信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

はとバスで東京見物2

2015年02月28日 | 旅行

「世界らん展日本大賞2015」が開催されている東京ドーム内の案内図の複写です。
今年の同展には、世界23カ国から約3,000種、10万株以上のランが出品されたそうです。
25周年記念とあって、特別主催者展示や特別企画があり見どころいっぱいでした。
バスツアーの見学時間は2時間、的を絞り①から⑬を中心に楽しませていただきました。


① 審査は『個別審査部門』など6部門からなり、今年は1,289点が出品されたそうです。
画像はシンボルオブジェBirth(誕生)と、それに向かうオーキッド・ロードです。
250万輪のランの花が会場を埋め、9日間の会期中多くの見学者を魅了したことでしょう。
この日に合わせて花を仕上げた出品者の皆さんの技術と熱意と努力はすごいですね。


②「King of Orchid・ロスチャイルド家の蘭」
蘭の王様とも称されるロスチャイルディアナム、非常に高価なものとされるそうです。


③「宮内庁の蘭と盆器」
宮内庁所蔵の『蘭鉢』と呼ばれるすばらしい盆器が展示されております。
パフィオペディラムの株との調和がみごとな伊万里錦泥丸蘭鉢、目の保養ができました。


④ 日本初公開!蘭の妖精「オルキス」
蘭の妖精「オルキス イタリカ」、小さくて可愛く、美しい神秘的なランでした。
真冬の日本でこのようにたくさんの花を咲かせることは非常に難しいことなのだそうです。
白い妖精 真冬の奇跡 育てた人の苦労をねぎらうように妖精は軽やかに舞う(読売新聞)。


⑤ らんの秘密あれこれ ・・奥深い蘭の世界を体感・・
ランの香りや表面の触感、そして独特な形、それらには理由があるとのことです。
キサントパンスズメガは長い口吻を持つ蛾、セスキペダレは長い距(きょ)を持つ蘭です。
共に長さは30cm近く、長い口吻(こうふん)を距に差し込んで奥の密を吸うのだそうです。
花が蝶や蜘蛛に似たランや、パンジー似のランは蘂(ずい)柱と先端の葯帽が可愛いです。


⑥ 記念撮影コーナー
色とりどりのランで飾られた背景をバックに、思い出の1枚が1200円でお持ち帰りです。


⑦ 海洋博公園 沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館
水量14トンクラスの大迫力水槽に、30種700匹の熱帯魚の仲間たちが泳ぎ回っています。
周囲は南国のランで彩られ、熱帯魚とランのコラボが神秘ワールドを演出しています。


⑧ 25周年記念特別企画 ・・假屋崎省吾さんのアレンジメントディスプレイ・・
意味は分からなかったのですが、あっけにとられ楽しんで見させていただきました。


⑨ 加賀 正太郎物語 ~蘭と共に生きた実業家~
明治21年生まれの実業家で、栽培した多数の洋蘭を日本版画として残したとのことです。
加賀正太郎さんにまつわるランと日本版画の作品の数々が展示されていました。


⑩ 女性大使のテーブルディスプレイ
駐日女性大使によるランをモチーフにしたテーブルディスプレイが披露されていました。
お国柄が表現された作品には、大使の温かなおもてなしの心がこもっています。


⑪ 「バッキンガム宮殿の蘭」
英国王室ゆかりのランとエリザベス女王の結婚式のブーケが展示されたコーナーです。
「オンシジューム アレクサンドレー」はアレクサンドラ王妃の名が付けられたランです。


⑫ 日本大賞2015受賞花 デンドロビウム・スミリエ「スピリット・オブ・ザマ」
座間洋らんセンター(神奈川県座間市)の加藤春幸さん35歳の作品です。
**案内板の審査講評より** 見事に栽培されており、株の大きさと花の数、花の質、
どれにおいても、大賞にふさわしく、すばらしい作品です。
ここまで咲き揃うことは大変珍しく、通常上部の花が咲く頃には、下部の花が終わって
いる場合が多いのですが、この作品は下から上まで見事に咲き揃っています。
本日の審査に最高な状態で出品されたことは、出品者の情熱と努力を感じます。

         

⑬ 「ディスプレイ審査部門」(飾り付け)特別奨励賞 岐阜県立恵那農業高等学校
高校生の迫力ある作品「ふる郷の祭り・・山車・・」が世界らん展を彩っています。
穂のように垂れ下がる黄色い花は「デンドロキラム」で高山祭の山車を表現しています。
作品に使われた40種3000株のすばらしいランは、生徒達が丹精込めて育てた株です。
デンドロキラムを一斉に咲かせる技術ひとつをとっても大変なことなのだそうです。
「恵那農業高校にとって世界らん展は甲子園のようなところ」との生徒らの談(TV放送)。
故郷に寄せる思いと誇りを表現したい、との思いが結集されたすばらしい大作です。
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はとバスで東京見物

2015年02月21日 | 旅行

はとバスで東京見物(世界らん展2015と湯島天神梅まつり&東京スカイツリー)です。
世界らん展会場は東京ドーム、バスは昼食場所となる東京ドームホテルに到着です。


人気のらん展、休日は大混雑と思い木曜日に設定したのですが、今日も大賑わいです。
2時間の見学時間ではとても見切れませんでしたが、その様子は来週までにまとめます。


♪湯島の白梅♪♪が懐かしい湯島天神は梅祭り、早咲き品種の「冬至」が8分咲きです。
画像手前の品種は、ガク片が緑色ですので「月影:つきがげ」でしょうか、見頃です。


学問の神様として知られる菅原道真公を祀った天満宮、受験生の頼みの綱でもあります。
今は受験シーズン真っ盛り、合格祈願の開運絵馬が境内の随所に鈴なり状態です。


『太郎次郎一門』の芸人ならぬ芸猿が、たくさんの歓声と拍手をもらいご機嫌です。
この芸猿さん、チャリンという音のない、折りたためるご祝儀が大好きなのだそうです。


本日最後のお楽しみ、東京スカイツリーが隅田川に架かる駒形橋から見えてきました。
左上は同様の場所からの夕暮れの画像で、この日のライティングは青色の「粋」でした。


はとバスご一行様は入場が大変スムーズ、楽々と地上350mの展望デッキまで登れます。
展望回廊は自由行動ですが、この日は比較的すいており、5分程度の待ち時間でした。


