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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

食と放射能をテーマにした本

2011-09-30 | 放射能関連情報
 9月30日に主婦と生活社から「今ある放射能を消す食事」という本が出版されました。
 詳しくはこちらのアマゾンのページをご覧ください。


http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8A%E3%81%82%E3%82%8B%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%82%92%E6%B6%88%E3%81%99%E9%A3%9F%E4%BA%8B-%E9%87%91%E8%B0%B7-%E7%AF%80%E5%AD%90/dp/4391140969


 監修者は浜松大学健康栄養学科の金谷節子教授です。
 私は大したお手伝いはしていないのですが、名前がベラルーシからのデータ提供、ということで掲載されています。

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 クレヨンハウスから出版された「わが子からはじまる 食べ物と放射能のはなし」についてもご紹介します。

http://www.amazon.co.jp/わが子からはじまる-食べものと放射能のはなし-クレヨンハウスブックレット-安田節子/dp/4861011965/ref=zg_bs_2133648051_5


 内容についてですが、47ページにベラルーシの部屋ブログのことが紹介されています。それはありがたいのですが、
「そこ(ベラルーシの部屋ブログ)では、放射能を葉や根から吸収しにくい野菜から、順に吸収しやすい野菜までを色分けにして示しています(現在、この図は掲載されていません)。」
とありますが、ベラルーシの部屋ブログでは、このような図を掲載(公開)したことはありません。

 51ページには
「セシウムの体内被曝を受けた子どもに、お医者さんが『ビタペクト』という薬を処方していました。」
とありますが、ビタペクトは薬ではありません。
 食物繊維(ペクチン)に各種ビタミン類、ミネラル類を配合したサプリメントです。
 読者の皆さん、間違えないようにしてくださいね。

 クレヨンハウスからの連絡によりますと、この本は重版されることになっており、そのときに以上の箇所について改訂されるそうです。

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 放射能と食事をテーマにした本が今たくさん出版されています。
 これはつまり放射能のことを心配されている日本人が増えてきた、ということだと思います。
 「悲しい世の中になってしまった。」
と思われる日本人もいるかもしれません。確かにそうです。
 しかし、25年前のベラルーシにはこんなことをテーマにした本は全く売られていませんでした。
 それに比べれば、日本はそのような情報を手に入れやすい環境にあるということですから、いいことなのだと思います。また日本人の多くが食を通じての放射能対策に関心が高いという証拠だと思います。このような意識の高まりが大事だと思います。
  
 いろいろな本を読み比べてみてください。そしてただ読むだけではなく書籍を通じて紹介されている方法を生活の中に取り入れてください。実行するほうがしないより、ずっといいと思います。

 個人的にはペクチンといった食物繊維の効用が書籍の世界を通じて日本にも広まってきていてうれしいです。放射能に対して簡単に白旗を揚げてあきらめる、ということは日本人はしないでください。
 
 
 



「自分と子どもを放射能から守るには」日本語訳が出版

2011-09-15 | 放射能関連情報
 このブログでも内容を一部翻訳してご紹介していました本「自分と子どもを放射能から守るには」の日本語訳(日本語版特別編集)が世界文化社より出版されました。

 世界文化社のHPはこちらです。

http://www.sekaibunka.com/


http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/11318.html#buy


 筆者 ウラジーミル・バベンコ ベルラド放射能安全研究所(ベラルーシ)
 監修 京都大学原子炉実験所 今中哲二助教
 翻訳 辰巳雅子
 レシピ協力 荻野恭子 

 全国の書店、ネットでもお求めできます。定価は840円です。
 京都にあるヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」でも店頭販売しております。

http://vesna-ltd.com/

 
 この本を通してチェルノブイリ原発事故後のベラルーシで研究された放射能対策の知恵を日本人の方々に広くお知らせしたいです。
 原発事故後の世界に生きるベラルーシ人の気持ちも書かれています。きっとお役に立つ内容があると思います。どうかご一読ください。
 
 10月には筆者のウラジーミル・バベンコさんも出版発表記者会見に出席するため来日されます。
 バベンコさんはベルラド放射能安全研究所の副所長でもあり、長年、体内放射能測定室長をされている方です。
(ベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/
  

 アマゾン、楽天ブックスでの予約・購入はこちらです。アマゾンのサイトからはイメージ画像も見ることができます。

http://www.amazon.co.jp/dp/4418113185/


http://books.rakuten.co.jp/rb/9784418113187/item/11343956/


 目次をここでもご紹介します。

チェルノブイリ事故から25年。
時を経てわかった放射能の中を生きるすべとは。
ちゃんと知って、ちゃんと食べて、賢く生き抜く12Files

第1章 知って守る

File1チェルノブイリ原発事故のこと 
File2放射能とは? 
File3放射能はどのようにして体に入る?
File4放射能が体に与える影響 
File5食品の放射能測定と暫定基準値 
File6体内放射能を測る

  第2章 食べて守る

File7キッチンでできる食品放射能の減らし方 <野菜・くだもの、きのこ、乳製品、肉類、魚介類>
File8放射能から体を守る食生活 
File9ペクチン剤とは?

  第3章 この地で生きる

File10汚染地域で畑や家庭菜園をするには 
File11汚染地域で生きるためにするべきこと 
File12いっしょなら簡単に!

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ブログやツイッターなどで、この本のことを広めてくださっている皆様、本当にありがとうございます。 

 この本が出版され、私は翻訳者として著作権料をいただきました。
 その一部をチロ基金に寄付しました。
 使い道についてはまだ模索中ですが、11月に実施されたゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動の支援物資購入のためのお手伝いをさせていただきました。この活動について詳しくはこちらでご報告しております。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a044392edb86222cfe30d917c76b41b3


日本人に降りかかった放射能問題のために、このような関連書がたくさん売れるようになりました。著作権料をいただくのはもちろんうれしいのですが、反面それだけ心配されている方が多い、という証拠ですし、またこの著作権料を困っている人のために還元できないかどうか、ずっと考えていましたし、また考えたいと思っています。

NHKブログ 解説委員室 「チェルノブイリと福島・ベラルーシから学ぶこと」(追加情報あります)

2011-09-14 | 放射能関連情報
 2011年08月04日 (木)付のNHKブログをご紹介します。

ピックアップ@アジア 「チェルノブイリと福島・ベラルーシから学ぶこと」

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/450/91326.html


 ぜひぜひお読みください!!!

