信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

秘湯、真田の里隠し湯

2013年10月26日 | 温泉
各地の台風27号の影響はどうだったのでしょうか。
当地は、雨降りでしたが風はほとんどありませんでした。
今日は、身体に日頃のお礼、秘湯角間の湯を訪れました。





角間温泉岩屋館の日帰り入浴は、12時~14時30分までとのことです。
途中、上田市真田町にある和食レストラン風の「食事処しんりん」に立ち寄り昼食です。
キノコの時期もあとわずか、季節メニュー「まつたけごはん」をいただきました。
画像のようにきのこづくし、そば、おろし和え、てんぷらなど大満足でした。




秘湯の入り口では、カキの実が赤く熟れ、山の木々も彩り始めております。




真田の中心部から3kmほど角間渓谷に沿って入ると角間温泉です。
そこにある一軒の温泉旅館「岩屋館」は、日本秘湯を守る会に加盟しています。
「俗塵を寄せ付けない厳しい大自然の中に懇々と沸く温泉」とのふれこみです。
砂利道の急坂を登り、自然にとけ込んだ木の橋を渡って玄関に着きます。




そこで、出迎えてくれるのは剥製のツキノワグマです。
フラッシュをたいて眩しかったのか、目が優しくなってしまいました。




入浴料は1000円で、日帰り客は内風呂のみとのことです。
5つの洗い場に、茶褐色と無色透明の2つの浴槽がありました。
色のついたお湯は鉄分を含んだ炭酸泉だそうです。
地表に湧出た際は無色なのですが、空気に触れると鉄分が酸化し茶褐色を帯びるとか。
湯温は低めで、ゆっくりじんわりと体を温め、日頃の疲れを癒してくれます。
透明な湯は、角間渓谷からの湧水を加温した湯で満たされています。
やわらかな肌触りで、優しくしみ渡ります。




風呂上がりには、角間渓谷の湧き水「真田家銘水」と冷鉱泉「養命泉」がいただけます。
銘水は、その昔真田家が茶の湯に用いた言われる銘水で、澄んだ水が体にしみます。
養命泉は鉄分を多く含み、古来より胃腸によいとのことで愛されてきたそうです。
味はかなり独特で「五味子」以上に多くの味、飲用は16歳以上限定です。




効能たっぷりの名湯で元気いっぱい。
帰りに我が家の近辺にある運動公園に寄りました。
ハーブ園から望む雨上がりの公園は秋の風情たっぷりです。
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クルミの苗

2013年10月19日 | 果樹類
クルミ苗木の入手法についてkobaさんからお問い合わせがありました。

東御市ではクルミ栽培振興のため、優良品種の増殖や苗代の補助などを行っています。
市民であれば、JA信州うえだグリーンファーム東部店で購入できます。
現在は苗の生産が希望数に追いつかず2年待ちということです。

参考までに東御市民でない方が「シナノグルミ」といわれる優良品種を入手するには、
(1)小町園という苗屋さんで「清香」「要鈴」「豊笑」が入手できるようです。
 小町園の住所:長野県上伊那郡中川村片桐針ヶ平、TEL:(0265)88-2628
(2)タキイ種苗など大手の種苗店のカタログにも「清香」と「豊笑」が載っています。

「清香」と「要鈴」は雄花が先に咲き、雌花が後に咲く品種(雄花先熟種)です。
「豊笑」は雌花が先に咲き、雄花が後に咲く品種(雌花先熟種)です。
この雄花先熟種と雌花先熟種を混植して植え、受粉樹にする品種を10~20%とします。
たとえば、「清香」をメインに栽培する場合は、「清香」8本に「豊笑」2本などです。
東御市の推奨品種は雄花先熟が信鈴、要鈴、清香、雌花先熟が豊園、東晃、美鶴です。




東御市のクルミ苗木の栽培風景です。
手前が今年の冬に接ぎ木をした苗で、奥が接ぎ木後2年目の苗です。
2年目の苗は1年間に人の背丈以上に伸張します。
この2年生の接ぎ木苗を来春に希望者に有料で配布します。




これが今年度の冬に台木にする「ヒメグルミ」の実生です。




2年生接ぎ木苗を植えて2年目の若樹です。
グングンと大きくなります。



クルミの大敵は「コウモリガ」の幼虫です。
画像左のように幼虫の食入部はおがくず状の糞塊で覆われています。
クルミにはコウモリガの適用農薬の登録がありません。
気休めなのですが、画像右のように針金を差し込んで幼虫を潰す作戦です。




