信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

秋の霧ヶ峰方面ぐるり

2024年11月02日 | 自然

この日の霧ヶ峰めぐりは信州白樺高原まわりです。
立科町から県道40号を走り、長門牧場の濃厚なソフトクリームで10時休みです。


道沿いの白樺は、葉を落として白い幹が目立っています。


女神湖北側の湖畔を彩る紅葉が来訪者を誘います。


白樺湖から霧ヶ峰を望むお気に入りの絶景スポットです。


ビーナスラインに入った広場から眺める眼下の白樺湖と遠方の蓼科山です。


霧ヶ峰の最高峰の車山(標高は1925m)です。


車山肩手前の広場から写した遠方、秋晴ではありませんが山容がよく見えました。


八島ヶ原湿原を1時間半ほどでぐるっと一周、反時計回りの締めが八島ヶ池です。


八島ヶ原湿原で出会った晩秋を彩る植物三態です。


ビーナスラインを和田峠で下り、男女倉(おめぐら)に寄りました。
黒曜の水をごちそうになり、風情あるバス停ともみじをカメラに納めました。
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秋に咲くキク科の野花

2024年10月26日 | 山野草

10月も末になりましたが、幾種類かのキク科の植物は花を咲かせています。
花は可愛いコシロノセンダングサですが、種が稔ると“引っ付き虫“です。


秋晴れの下、土手に小さな白花を鈴なりにつけているのはハキダメギクです。
ちょっと可哀そうな名前ですが、畑の雑草でもあり、農家にとっては厄介です。


早春から晩秋まで長い間咲いているセイヨウタンポポです。


オニノゲシも花の咲く期間の長い植物、似た仲間とは葉の基部で見分けます。


オヤマボクチ、飯山市の「富倉そば」はオヤマボクチがつなぎの逸品です。


ヤクシソウ(薬師草)、名は薬師如来または薬草などに由来する説があるそうです。


ユウガキクは茎の上で枝を伸ばすことが多く花を四方に広げます。


アキノキリンソウは秋の野にも山にも花を咲かせてにぎわせてくれます。


白色の花を咲かせる野菊のリュウノウギク、樟脳に近い香りを漂わせます。


黄色の花を咲かせる野菊のキクタニギク、秋の田園の畔にも彩りを添えます。
黄金色の花が泡のように盛り上がって咲くことからアワコガネギクとも言います。
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秋色の湯ノ丸山を登る

2024年10月19日 | 自然

丸い頂の湯ノ丸山の山麓は紅葉が始まりました。
登り口のカラマツやシラカンバも葉が黄色に染まっています。


秋色になった湯ノ丸山を目指して子供たちが出発です。


鐘分岐到着、山頂まで距離で800m、標高差で240m、ほぼ真直ぐ登ります。


難所にさしかかり三点確保で登ります。
手足の4点で登山道をとらえ、3点は動かさないで1点を移動させる歩き方。


紅葉に包まれた急斜面の中腹で一休みして息を整えます。


オヤマリンドウの紫の花が疲れを癒してくれます。


山道に腰を下ろして給水しながら絶景を眺めます。


ほとんどの子供たちは初めて経験するハードな登山、もう少しで山頂です。


無事に登りきるとイワインチンの黄色い花が迎えてくれました。


ズミ稔る山頂、雄大な大自然に包まれて登頂の達成感に浸っていることでしょう。

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青木村殿戸で植物観察

2024年10月12日 | 山野草

先週の土曜日、青木村の殿戸~殿戸峠までの植物観察会がありました。


ギンリョウソウモドキ、ギンリョウソウによく似ますが属が違います。
見分けは、秋に咲いて果実が上を向き、花弁や鱗片の先に鋸歯があるなどです。
種ができると全く別物だと分かり、本種は蒴果、ギンリョウソウは液果です。