 ちなみに・・・上記ブログでは「ベルラッド研究所」「ベルラット研究所」と表記されていますが、「ベルラド研究所」が正しいです。
 それからベラルーシではお茶の基準値(セシウム)が1キロあたり3700ベクレルと紹介されていますが、370ベクレルの間違いです。
 ベラルーシではお茶が生育しないので、栽培されておらず全て輸入となっています。
 お茶だけを指定した基準値はベラルーシにはありません。
 指定されていない食品については「その他の食品」の基準値が該当します。
 「その他の食品」の基準値は1キロあたり370ベクレルですので、お茶の基準値は370ベクレルになります。

 また乾燥キノコの基準値が1キロあたり2500ベクレル、と甘いのは国民が食べる量は限られているのではなく、固い乾燥キノコをそのままバリバリかじって食べる人は普通いないので、水でふやかした場合を想定して、この基準値にしているのです。
 乾燥キノコは水で戻すと重さが約10倍に増えますので、乾燥きのこの基準値が1キロあたり2500ベクレル、というのは、ふやかした状態で、1キロ250ベクレルに相当します。
 ですからベラルーシの乾燥キノコの基準値が日本の基準値よりゆるいというわけではないのです。

 それから最後のほうに国家予算の話が出ていますが、ベラルーシでのケースを日本のケースとして単純計算して当てはめることはできないと思います。
 それは日本のほうがベラルーシより人口密度が高いからです。

 ちなみにネステレンコ所長は私には、日本の暫定基準値について
「悪夢のような数字です・・・。」
と話していました。


・・・・・

 以上の記事更新後、このようなメールをいただきました。
 上記のお茶の基準値が1キロあたり3700ベクレルなのか370ベクレルなのかについて、視聴者の方がこのブログを見た後、NHKに問い合わせたそうです。NHKの回答によると
 
「人が年に5キロ以上飲食しない食物(お茶、蜂蜜など)の基準は その他の食品の10倍とするとの備考記述があり、お茶の暫定規制値はそのほか370の10倍の3700ベクレルになります。」
 
 ・・・だったそうです。しかし私がベラルーシでもう一度ベラルーシの基準値(現在まで適用されている1999年に定められた基準値)について確認しましたが「人が年に5キロ以上飲食しない食物(お茶、蜂蜜など)の基準は その他の食品の10倍とするとの備考記述」はどこにもなく、ベラルーシの専門家も
「そのような備考はない。」
と話していました。

 さらにNHKは「ベラルーシの基準値は1999年に制定され、その後二年ごとに更新されています。」と問い合わせてきた方に回答していますが、それなら1999年度制定の基準値のほか、2001年の基準値、2003年の基準値、2005年の基準値、2007年の基準値、2009年の基準値、2011年の基準値・・・が存在しないといけませんが、ありません。
 2011年現在も1999年の制定の基準値を使っています。
 それともこれは1999年の前に2年ごとに更新された、ということなのでしょうか?
 しかし1999年前に更新されたのは1996年で3年前です。



チェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響(調査報告 チェルノブイリ被害の全貌)

2011-09-14 | 放射能関連情報
 2007年にロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士、そしてベラルーシのベルラド研究所の初代所長であるワシーリイ・ネステレンコ教授と当時は研究所員で現所長であるアレクセイ・ネステレンコ氏が「チェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響」という大変詳しいチェルノブイリ原発事故の報告書を発表しています。
 ロシア、ベラルーシ、ウクライナでの被害状況だけではなく、他のヨーロッパ諸国のデータもまとめられています。

 2009年にはこの報告書は英訳され「Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment」という題名でアメリカで出版されました。
 現在ボランティアの方々による日本語訳の作業が進んでいます。こちらのHPをご覧ください。

チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト

http://chernobyl25.blogspot.com/p/blog-page_10.html


 このHP内で暫定訳ではありますが、内容の一部を読むことができます。
 こちらは前書きです。

http://chernobyl25.blogspot.com/2011/08/blog-post.html


 また「第13節チェルノブイリの放射性核種を除去する」がすでに日本語で読めます。執筆したのはワシーリイ・ネステレンコ教授とアレクセイ・ネステレンコ現ベルラド研究所長です。

http://chernobyl25.blogspot.com/2011/07/13.html


 ぜひお読みください。日本の皆様にも役立つ情報が書いてあります。
 完訳は岩波書店から発行予定だそうですが、待ち遠しいです。
 かなり内容がぎっしりつまった報告書なのですが、その中でもこの「第13節」から翻訳がされ、またネット上で読めるようにしてくださったこのプロジェクトの方々のお気持ちがよく分かります。
 

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 ここからは2013年6月の書き込みです。
 岩波書店から無事日本語訳が出版されました。「調査報告 チェルノブイリ被害の全貌

 とても詳しい内容ですので、ぜひ読んでください!



