信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

自然ふれあいウイーク

2018年06月30日 | 山野草

(日)湯の丸高原つつじ祭、イベント日まで花が持ってくれました。

(月)標本作りが難しいマムシグサ、工夫によりきれいな仕上がりです。


(火)「野辺山高原恵みの森」で見た毛虫、なんと背中に花を咲かせています。


(水)「平塚らいてうの家」方面入口の道脇、カモシカ君と目が合いました。


(木)夜半から大雨の湯ノ丸山系、高嶺の花、雨上がりの白花のコマクサです。


(金)篭ノ登山(かごのとやま)登山道、新装ロープ歩き初めの中学生一行です。


(土)上田市武石公園で公開の自然観察会、地衣類が大きな石を覆っています。


こちらはシダ、よく似るシシガシラとオサシダの見分け方を教わりました。


葉柄の長さ、羽片の幅・基部の隙間・中肋の溝などが見分けポイントだそうです。


場所変えの渓流沿いにモミジイチゴ、自然とのふれあいで最もうれしい瞬間です。
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湯ノ丸高原花便り18623

2018年06月23日 | 山野草

自然の様を、カメラに写す人、スケッチブックに写す人、親しんでいます。
身体に無理なく高山の自然を満喫できる湯ノ丸高原、多くの人々が訪れます。


スケッチ女子の座る休憩所周辺のツマトリソウは、花弁の縁が赤く染まります。
21日の午前には蕾、午後には開き始め、22日には見事に開きました。


砂礫地脇の山道広場に座るカメラ女子の先は、見ごろになったコマクサです。


めったに見られないオオシラビソの雌花、今年はたくさんつけました。


その針葉樹林内の暗がりに、ツバメオモトが白色の花を咲かせています。


こちらはイチヨウラン、最近、山道脇にこのような大株は少なくなってきました。


池の平にハクサンチドリが赤紫色の花を開き、来山者を和ませています。


霧に包まれた神秘的な「鏡池」、山側のレンゲツツジは朱色の花が全開です。


高原にはたくさんの花が咲き、山を巡る人々を癒してくれます。


明日は「湯の丸高原つつじ祭」のイベント日、開花は早めでしたがまだ見頃です。
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ホテイアツモリソウ

2018年06月16日 | 山野草

ここは入笠山野草園内の「釜無ホテイアツモリソウ」実験園です。
鉄条網で囲まれ、監視カメラ付きの園内で、実験栽培が行われています。


絶滅に瀕し、幻になる寸前の種を、大変なご苦労でよみがえらせた株だそうです。
自生地入笠山の土と湿度を保つ霧に包まれ、ご機嫌に立派な株に育っています。


ホテイアツモリソウは、花が大きく濃赤紫色で、大変に人気のラン科植物です。
釜無山や入笠山産の“釜無”は、画像のように赤紫色がさらに濃いのが特徴です。


株によって花色の濃淡は異なりますが、花に付くスジは濃い赤紫色です。
この株の花は、本来のホテイアツモリソウの色合いでしょうか。


ホテイアツモリソウはアツモリソウ属アツモリソウの変種です。
アツモリソウに比べ、花が紅紫色で唇弁がやや丸く、標高の高い場所に育ちます。


自然の中にたたずむホテイアツモリソウ、気品と存在感は超一流です。


赤いホテイアツモリソウの奥に、黄色いキバナノアツモリソウが見えます。


10輪以上のキバナノアツモリソウの群生株、本種も希少種です。


こちらはクマガイソウ、花の盛りは過ぎましたが、1輪を残しておいてくれました。


キバナノアツモリソウもクマガイソウもアツモリソウ属で、唇弁が特徴です。


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ねんぼう岩を見て野点

2018年06月09日 | 自然

楽しみにしていた「ねんぼう岩観察会」です。
声掛けは小諸ユースホステルさん、送迎は菱野温泉常盤館さんのバスなどです。
通常はゲートが閉じており、このトイレ前の駐車場に車をおいて歩きになります。


小諸駅から高峰山方面に向い、車で30分ほど走ると案内板の「現在地」です。


深沢渓谷にそそり立つねんぼう岩が見えてきました。
左の急斜面の先が、私のグリーンシーズン中の“ベース基地”池の平湿原です。


到着したメンバー、バスから降りると早速カメラをねんぼう岩に向けていました。


その位置から見た天に伸びる雄姿、右画像は岩元まで歩いて見上げたねんぼう岩です。
この奇岩、直径が9メートル、高さが80メートルと聞きました。


なぜ『ねんぼう』なのか非常に興味深いところです。
トイレ駐車場の案内板には『捏棒』、現地の解説板には『捻棒』となっています。
また、そば打ちなどのめん棒が、ねんぼうになったと伝えられているそうです。


岩の周りをぐるっと歩きに挑戦したメンバー、かなりの難所に四苦八苦です。


ひと汗かいて下山すると、なんと、お抹茶と茶菓子のおもてなしです。


渓流脇に咲くクリンソウを茶花に見立て、なんとも贅沢な野点です。


専門家の方から、ねんぼう岩の成り立ちを教えていただきました。
凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)という火山噴出物の岩だそうです。
大小の火山岩と火山灰から成り、火口が近かったことが伺えるとのことです。
硬い岩石で、浸食から残ったそうですが、1本だけがなぜ? 奇岩です。
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石楠花園の小さな植物

2018年06月02日 | 山野草

石楠花祭りもあと1日、アズマシャクナゲの花はすっかり終わってしまいました。
視線を足元の移し、小さな植物に目をむけてみました。
白い花が満開のミヤマニガイチゴ、夏になると甘酸っぱい赤い実をつけます。


イワカガミの紅い花と輝く葉が、緑色になった園内を彩ります。


蕾から花へ、花から種子へ、そして種子の発芽、自然体験コースです。


園内のコマクサ園、5月下旬から可憐なピンクの花が咲き始めました。


苔むした土手をのぞき込んでみます。


なんとも不思議な光景、コケのお花畑です。


胞子が熟して散布寸前、手で触れると胞子の粉が舞い上がります。


お豆さんの発芽のように見えるのは、コケの蕾です。


通称の「モンローリップ」で紹介しています。


開花の遅いヤクシマシャクナゲのうち、さらに遅咲きの株が有終の美です。
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