クルミの乾燥風景です。
この辺りはかって多くの農家が養蚕を営んでいました。
その際に用いた蚕を飼うカゴが、今はクルミを干すかカゴとして用いられています。



コメント (2)
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10℃を切る朝

2013年10月13日 | 自然
10月に入り暑い毎日が続いています。
朝も暖かく、我が家の外の温度計は19℃の日もありました。
今朝はようやく僅かに10℃を切り、身の引き締まる朝となりました。





車の屋根には露がおり、日の出間近となり輝き始めました。




家庭菜園のワラを持ち上げたところ、偶然にもにニホントカゲがうずくまっていました。
寒くて身動きが取れそうもありません。
いつもはすばしこくて、写真が撮れなかったもので、ラッキイー。
杭の上にはカマキリが心なしかうつろな目をしてしょぼんとしています。




今朝は朝飯前にアメリカホドイモの収穫をしました。
今年は2株を育てました。
アスピオの名で健康食品として人気ですが、食味もすばらしく楽しみな食材です。



土の中に根を張り巡らし、数珠のように次々とイモをふくらまします。
2株の収穫量ですが、大きいイモは手に中に入り切りません。
画像下の2つの白いものは私の長靴です。




今日はあまりにも天気がいいので山歩きをしてきました。
標高1500mを超えると日中でも冷気が感じられさわやかです。
ズミの実も赤く色づき秋を楽しませてくれます。




林の中にはチョウセンゴミシやヤマブドウが熟し始めています。
家に帰り、種から育てたチョウセンゴミシを収穫し5つの味を確かめながらいただきました。
おだやかな秋の1日も終わり、5時前ですが我が家は電灯がともりました。


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10月・秋の収穫に感謝

2013年10月05日 | 
東御の巨峰は甘みがのり、東北のサンマは脂がのり、美味しい季節になりました。


今日は嬬恋村のじゃがいも収穫祭、雨が心配な天気予報でしたが、なんとかもちました。
毎年恒例の収穫祭、霧の中ではありましたが、大勢のじゃがいもファンが訪れました。
1000円の参加料で袋を1枚もらい、この中に詰め放題で約10kg程が入ります。
赤や白の様々な品種が10種ほどあり、これも楽しみの一つです。




試食用のふかしいもができあがりました。
標高1200mの高原で育ったじゃがいもをいただくとほっぺたが落ちそうです。
お皿のいもはデジマ、インカルージュ、キタアカリ、十勝こがね、グランドペチカです。
お皿の横には無農薬栽培の嬬恋キャベツがそえてあります。
そして、画像の奥は猪鍋コーナーで2杯いただきました。




家に帰って収穫した6品種のじゃがいもを洗いました。
左上がインカルージュ、その下が男爵いもです。
右上が十勝こがね、長いイモがメークイン、下がデジマと赤色皮のグランドペチカです。
新品種のインカルージュはインカのめざめの仲間ですので期待できます。
舌ざわりは良く、ナッツの風味があり、食味は“上”で、煮くずれしにくく煮物に適します。
また、カロテノイド系色素を多く含み非常に健康的な品種です。




じゃがいも収穫祭の後、山にきのこ採りに入ってみました。
さっそくニセアブラシメジの大群に出会いました。
傘は雨に濡れててかっています。




ありがたいことに1時間ほどでたくさんのきのこに出会い、大収穫です。
画像の上がニセアブラシメジで、左は、ハタケシメジとハナイグチです。
他には、タマゴタケ、アイシメジとこの辺で言うサマツです。
右はベニテングダケです。
サマツの和名は知りませんが、ほのかな苦みが大人の味わいを醸し出してくれます。
早速、夕食にいただき豊かな秋の幸せに浸りました。



ベニテングダケは美味しいキノコですが猛毒です。
中毒に陥ると筋肉のけいれん、精神錯乱、嘔吐などを引き起こすそうです。
殺ハエ作用があり、地方によってはハエトリとも呼ばれています。
私は生干しにして許容量を楽しみますが、「ふぐは食いたし命は惜しし」の心境です。




東御市のクルミも収穫を迎えました。
クルミの木の下で、竹竿で落としたクルミを囲み収穫です。




青い果皮をむいてクルミを取り出します。
たくさんのクルミが採れ、今年の収穫に感謝です。





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