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オオルリシジミ

2012年06月03日 | 動物
オオルリシジミの親子観察会が東御市の北御牧地区で行われました。
昨年の観察会もブログに掲載しましたが、今回は2回目のオオルリシジミ登場です。
やや薄曇りで写真を撮るには絶好の観察会日和です。





開会式の後、130人の参加者が集合し記念撮影が行われました。
報道機関の撮影風景をその後ろから狙ってみました。




班に分かれ北御牧オオルリシジミを守る会の方のインタープリターで観察会の開始です
「こちらにいるぞーー」という情報に、その方向を目指して続々と向かいます。




午前中に気温が上がると草の上で交尾が始まります。
羽を開かないと雄と雌の区別は難しいのですが、上の方が大きめですので雄かもしれません。




交尾の翌日頃からクララの花穂に1個ずつ0.6mm程の白く表面に突起のある卵を産みます。
クララの花穂の真ん中ほどに2個の白い卵があります。
一つの花穂に多くの卵を産み付けないのは、幼虫が十分に食糧にありつけるためにとのことです。




オオルリシジミの食草は、マメ科の多年草「クララ」で、幼虫はその花を食べて育ちます。
このクララを好む競合種が画像の「ウスベニオオノメイガ」です。
このガの幼虫は、人間の都合で申し訳ないのですが見つけしだい退治されてしまいます。




オオルリシジミの外敵はクモやトンボなどたくさんいます。
そして卵、幼虫、成虫の採取を目的とするヒトもそうです。
画像のようなパトロール表示を必要としなくなる日が訪れますように。
「北御牧のオオルリシジミを守る会」の皆様、今日はありがとうございました。


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