ペクチン配合セルロースについて (2)

2011-09-06 | 放射能関連情報
 今回子どもたちに渡したセルロースの商品名は「ペクチン配合植物性セルロース・ツルコケモモ入り」です。
 こちらはこの商品を製造しているベラルーシの企業のサイトです。

http://akila.deal.by/


 しかしこの上記のサイト、画像もなくて分かりにくいです。
 この商品に使われているペクチンとセルロースはりんご由来のものです。またさまざまなタイプの商品があります。
 ツルコケモモ入り、ビルベリー入り、パイナップル入り、ブラックチョークベリー&マリアアザミ入り、キクイモ入り、シーバックソーン&昆布入りがあります。

 この中でもパイナップルなどにアレルギー反応を起こす子どもがいるので、ツルコケモモ入りかビルベリー入りかキクイモ入りを渡してほしい、とSOS子ども村側から頼まれました。
 早速近所のスーパーに行ってみましたが、ツルコケモモ入りとパイナップル入りの2種類しかありませんでした。とりあえずそこで2個しかなかったツルコケモモ入りを購入し、別の店でもツルコケモモ入りを2個購入しました。
 ビタペクトTは152グラムなのですが、この商品は250グラム入り。そこで子ども2人に1個のペクチン配合セルロースを渡しました。
 私は子どもたちにあげる前に試しに自分で飲んでみようと思い、ビルベリー入りとシーバックソーン&昆布入りを買ってきて飲んでみました。
 中身はビタペクト2にそっくりの粉末で、特にシーバックソーン&昆布入りのほうは色も味もビタペクト2ととてもよく似ていました。
 飲み方は「大さじ1杯か2杯を、コップ1杯の冷水または温水に混ぜて飲む。」とあったのですが、SOS子ども村の医師によると
「それは成人用の飲み方で、子どもは小さじ1杯でいい。」
ということでした。実際にSOS子ども村で子どもたちに渡したときはそう飲むように指導しました。

 自分で買ってきた商品には商品説明を書いた小さいカードが蓋のところについていました。それを見てびっくり。
 「1日に平均35グラムのセルロースを摂取しましょう。」
とあり、さらびこの商品を
「このような症状にお勧めです。①放射線被曝による疾病予防。放射能汚染地域における放射性核種の体内排出。」
と勧めており、やはりSOS子ども村の子どもたちに渡してよかったと思いました。

 さらにこの続きを見ると
「②ダイエット効果があります。肥満を予防します。
 ③便秘、痔、末梢血管の静脈瘤予防。 
 ④大腸内の悪性腫瘍の予防。その他の内臓、組織における腫瘍の予防。 
 ⑤胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防。 
 ⑥腸内細菌の環境が悪化している人向けです。 
 ⑦消化不良、鼓腸、胃けいれんの人。 
 ⑧心臓・循環器系統の疾病予防。アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、脳卒中、高血圧による疾病予防。 
 ⑨胆石・胆嚢炎の予防と治療。 
 ⑩糖尿病患者の方に。 
 ⑪免疫力が低下している方に。」

 セルロースとペクチンの組み合わせってすごいですね。 

 またこのカードの裏にはセルロースとペクチンの説明もあります。
(セルロースやペクチンと聞いても何なのか分からないベラルーシ人もいますから。)
 それによると
「不溶性の植物性セルロースはまず腸内のぜん動運動を改善します。便通をよくして、鼓腸の原因を解消します。消化されなかった食べ物のカスをきれいにします。血中の毒素のレベルを低下させます。水分によってセルロースの一部は膨張し腸内の絨毛をきれいにし、腸内細菌の再生を促します。」

 ペクチンの説明はこうなっています。
「ペクチンは水溶性の食物繊維です。りんご由来のペクチンは胆汁酸と脂肪に結合し、体内からの排出を促進します。胆汁酸と結びつくことによってアップルペクチンは胆汁の流れをよくします。ゲル化したペクチンは胃の粘膜を覆って、科学的な影響を与える物質(胃酸、辛い料理、アルコールなど)から胃を守ります。脂肪酸と結合することによって、脂肪の吸収を防ぎ、血中コレステロール値を下げます。」
(※ペクチンには水溶性のものと不溶性のものがあります。ここでは水溶性のペクチンが使用されています。)

 以上がベラルーシ製のペクチン配合セルロースに添付されていた説明書きです。
 

ペクチン配合セルロースについて (1)

2011-09-06 | 放射能関連情報
チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」で応急措置としてビタペクトTの代わりに配ったペクチン入りセルロースについてです。
 セルロースはダイエットや便秘に効果があるとされている食物繊維の一種です。セルロースについては6月26日付の投稿「ベラルーシの児童における環境不適応症候群とその改善法」でもご紹介しましたが、
「便通をよくするためにセルロースを摂取する。」
とあり、気になっていました。

「環境不適応症候群とその改善法」について詳しくはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/95333e3d4ec7d1ead056b0cda97793cc


 セルロースはベラルーシではここ数年スーパーマーケットで健康食品として売られており、種類も増えてきました。
 ビタペクトTはビタミンとミネラル類が含まれていますので、薬局で販売されており、一般の食料品店では買えませんが、セルロースは買えます。
 この画像はベラルーシで入手できるセルロース商品の外観です。ベラルーシ製のものとロシア製のものがあり、この画像に写っているものの他にもいくつか種類があり、気軽に購入できます。
 (値段もいろいろです。)

 この中でもペクチンが配合されているベラルーシ製のセルロース商品をチロ基金は購入し、SOS子ども村で配ることになりました。
 ベルラド研究所とSOS子ども村の両方に意見を求めましたが、セルロースだけではなくペクチンが配合されているなら、ビタペクトTの代用ができる、ということでした。しかしビタペクトTとちがってビタミンとミネラル類が入っていないので、やはりビタペクトTを子どもたちにあげるほうが望ましいそうです。
 SOS子ども村からは保養家族に対して常にマルチビタミン剤を渡しているので、それならペクチン入りのセルロースを与えてもよい、ということに決定しました。
 今回子どもたちに渡したセルロースの商品名は「ペクチン配合植物性セルロース・ツルコケモモ」です。 

ペクチン配合セルロースについて (3)

2011-09-06 | 放射能関連情報
 ベラルーシ製のペクチン配合セルロースの説明書きを見ただけでも驚きですが、ロシア製のセルロース商品のほうはもっと驚きです。
 