一帯はシダの種類が豊富で頭がパンクしそうになるほど教えていただきました。
早速、道脇にアカハナワラビ、列をなして一面に生えています。


アカハナワラビと隣同士でオオハナワラビもあります。
見分けは、葉の色と大きさ、そして縁の鋸歯の尖り具合だそうです。


林内にはヤマヤブソテツがたくさんありますが、稀にヤブソテツもあります。
ひと際輝く葉の株はテリハヤブソテツと名づけられているそうです。


イワガネゼンマイを見つけると、先生は葉に触ります。
見つけたのがチチブイワガネ、触った感覚が違い、葉の両面に毛があります。
葉の表は無毛で裏に毛の生える株をウラゲイワガネとも呼ぶそうです。


いかにもシダ(画像右上)、林内には車座に生えたシダがたくさんあります。
どれも同じに見えますが、この日は4種と1雑種を先生が見つけて解説です。


胞子嚢群のついた羽片と羽軸ですが、これでの見分けは難しそうです。
4種はツヤナシイノデ、サカゲイノデ、イワシロイノデ、アイアスカイノデです。
1雑種はホクリクイノデでアイアスカイノデ×サカゲイノデだそうです。


こちらは葉柄上の鱗片ですが、これだとなんとか区別がつきそうです。
とはいうものの 山に入って一人で見分けられるかは自信がありません。


たくさんのシダを教えていたき、殿戸峠(別所峠)に到着して昼食です。
家に帰り忘れないうちに写真を整理し、比較の画像をまとめました。

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R6年9月の野山の花

2024年10月05日 | 山野草

暑い9月でしたが、野の花は秋めいてきました。
あちらこちらで見かけるリンドウ科センブリ属のアケボノソウ(曙草)です。
純白の花弁に黄色い蜜腺と先端にちりばめた濃緑色の斑点、魅力的な秋花です。


アリノトウグサ科のアリノトウグサ(蟻塔草)、小さくて這い見落としがちです。
名の由来は、長さ約2mmの小さな花が草を登るアリに見えるからだそうです。
雄性期が終わると花弁と葯が落ち、羽毛状で淡紅色の柱頭があらわれます。


夏から秋にかけて咲く、シソ科のカリガネソウ(雁草、雁金草)です。
花柱と雄蕊が花の上に伸び、弧を描いて先が垂れる様は芸術的です。
虫が花弁に留まると花序が下がり、花柱と雄蕊の先が虫に接する仕組みです。


タデ科イヌタデ属のママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)です。
名の由来・・刺の生えた草で憎い継子の尻を拭く・・恐ろしい名付です。
とはいえ、逆刺は絡みつくのに好都合、花はピンクで見惚れる美しさです。


この日はアカバナ科のミズタマソウ属の3種類に出会いました。
この仲間は、小さな丸い果実に白色の毛をつけ、水玉のように見えます。
近隣には画像の3種類の他に同属のミヤマタニタデも見かけます。


河原を歩くと、いくつものマメ科植物の花に出会います。
画像はカワラケツメイ、ヤハズソウ、メドハギ、ツルマメです。
他にも、イヌハギ、マキエハギ、ヤブマメ、ヤブツルアズキなども咲いています。


この日は姫木平から霧ヶ峰北側を歩きました。
どこに行っても、紫色のツクバトリカブト(筑波鳥兜)の花が迎えてくれました。
ヤマトリカブト類のひとつだそうですが、葉が3全裂~深裂します。


切れ込みの深い小さな葉のチドメグサの仲間をみつけました。
図鑑で調べ、ヒメチドメ(姫血止)と分かりました(ウコギ科チドメグサ属)。
子供のころ、血の出る傷口にチドメグサの汁をつけて止血したことを思い出します。


この時期の野山はイヌコウジュやヒメジソの花で道沿いがにぎやかです。
一見そっくりのこの2種はシソ科のイヌコウジュ属です。
イヌコウジュは赤味がかり葉の鋸歯が多く、ヒメジソは緑っぽく鋸歯が少なめです。

 
マルバフジバカマ(丸葉藤袴)、以前はヒヨドリバナ属でフジバカマと同属でした。
今の時期の上田市の林内は、北アメリカ原産の帰化植物の花で真っ白です。
最近ではお馴染みの秋の風景になってしまいました。
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