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信州和田宿の林道歩きを楽しみ、軽トラの中で弁当を広げた時のことです。
林道を走りこちらに向かってくるウサギを見つけた妻が「ア」。
早速コンデジを取り出して構えると、倒木を飛び越える瞬間でした。
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幹を飛び越え、小枝に前脚を乗せてこちらを覗っているようです。
恐らく、ウサギには軽トラの白色の車体が目に入っているはずです。
全身の毛は褐色、腹部は白毛、耳先は黒毛で、ニホンノウサギの特徴です。
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小枝を乗り越えた後、茂みを覗いて入っていきました。
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と思いきや、茂みから飛び出し、再びこちらに向かって走ってきます。
二人とも「オォー」の歓声です。
走りは、前脚をずらせて後ろ足をそろえ、雪の上につく足型が納得です。
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腿や肩の筋肉、後ろ足先のたくましさ、野生が実感されます。
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軽トラに数メートルまで近づき、こちらに目を向けました。
危険察知能力に長けるウサギ、車内にいる人に気付かぬはずはありません。
しばしこちらを覗った後、土手を登って回り込んだ様子です。
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車外に出て見回すと、施設の金網の周りでウサギの姿をとらえました。
しばしうろつき、やがて金網をくぐって建物の前に座りました。
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抜き足差し足忍び足でシャッターを切りながら近づきました。
約5メートルの距離なので、耳も目も人の接近を察知しているはずです。
ですが、一心不乱で建物の壁をなめているようです。
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野生の動物は特殊な土をなめてミネラルの補給をしていると聞きます。
似た成分が壁にあり、人の恐ろしさよりミネラル補給欲が勝っていたのかも?
ウサギの前は壁、画像右側の白色の塗装の剥げた壁と同様です。
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長い間なめた後、満足した様子で茂みに入っていきました。
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