 「ペクチン配合セルロースについて(1)」に添付した画像の手前に水色の袋が写っていますが、これはロシア製のセルロース商品です。
 商品名は「小麦由来セルロース・ビルベリー入り」(それにしてもそのまんま、というネーミングが多いですね。(^^;))
 ベラルーシ製のもロシア製のもビタペクトTのようなビタミン類、ミネラル類は入っていません。またこのロシア製セルロースはペクチンも配合されていません。
 こちらは水で混ぜて飲むのではなく、食べるタイプのセルロースです。
 これも粉状でおかゆに混ぜる、肉料理、魚料理、野菜料理に混ぜる、スープに入れる、小麦粉を使う料理の場合、小麦粉に混ぜておいて焼くなどの調理をする、乳製品に混ぜて摂取する・・・とあります。
 そのため、SOS子ども村ではこちらのセルロース商品を子どもたちにあげるのはやめておいてほしいと言われました。
 放射能値が高い子どもだけに配布しているビタペクト2の活動ですから、家族全員が食べる食事に混ぜてしまうタイプのセルロース商品だと、放射能値が低かった子どもも摂取してしまうことになるからです。

 それからこの商品にもやはり「セルロースとは何か? 何に効くのか?」が包装に印刷されているのですが、そこに堂々と
「放射性核種と結合する」と書いてあるのです。(画像はその説明部分です。)
 つまりペクチンだけではなく、セルロースも放射能の排出に効果がある、ということです。(便通をよくするだけではなかったのですね。)
 ・・・ということは他にも食物繊維の仲間で、放射能の排出をするものがあるのかもしれません。

 とにかくロシアではセルロースも放射能の排出に効果があることを公に認めており(そうでないとこのような商品を堂々と販売できません。)ベラルーシでもこのような説明のついたロシア製のセルロースを堂々と販売している、ということです。
 しかも薬局で売られているビタペクトTよりも、ずっと手軽にスーパーで購入できるのです。

 以上がベラルーシとロシアにおける実情です。
 ウクライナやバルト三国でもベラルーシ製セルロースが販売されています。
 旧ソ連では体内被曝対策に食物繊維の摂取を国民に促している、と言ってよいと思います。
 将来、日本もこうなるのかもしれません。

 ちなみにセルロースを多く含む食品を紹介している日本語のサイトがありましたので、お知らせします。

http://www.drrk.net/fiber_04.html


 せっかくですので、このロシア製セルロースの説明も翻訳しておきます。
「小麦由来のセルロースは天然の食物繊維です。食物繊維は消化器官の働きを刺激し、腸や胆管の病気を予防するために必要です。また心臓・循環器系統の疾病のリスクを下げ、糖尿病患者の食事にも適しています。こちらの商品は低カロリー食品です。腸内における吸着作用があるため、腸内細菌の働きを正常化し、また重金属塩と放射性核種と結合します。
 当品を定期的に摂取することを続ければ、基本の食事では不足しているセルロースを補うことができ、ダイエットにも効果が出ます。また胆汁分泌を正常化し、血中コレステロール値と血糖値を下げる作用があります。」

 セルロースってすごいですね。私自身はビタペクトTを使って自分と子どもで人体実験(^^;)をしていたので、セルロースを併用して、体内放射能値の数値に影響が出てはいけない、と思い、セルロースはわざと摂取していなかったのです。
 しかし再測定も終わったので、こんなに体にいいセルロースを飲んでいます。(痩せたいわけではないんですが・・・。)(^^;)
 他にセルロースを飲んだ人からは
「便秘が治った。」
と話していました。
 
 これからは食物繊維に注目して、日本でも内部被曝対策の一つにならないか、日本で研究をしてほしいです。

 ちなみにこのような毎日新聞の記事があります。
「どうなる、食の安全/下 「放射線に効く」本当?」

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20110913ddm013040198000c.html


 私は自分のベラルーシでの経験をこのブログでご紹介しているわけですが、今までも
「ペクチンなんて本当に効くの?」「効くわけがない。」
といった意見を見聞きしたり、またそういうメールをいただいたこともあります。
 今回セルロースのことをご紹介しましたが、そうすると今度は「セルロースなんて効くの? 効かないだろう。」
というご意見が出てくると思います。
 しかし私にできることはベラルーシの実情をお伝えするだけです。
 正直に言いまして、ペクチンの効果を疑っておられる方は、ペクチンを飲まなければいいだけの話だと思います。
 もしかするとペクチンよりずっと効果のある方法が、日本で発見され、日本人が自由に飲めるような時代が来るかもしれませんので、ペクチンだけが唯一の方法だとは私は決め付けているわけではありません。
 どうか日本の研究者の皆様、ベラルーシ・ロシア・ウクライナの過去の研究結果を踏まえたうえで早急に日本人のための体内被曝対策を研究してください。 

自分で試してみます。8月の測定報告

2011-08-26 | 放射能関連情報
 お約束しておりました8月の体内放射能値の測定結果をご報告します。

6月20日付記事で「自分で試してみます」という投稿をしました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/e22000289d0423d33679fc71be5a7be6


 さらに7月21日付記事で、7月の再測定結果をご報告しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/deb9b5adb8f71e2863e42dcd8e68c04c


 その後も私とうちの子は毎日欠かさずビタペクトTを1タブレットずつ飲み続け、食生活もパンフレット「自分と子どもを放射能から守るには」に書いてある内容を完璧に守るという生活を続けてきました。
 そして8月25日、最後のビタペクトTのタブレットを飲み終え、8月26日に再々測定に行ってきました。
 その結果・・・

 私の測定値は体重1キロあたり14.16ベクレル!
 うちの子は体重1キロあたり11.49ベクレル!

