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ナデシコ科ハコベ属のハコベ、ごく身近な植物で春の七草のひとつです
ハコベとひとまとめにしましたが、近隣には幾種類もの仲間が生育します。
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5種のハコベの仲間の見分けについて、花を中心にまとめてみました。
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ハコベの花弁は5個ですが、花弁には切れ込みかあります。
エゾオオヤマハコベの花弁の切れ込みは、明らかに他の4種と違います。
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花の中心にある雌しべの数で、ウシハコベの見分けが容易にできます。
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ミヤマハコベは花弁が萼片より明らかに長く、迷うことなく見分けられます。
また、他の2種に比べて花径が大きく、雄しべの数は10個です。
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花の下側から写した画像です。
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残った2種のコハコベとミドリハコベは、通称ハコベの代表種です。
よく似ていますが、草姿はややミドリハコベの方が大きいように思います。
草姿の雰囲気でおおよその見当をつけ、雄しべの数をルーペで観察します。
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雄しべの数は、コハコベが1-7個で、ミドリハコベが5-10個です。
雄しべが5-7個の場合は重複しますので、次に種子をルーペで覗いてみます。
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種子の表面の突起の形が、ミドリハコベではかなり尖ります。
コハコベの種子でも尖る場合もありますので、複数の種子の観察が必要です。
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ハコベの花の形態です。
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