展望デッキは3階になっており、エスカレターや階段で行き来ができます。
そらから舞い降りてきたとの「ソラカラちゃん」は大人気、公式キャラクターだそうです。


展望回廊へのエレベーターは天井がガラス張りで上部が透けて見えます(左上)。
回廊は側面がガラス張りのスロープ、空中散歩の気分で最高到達点を目指します。
画像下は、展望デッキの340フロアーに設けられた「ガラス床」からの覗きです。


展望デッキの柱番号09からの展望で今日のバスツアーコースをたどってみました。
東京駅から東京ドーム、午後のコースの湯島天神から駒形橋への道筋が一望です。
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建国記念日は日本晴れ

2015年02月14日 | 

11日の建国記念日はすばらしい日本晴れ、気温も上がり絶好の登山日和でした。
菅平のサニーパークの下から見上げる根子岳(左)と四阿山(右)です。


今日は、標高1600mの菅平牧場管理事務所から真っ直ぐ登るコースです。
30分ほど登った休憩所で息を整え、正面の林に向かいます。


ダケカンバの林に入りましたが、根本を覆っているクマザザは雪に埋もれて見えません。
所々でシラカンバも見かけ、両者の見分けを話題にしながらカンバの林を歩きます。


1時間ほど登ると林を抜け、いっきに真っ白な山肌が目前に広がります。
ツツジ科高山植物の枝先やウサギの足跡を楽しみながら山頂まではあとわずでかです。


約40分で2207mと刻まれた根子岳山頂の祠に到着です。
山頂近くまで雪上車(通称スノーキャット)に乗ってこられた方でにぎわっていました。


根子岳山頂から望む日本百名山のひとつ四阿山(標高2354m)の山並みです。
四阿山には、いったんコル地点へ一気に下り、そこから難所を登って2時間ほどです。


今日はここが終点、シラビソのスノーモンスターを風よけにして楽しみな昼食です。
日本晴れに恵まれた山登り、身も心もスッキリです。
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冬の生き物観察会

2015年02月07日 | 自然

今日は、筑波大学菅平高原実験センター「冬の生き物を観察、氷の滝へ」の日です。
観察のポイントをセンターの技術職員やナチュラリストの皆さんに教えていただきます。


参加者は応募して抽選に当たった幸運な約30名、私ども夫婦もその仲間に入れました。
雪道を歩くので、準備運動で身体をほぐして出発です。


歩き始めると、雪の上には動物の足跡が、上がキツネで下がお馴染みのウサギです。
名探偵のつもりで足跡を追い、想像を巡らす雪道散策は楽しいものです。


2,3人の参加者に1人のナチュラリストの方がつき、丁寧に教えてくれます。
カメラのレンズを改造した拡大鏡を用い、冬芽と葉痕の妙のお話は興味津々です。


木の幹に張り付いているのは、地衣類の「キウメノキゴケ」というのだそうです。
きれいな空気を好む樹木に着生する地衣類は、大気汚染の指標生物とのことです。


石の奥にうごめく「ゴマダラウスバカゲロウ」という昆虫を見せていただきました。
温かい時期は石に付いた地衣類の中で擬態しているそうです。
右下画像参照元はhttp://kyoushien.kyokyo-u.ac.jp/matsura/komadara2.htmです。


雪の上に冬に活動する昆虫「ミヤモトクロカワゲラ」が↓の下にいます。
この時期の晴れた日に活動を始め、産卵のために川の上流を目指すそうです。
右下参照元はhttp://www.sugadaira.tsukuba.ac.jp/weeklyueda/weekly_ueda.htmlです。


雪の上の木くずは、リスがアカマツの種子を食べた松ぼっくりの食べかすだそうです。
左上が実を食べられ翼だけが残ったアカマツの種子です。(中○はシラカンバの種子)
左下は、通称『エビフライ』といわれる、動物に食べ残された松ぼっくりの芯です。


アカマツの幹にクマの爪痕がくっきりと残っています。
木の上に稔ったサルナシの実を食べに木に登り、下りる際の爪痕だそうです。


非公開の滝、『大明神の滝』は結氷した姿で私どもを迎えてくれました。
左の氷瀑が四阿山を水源とする大明神沢の水流、右の氷瀑は近くの湧水とのことです。
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太郎山の樹木

2015年02月01日 | 樹木

上田市にある太郎山神社の朱の鳥居、表参道と裏参道の合流点でもあります。


この時期の太郎山はアイゼンが必需品で6本爪を装着して登りました。
毎日のように登っているという方は、長靴に4本爪で簡単に脱着できる体勢だとのこと。


裏参道沿いには、名前が表示されている樹木が130本以上あります。
昨年から登る度に名札を探して『樹木案内略図』を作ってきました。




名札は見る位置や葉の茂り具合によって見えたり隠れたりします。
この略図を片手にして登ると、目的の樹に確実にたどり着けます。


略図には位置の目安に『民俗伝承案内板』『距離案内板』『湧き水』を示しました。
画像は、民俗伝承案内(5)『金明水』の表示板といつも枯れない湧き水の湧出状況です。


山頂までの距離目安として、2km地点と1km地点に表示板があります。
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