 下がっていました!!!
 6月、7月、8月の三つの測定結果はこうなります。

 私 34.44ベクレル → 20.00ベクレル → 14.16ベクレル
 子 21.05ベクレル → 16.82ベクレル → 11.49ベクレル

 この数値なら、うちの子も注意レベルではありません。(ビタペクトTを再び飲まなくていいです。)
 
 それから7月24日付記事「自分の夫と子どもでも試しています」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/e5978cf419c4438d5e2efcd4288c7e7e


 ・・・でお知らせしたように、ビタペクトTを飲んでいない夫の測定結果もお知らせします。
 今回の結果は 11.02ベクレルでした。
 つまり3回の測定結果の経緯は

 夫 11.64ベクレル → 16.28ベクレル → 11.02ベクレル

 ビタペクトTを飲んでいなくてもよくなっています。
 これはやはり、食材を下処理し続けた結果だと思います。

 皆様によいご報告ができて本当にうれしいです。
 これで親子でビタペクトTを飲むのは一度終了します。しかし、食材をよく洗ったり、塩水につけておく下処理はこれからも続けます。これは特に難しいことではなく、ずっと続けられると実感しました。
 また食生活上の注意点(ベルラド研究所が勧めている果物などを意識して多く摂る・・・など。)もこれからも続けます。

 この2ヶ月、家族で断食のような苦しいことを自ら強いていたわけではありません。
 お付き合いがありますから外食もしましたし、ベリー類も食べました。
 ただベリー類は測定をして、安全だと言う数値が出たので食べたのです。
 このように(下処理していない食材を使った)外食も複数回ありましたし、家庭菜園で作ったベリーや野菜類も食べましたが、このようなよい結果が出ました。
 たまに外食したり、家庭菜園で作った野菜類を食べる・・・これが我が家の食スタイルなのですが、それでも苦労なく、体内放射能値を減らすことができました。
 ビタペクト、ありがとう! ペクチン、ありがとう! これで食スタイルを極端に変えなくても、普通にベラルーシで暮らしていけます。 

 画像は家族3人の測定結果です。(クリックすると拡大します。)ただ生年などプライバシーに関わる部分がありますので、結果の用紙の上下をトリミングしてあります。ご了承ください。
 上から順に、私、子ども、夫の測定結果です。

  
 
 

南相馬の方の検査結果(追加の内容があります)

2011-08-13 | 放射能関連情報
 SAVE CHILD と言うサイトでこのような記事を読みました。

【内部被曝】南相馬の方と西東京在住の方の検査結果(ホールボディーカウンター)


http://savechild.net/archives/6876.html


(一部抜粋します。)

南相馬の方の検査結果

 以下は、南相馬の酪農家の方の検査結果です。NHKのNews Watch 9で2011年08月03日(水)に放送された映像の中に映し出された検査結果の画像です。セシウム137と134の合計が25万ベクレルを超えているように見えます。ヨウ素はゼロのようです。

Cs-137 129746Bq + Cs-134 122676Bq = 252422 Bq/kg

・・・・・・・・・・・・

 これは体重1キロあたりなのか、体全体の測定結果なのか上記サイトの内容(文章)と、画像を見てもよく分かりませんでした。
 
 仮に体全体の測定結果とします。この酪農家の方の体重がどれぐらいなのか分かりませんが、子どもではなく大人だということは分かります。
 仮に体重が80キロとして、計算すると体重1キロ当たり3155.2ベクレルになります。

 この方が私のサイトをご覧になるかどうかも分からないのですが、このブログの8月6日付の記事「福島県民の方が受けた測定の結果について」を読んでいただき、セシウムが排出されるような対策を早く採っていただきたいです。


 (以下は追加の内容です。)
 8月22日にSOS子ども村へビタペクトTを配ってきたので、SOS子ども村で働いている医師に上記の検査結果について意見を求めました。
 数字を聞いて大変驚いていていました。体重1キロに換算して3000ベクレルというのはどうなのか、と質問すると
「この人をすぐに入院させなさい!」
・・・でした。
 そして
「すでにこの人には異常が出ている可能性があるので、血液検査、心電図を取る、各臓器の超音波検査をしなさい。もし異常が見つかれば、すぐに治療を始めなさい!」
 ・・・と言うことでした。ペクチン剤などの投与などでは全く追いつかない、急いで点滴を受け、異常があれば輸血をしなさい! とも話していました。

 私はこのブログ上で大量のペクチンを摂取することを勧めましたが、ベラルーシ人の医師に言わせると、そんな経口投与のサプリの効果が出るのをのん気に待っている場合ではないそうです・・・。
 
 そしてこの数字を
「聞いただけで、こちらの気が狂いそうになってくる数値です。」
そしてこれからの日本はどうなるのか・・・と非常に危惧されていました。  

 あくまでベラルーシで子どもたちの保養活動に関わっている一人のベラルーシ人医師の意見としてこの記事を追加いたします。
 

どうして体重1キロあたりの結果ではないのでしょう?

2011-08-09 | 放射能関連情報
 8月6日付で「福島県民の方が受けた測定の結果について」という記事を公開しましたが、その後、この記事を読んだ方から「日本のホールボディカウンターは体重1kg当たりではなく、体全体での数値のようです。」と教えていただきました。
 合点がいきましたよ。これでドイツのホールボディカウンタが検出できる下限の数値が20ベクレルというのも分かりました。
 体重1キロあたり20ベクレルだったら、5ベクレルというベルラド研究所の簡易型ホールボディカウンタより精密ではない、ということになっておかしい、と思っていたのですが、体全体で20ベクレルだったら、とても精密ですよね。さすがドイツ。
 
 しかしですよ、ベラルーシでは体重1キロあたりでどれぐらいのベクレルかを測定し、その結果に基づいて、「安心」とか「要注意」とか判断するのが、当たり前の常識です。
 私もいつもそれでチロ基金の活動をする目安にしているわけです。
 正直言って、体重1キロあたりのベクレルで結果を表示するのが、国際基準で「当たり前」だと私は思っていましたので、日本のホールボディカウンターの検査結果もそのように表示されるに決まっている、と思っていました。 

 どうして日本では体重1キロあたりの結果ではないのでしょうか?
 食品の測定も1キロあたりで計算して基準値より、上とか下とか判断するのと同じです。
 
 日本の場合セシウム134の検出限界が320Bq、セシウム137の検出限界が570Bq というのも、小さいお子さんのこと(体重が少ない)を考えると、大雑把だなあ、と感じます。
 例えば、体全体でセシウム137が569ベクレルの子どもがいたとします。でも限界値570Bq以下なので「不検出」とされます。
 もしこの子どもが体重10キロだとすると、体重1キロ当たり56.9ベクレルになります。
 ベラルーシだったら「要注意」レベルで、「ペクチン剤を飲みましょう。」と言われます。でも日本だったら「不検出」です。
 これでよいのか? と思います。

