まっております。
番号順にイモを並べ、香りや味など感じたことを記入、難しくもあり、また、楽しくもあり。
たとえば、「ほのかなえぐみをのど奥に感じるものの、悠久の味わい」(意味不明かな)。


大変に幸せそうな笑顔です。
険しい地で100年以上も作られてきた謎のイモ、都会の方にも喜んでいただけたようです。


スタッフの皆さんの手によって、4品の在来じゃがいも新作料理ができあがりました。
1)「井川おらんど(赤皮)」:在来赤皮イモの食感を生かした、せん切りシャッキリ炒め
2)「清内路黄芋」:保存じゃがいもチューニョなどと、ペルー料理『カラブルカ』風に
3)「紫いも(大滝)」:淡黄肉のイモを寒天で包みデザート風に・・栗のような味わい・・
4)「下栗二度芋」:いも餅といも田楽のコラボでいも団子、田楽味噌はくるみ入り
現代風の中に伝統の食文化と在来じゃがいもの特徴が生かされ、すばらしい作品でした。


フェスタに参加された皆さんは、食や農作物に関しての専門家が多数とのこと。
その皆さんが、即売用に並んだ在来じゃがいもの袋を次々と手にされています。

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