信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

6年後の楽しみ

2012年03月31日 | 果樹類
今日はあいにくの雨降りですが、
2年前に予約しておいたクルミの苗がようやく入手でき、
いとこの畑に植えました。
以前、クルミの接ぎ木を紹介しましたが、
この苗は、接ぎ木後2年目の苗で、1本3,650円です。
東御市ではクルミ栽培振興のため1本1,000円の補助があるということです。





植樹記念に写真を撮りました。
「清香」(せいこう)という、非常に大きな実になる品種です。
クルミは、雄花が先に咲き、雌花が後から咲く雄花先熟種と、
雌花が先に咲き、雄花が後から咲く雌花先熟種があります。
自家受粉による近交弱勢を防ぐため、他家受粉が行える工夫です。

「清香」は雄花先熟種です。
効率よく実を結ばせるためには受粉樹が必要です。
そこで「美鶴」(みつる)という雌花先熟を混植しました。




クルミは非常に大きな樹になります。
今回は株間を14mにしました。
この畑に「清香」を6本、「美鶴」を2本植えました。
実を結ぶ6年後を楽しみに、大切に育てます。
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12-1 春の妖精・芽生え

2012年03月24日 | 実生
春のお彼岸も今日で終わりですが、今年はなかなか暖かくなりません。
でも、春は必ずきます。





冬の間、鉢植えの山野草は寒冷紗とイナワラをかけておきます。
この辺は雪が少ないので、凍みや寒風よけです。
20日にワラをとってみると、なんと春の妖精達が“芽”を覚ましていたのです。
春の妖精「スプリング・エフェメラル」の訪れ。
今年もやるぞーと、身体の力がみなぎります。




アズマイチゲの芽生えです。
昨年の5月12日日に種をまきました。
採種した日に播いたのですが、あまり発芽していません。
この弱々しさがたまりません。




ニリンソウです。
花が咲き終わると、すぐに種を着け、またたく間に種を落とします。
ですから、採種した日に種をまきました。
しっかり芽生え、双葉を持ち上げるところです。




カタクリです。
たくさん芽を出してくれました。
これからの管理が大変だと思います。
この芽生えたちが花を見せてくれるのは、7年ほど先になるようです。
私の願いは、カタクリの高貴なほろ苦さと歯ごたえを楽しみたいのです。
かって摘んで食べたカタクリの味覚がしっかり記憶されています。
それには、自分で増やすしかありません。
増やすのは容易のようです。
だだ、狭い我が家の庭、どこに植えるかが悩みです。
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彼岸の木蓮・・残念

2012年03月17日 | 樹木
今日は彼岸の入り、春雨にぬれながら墓参りをしてきました。
彼岸の仏壇に春の花を、ともくろんだのですが失敗しました。





2月25日(土)の散歩中、街路樹の剪定が行われていました。
切られた枝には沢山の花芽が着いていました。
これを家で咲かせ、一足早く春を楽しもうと思いついたのです。




早速玄関に飾り、我ながら名案と、咲くのを楽しみに待ちました。
2週間後、蕾をつつんでいる銀毛の包が剥がれ始め、
開花の兆しが見えてきました。
これは、お彼岸にぴったり開花とウキウキ気分で待ちました。




あれから10日、開くことなく純白の花は褐色じみてきました。
また、花も大きくなりません。・・・残念無念・・・。
花を開かせるには大変なエネルギーが必要なことを思い知らされました。




この木はモクレンなのかコブシなのかの見極めも楽しみでした。
どうもモクレンのようです。
開花はしていませんが花の外側3枚はがく片のようです。
また、花の下に葉の出ている様子もないのでモクレンに間違いないでしょう。
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クルミ接ぎ木修行

2012年03月10日 | 果樹類
東御市ではクルミの優良系統を接ぎ木で増殖し普及しています。
今は接ぎ木のシーズン、信大で教授をされていたクルミ博士に弟子入りし、
修行というと大げさですが教わってきました。





クルミは休眠期間がほとんどなく、1月に入ると水を吸い上げるそうです。
そのため、接ぎ木はなかなかやっかいです。
台木は、前年の秋に室内に入れ土壌を電熱線で保温します。
穂木は接ぐ直前に母樹から採ってきます。
リンゴやブドウのように休眠していませんので貯蔵できません。




台木を掘り上げます。




丁寧の研がれた、切れ味抜群の接ぎ木ナイフで、
台木の株元に近い部分を斜めに切り落とします。




穂木も斜めに切り、なるべく形成層(細胞分裂が旺盛な組織)を多く出します。
そして、画像のように親指と人差し指で台木の切り口を押します。
切り口の先の皮が剥がれやすくなります。




剥がれた皮のすき間に穂木を挿入し、形成層をしっかり密着させます。
この接ぎ方を「袋接ぎ」と言うそうです。




下から接ぎ木テープを巻き上げます。
上部まで巻き上げたら、テープをひも状に丸めて強く巻き下げ結びます。



接ぎ者の名前をかいてできあがりです。
水分の蒸散を防ぐためにビニール袋をかぶせて、土壌に深めに埋め込みます。
しばらくは、直射日光を防ぐために新聞紙で遮光をしておきます。
今後は、私の接いだ株の状況をおってみます。




この接ぎ方はウイップ接ぎというのだそうですが、難しそうです。
さすが先生、この時点で活着が見えています。


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ひなまつり

2012年03月03日 | 温泉
今日は3月3日、ひなまつりです。
春を味わい、温泉を楽しみ幸せな一日でした。





信州須坂の豪商の館、田中本家の博物館を訪ねました。
「ひな祭り」開催中で、博物館は雛人形250点が展示されています。
江戸から昭和へ代々大切に伝えられてきた名工の秀作揃いです。
ただし、それらは撮影禁止ですので、土産店の雛人形をパチリ。




名園に囲まれた喫茶室で、季節限定のスイーツをいただきました。
いちごと小豆の相性が絶妙な「いちご白玉ぜんざい」です。
上品な甘みに、お豆腐白玉でヘルシースイーツ。




須坂市から高山村に向かいました。
今日の目当ての一つ、山田温泉の共同浴場「大湯」です。
浴場は総檜造り、床と壁の板に湯気がただよい、優しい風情を醸し出しています。
湯ノ花が浮かぶ浴槽からは豊富なお湯が流れ出す、源泉かけ流しの温泉です。




何とも楽しい、木造りの蛇口です。
木の栓を手前に引くと樋からお湯が注ぎ込まれます。




たっぷりとお湯に浸かり、小腹がすきました。
「おやき茶屋たちべり」で季節限定の「桜おやき」を堪能しました。
左が桜の花びらと桜あんの桜おやきで、右が信州名産野沢菜おやきです。




昼食は小布施町、竹風堂のほっぺたの落ちそうな「栗おこわ定食」で、
栗おこわ、山菜煮物、むかごのくるみ和え、お新香、みそ汁の健康食です。
私は40年ほど前から小布施を通る際は昼にあわせて竹風堂を訪ねます。

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