 「福島県民の方が受けた測定の結果について」という記事内での
 「体内に多く検出された方はセシウム137が3000ベクレル以上の方が3名、うち2名がセシウム134も約3000ベクレル、一人の方は約2800ベクレル検出」
 ・・・ですが、大人と子どもではずいぶんこの数字の意味が変わってきます。

 もし体重100キロの大人で、セシウム137が3000ベクレルとすると、体重1キロあたり30ベクレルで、しかも大人だから、「安心」になります。
 しかし体重10キロの子どもだと体重1キロあたり300ベクレルで、しかも子どもだから、「危険」になります。
 
 体重50キロの人だったら、体重1キロあたり60ベクレルです。 
 この人が子どもの場合だと「要注意」で、ペクチン剤を飲むなどの対策を取らないといけないとされます。
 この人が大人なら「安心」レベルですが、大人でもまだ若く、これから子どもを産む予定のある方の場合は「要注意」でペクチン剤を飲みましょう、と言われます。

 年齢によっても基準が変わってくるので、「体全体で○○○ベクレル」という数字だけを被験者に伝えるのは、大雑把だと思います。
 今回の検査では被験者の方に直接、もう少し詳しい説明をされているかもしれませんが・・・。
 
前述の「日本のホールボディカウンターは体重1kg当たりではなく、体全体での数値のようです。」と教えて下さった方は、北海道で検査された方に結果を伺ったそうです。

 その結果、セシウム137が800ベクレル代、セシウム134が6000ベクレル代だったそうです。
(すみません。細かく数値を教えてもらったのですが、そのままここで公開すると個人情報公開につながりますので、「ベクレル代」というあいまいな表現をわざと使っています。)

 検査した方に「体重1kg当たりですか?」と聞いたところ、「分からない。」とおっしゃっていましたが、医師からは微量だと言われたそうです。

 これが仮に体全体としての数値として、この被験者の方の体重が例えば50キロとすると、体重1キロあたりのセシウム137が約16ベクレル、セシウム134が約120ベクレルです。

 どうしてこれが「微量」になるのか、理解に苦しみます。(単位の種類の間違いではないですよね?)
 
 日本で測定を受けた方、体全体の数値を告げられても、体重1キロあたりに換算してから判断してください。
 
 

福島県民の方が受けた測定の結果について

2011-08-06 | 放射能関連情報
 木下黄太さんのブログ
 放射能防御プロジェクト「福島第一原発を考えます」内で

「福島県民がうけたホールボディカウンターや尿検査はまともなレベルなのか?」
 と言う記事があります。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/6f5a0fcc77d9eddb53030d57b29546f1


 そのコメント欄、8月6日の投稿で検査結果のことが書いてありました。(詳細はぜひ上記ブログをご覧ください。)それによると

 「線量の高い浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の計122人を対象に実施。」
 
 このことはニュースで見て知っていたのですが、その結果が7月中旬に出る、ということだったのに、その後のニュースで報道されたのか私は分からないままでいました。

 そして「122人のうち結果が示されているのは109人、うちセシウム134が検出限界(320Bq)以上の方が52人、セシウム137が検出限界(570Bq)以上の方が32人、両核種で検出限界以上の方が26名。」

 この検出限界が570ベクレルとか320ベクレルというのは、何なのでしょう?
 つまりこれ以下の数字だと、「不検出」表示されるということです。
 この検査で「不検出」と言われた方も、それを「0ベクレル」だと思わないでください。
 ベラルーシでは子どもの場合、体重1キロあたり20ベクレル以上だと「要注意」で、ペクチン剤を飲むなどの対策を取らないといけないとされています。

 「体内に多く検出された方はセシウム137が3000ベクレル以上の方が3名、うち2名がセシウム134も約3000ベクレル、一人の方は約2800ベクレル検出」

 絶句しました・・・。
 この3人の方は大人なのか子どもなのか分からないのですが、大人でも体重1キロあたり200ベクレルが危険レベルで、70ベクレルが注意レベルとベラルーシではされています。
 大人と言ってもまだ若く、これから子どもを産む予定のある方、可能性のある方の場合は男女とも、50ベクレルで「要注意」でペクチン剤を飲みましょう、と言われます。

 それで、この高い値が検出された方々ですが、結果が出てはいこれで終わり、なのでしょうか?
 何か対応策など教えてもらえるのか? 何か放射能排出のために有効なことをしてくれるのか? 有効なものをもらえるのか?
 と思いました。
 測定だけして、結果だけ伝えて、検査機関はデータだけ集めて「これからこれを使って研究します。」なのでしょうか?

 何とかしてあげてください!

 これではチェルノブイリのレベルと同じです。

 私から言えること、そしてこの検査結果だった人がこのブログを読んでいるかどうかも分からないのですが、ここで書きます。
(もしこの方々がベラルーシに今いたら、このように指導される、という情報です。)

 検査の結果、体重1キロあたり570ベクレル、320ベクレル以上だったという方へ。
 ペクチンを多く含む食生活を始めてください。そしてペクチンのサプリを飲んでください。
 飲み方は大人(15歳以上)1日3グラム。子ども(3歳以上)は1日2グラム。
 食前に2,3回に分けて飲んでください。
 マルチビタミンとマルチミネラルのサプリも併用してください。(サプリに表示されている量と回数を守って飲んでください。)
 毎日飲み続けて、1ヶ月経過したら、ペクチンサプリを飲むのは休止してください。
 2ヶ月休んだ後、再び同様にペクチンサプリ、マルチビタミンとマルチミネラルのサプリを1ヶ月飲んでください。
 
 測定結果が3桁の方は念のため2ヵ月休んでからもう一度同じようにペクチンサプリ、マルチビタミンとマルチミネラルのサプリを1ヶ月飲んでください。

 測定結果が4桁の方は1ヶ月飲んで2ヶ月休み・・・を1年間は続けてください。
(このようにサプリを飲んでも、汚染されたところに住んでいて、保養にも行かず、汚染された食品を食べていれば、3000ベクレルの人が70ベクレル以下になるのか? ときかれるとすれば、私は「おそらく無理。」と答えます。)
 
 それから食品に気をつけて、できるかぎり放射能を含んだ食品を食べないようにしてください。
 弊ブログ内の情報
「自分と子どもを放射能から守るには」
を参考にしてください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/m/201104


 今回の測定で570ベクレル、320ベクレル以下だったので不検出だったという方も、気をつけて下さい。
 はっきり言って、もっと詳しく測定できる方法で測定し直してほしいです。

母乳について

2011-07-31 | 放射能関連情報
 母乳について複数の方から心配するメールをいただきました。
 前にもこのブログ上でお答えしたのですが、ここで母乳に関してはまとめようと思います。
 以前いただいたご質問は「赤ちゃんに母乳をあげても大丈夫?」です。

 私としてはまずどれぐらい放射能汚染されているのか、いないのか調べてほしい、と言いたいです。それよりも1人1人授乳中のお母さんは母乳を強制的に測定するるぐらいのことを国がしてほしいぐらいです。
 放射能が見つからなければ、あげればよく、見つかったらあげなければいい話です。
 しかし、現状は「母乳の測定ができないので、子どもにあげてもいいのかどうか悩んでいる。」というところでしょう。
 
 私から言える対策としては、お母さんの体に入った放射能が母乳にいってしまうのですから、まずお母さんが放射能の被爆を受けないように努力することです。
 問題なのは食べ物です。こちらのほうが長期にわたる問題になると思います。
 しかし対策方法はあります。それはカリウムとカルシウムをお母さんがたくさんとることです。そうすると放射能のセシウムとストロンチウムが体の中に入ってきません。
 そうすれば母乳のほうにも放射能がいかなくなります。でも汚染された牛乳をカルシウム源としてお母さんが飲まないでください!

 粉ミルクに切り替えるとなると、今度は
「水道水は安全か?」
という問題が出てきて、悩ましいところです。
 水道水は活性炭を使ったフィルターを使ったら放射能を除去できる、と言う学者もいれば、いやできない、という学者もいて、私自身どっちが正しいのか分かりません。
 ベラルーシでもフィルターを開発する話があったのですが、立ち消えになってしましました。
 やはり簡単には放射能を除去できるフィルターはできないのではないかと思います。
 
 私自身の意見ですが、赤ちゃんには母乳をあげてほしいです。(ただし検査をして、放射能が母乳から検出された場合は赤ちゃんにあげないでください。)
 母乳には赤ちゃんの免疫を高める力があります。
 私が問題だと思うのは、放射能そのものの作用より、それによって免疫力が低下し、病気になりやすくなることです。 
 赤ちゃんの免疫力を高めるためにも、母乳をあげてください。そのためにもお母さんがまず被爆しないように気をつけてください。

 放射能の被爆というと、すぐ髪の毛が抜けるとか、白血病になるとか言われていますが、そのような症状で亡くなる人は実はとても少ないです。
 私が問題だと思うのは、放射能そのものの作用より、それによって免疫力が低下することです。 
 それで、簡単に病気(かぜなど)にかかり、さらに重篤化してしまいます。これが問題だと思います。

 母乳を測定するのは大切ですが、日本では基準値がゆるいのが問題です。
 ベラルーシの場合ですが、母乳は食品ではないので、食品の基準値一覧表に「母乳」という項目がありません。
 しかし母乳は「子ども向けの食品」として扱われるので、これが基準値として適用され、ベラルーシでは母乳1リットルあたり37ベクレルが基準値となっています。

 母乳の放射能濃度についのデータはベラルーシにあります。原子力資料情報室発行の「チェルノブイリ10年」と言う本にも載っています。
 ベラルーシ母子健康管理研究所、放射線生物学研究所の研究「チェルノブイリ事故後の母乳中放射能と鉛の濃度」によると、3つの汚染地域と対象地域としての非汚染地域の合計4つの地域に住む母親の母乳を調べました。
 それによるとセシウム137の濃度が、平均で1番高かったのは、非汚染地域の母乳でした。理由としては地表の汚染が低くて「非汚染地域」とされていても、土壌からの農産物へのセシウムの移行率が高かった・・・つまり食品による内部被爆です。
 もう一つの理由は「非汚染地域の住民は食品の放射能汚染への関心が低いから」です。
 皆さんはどう思われますか?
 ただし高汚染地域の母親から1リットルあたり、59.6ベクレルが検出された人もいて、この人が最高の値をこの中では記録しました。
 
 さらにセシウム137のほかストロンチウム90や鉛も全ての母乳サンプルから見つかりました。
 新生児の骨格中のストロンチウム90の濃度は妊娠中の母親の食事中の濃度の2.3倍である、と言う報告もあるそうです。
 授乳中の方も妊娠中の方も食事にはくれぐれも気をつけてください。 

 放射能が含まれる母乳をあげてしまった場合のその後の影響については、ベラルーシではちゃんとしたデータはたぶんないと思います。
 それは具体的に詳しく研究している人がいないからです。そもそも被験者になる人をたくさん集めないといけませんが、心情的に考えて、承諾するお母さんは少ないでしょう。
 後になって
「ほら、あんたが母乳をあげたから、10年後子どもがこんな病気になった。」
というようなことを実験データの結果として、つきつけられるかもしれないからです。
 
 研究そのものも難しいです。上記の風邪がこじれて死んだ、というようなケースも被爆のせいだとするのかしないのかも議論されるでしょう。
 母乳が子どもに与える影響は未知数です。
 しかし言えるのは、できるかぎりお母さんが被爆しないようにして、放射能の入っていない母乳を赤ちゃんにあげるのが、一番だ、ということです。

 それとできるかぎり測定をしてください。そうすれば対策方法も見えてきます。
 (ただ、検査に2万円とか3万円とかするそうですね。少子化に歯止めをかけよう!と国が叫んでいる中で、こんな事故が起きたのですから、もっと国が母親と子どもをケアしてほしいです。子どもを国の宝と思ってほしいです。母乳の検査なんか国が費用を出して、全て無料にすべきと思います。)

 ただし、日本の母乳の基準値は1キロあたり200ベクレルです。(基準が変わっていたらすみません。)ゆるすぎます。
 ですから検査をして、その結果を「大丈夫です。」と言われるだけではなく、具体的にどれだけのベクレルだったのか、きちんと教えてもらってください。
 「大丈夫です。」と言われても、その数値が「199ベクレル」だったらどうしますか?
 私だったら自分の子どもにこのような母乳はあげたくないです。

 ちなみにベルラド研究所では1リットルあたり37ベクレルというベラルーシが決めた基準値すら「ゆるい」と批判しています。
 
 精神的にもつらい、と言うお母さんたちのためにも、授乳中一時的に避難するのも、私はいいことだと思っています。

先天性の異常

2011-07-31 | 放射能関連情報
 5月14日付の記事「低レベルの放射能でも危険があります」でも少し触れましたが、先天性の異常についてです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2ac51efe091604740fad16a57e40b92f


 チェルノブイリ原発事故が起きた後、先天性の異常を持った子どもが放射能汚染地域でたくさん生まれたらしいが、これから日本で出産してもいいのかどうか悩む方々からのメールが届いています。 
 1996年に原子力資料情報室が発行した「チェルノブイリ10年」という本にベラルーシ遺伝疾患研究所、広島大学原爆放射能医学研究所による「事故後のベラルーシにおける先天性胎児障害」という報告が載っています。

 1986年の事故後、この年は確かにべラルーシで中絶する人が増えました。しかしもともとベラルーシは中絶の件数が多い国です。(理由の多くは、経済的に育てられない、望まない妊娠だった、中絶手術費用が無料か、あるいはとても安いことが多い・・・などです。)
 放射能の影響を恐れて、中絶したという人も1986年にはもちろんいました。
 そのため、本来なら異常を持って生まれてきたはずの子どもが、生まれないことになったので、誕生した子どもだけを対象にして、先天性異常の発生の割合を計算すると、それはあまり正しくないのではないか、という指摘があります。

 ベラルーシの遺伝疾患研究所はそういうことを踏まえ、中絶された胎児をサンプルとして集め、顕微鏡で観察し、異常があるかどうか調べました。
 その結果、事故前のミンスク市の調査結果を基準にすると、放射能汚染地域では胎児の異常が、1986年後半から1992年までの調査結果の場合、有意に5%増加していました。
 多く見られたのは口唇裂、口蓋裂、腎臓異常、尿管異常、多指症だそうです。

 事故後生まれた新生児については高汚染地域(セシウム137が1平方キロあたり15キュリー以上)で先天性の異常が増えました。事故前と比べ79%増えています。
 また高汚染地域では1987年と88年に発生のピークがありましたが、他の地域ではピークはなかったそうです。
 特に増加したのは多指症、複合的形成不全症だそうです。

 1986年12月から1987年2月に生まれた子どもは、事故発生時は胎児だったはずです。しかし他の時期に生まれた子どもと比べて先天性障害はほとんど増えていません。つまり原発事故が起きたとしても、胎児には放射能はあまり影響を与えない、ということです。
(ただ妊娠期間のごくごく初期だった場合は放射能により胎児が影響を受ける可能性があります。)

 胎児のときに母親の体内で被曝するよりも、事故が起こってしばらくしてから、被曝した親の生殖細胞が突然変異を起こすと、より遺伝的影響として先天性の異常が子どもに現れるのではないか? とも言われています。しかしはっきりしないことも多いです。

 私の意見ですが、以上のベラルーシでのデータがそのまま日本のケースとして当てはまると仮定すると、今妊娠されている方が、放射能を心配するあまり「障害児を生みたくないから。」とあわてて中絶されるのは、やめておいたほうがいいと思います。
 それよりも、これから妊娠される方(特にここ1、2年の間)のほうが、妊娠中の経過を注視するほうがいいと思います。


 同じく原子力資料情報室が2006年に発行した「チェルノブイリを見つめなおす・20年後のメッセージ」という本には「遺伝的影響と胎内被曝影響」という記事があります。

 ベラルーシ先天性疾患研究所によると、1987年1月にダウン症の子どもが急激に増え、その後またピークが1990年5月に起きた、とあります。
 つまり1987年1月生まれの新生児ということは(早産の可能性もありますが)1986年4月の事故当時、母親はごく初期の妊娠時期だったと思われます。
 その後急に起きた1990年5月のピークですが、これは事故発生からほぼ4年目です。どうして急にこの時期だけ増えたのか説明はありませんでした。
(事故当時ハイティーンだった年齢の子どもが成人して、出産した結果ではないか、という意見もありますが、このデータだけでは出産したときの年齢が分からないので、何とも言えません。)

 また先天性の障害は放射能に関係なくても起こり、その頻度は6%、とあります。つまりもし、日本で今後
「放射能被曝のせいでうちの子が異常を持って生まれた。賠償してほしい。」
と訴えるケースが出てきても、放射能との関連性は不確定であるとされ、賠償など受けられない可能性のほうが高いと思われます。

 1996年に読売新聞の記者と同行してベラルーシ遺伝疾患研究所の所長さんとお話したときには、
新生児1000人当たりの先天性異常の発生頻度を平均し、グループを「1982年から85年生まれ」と「1987年から1995年生まれ」に分けて推移を調べると、
放射能汚染度が1平方キロメートルあたり「15キュリー以上」の地域だと、3.87から7.07に増えていました。
 「1-5キュリー」の地域では4.57から6.90に、「非汚染地域」とされている地域でも3.90から5.84に増えていました。

 つまりだいたい1.5倍から1.8倍ぐらいに増えていることになるのですが、気になるのは「非汚染地域」でも1.5倍ほど増えている点です。
 これは汚染地域に住んでいなくても、汚染された食品を食べていてはいけない(自分から生まれる子どもに影響が出るかもしれない)ということだと思います。
 
 以上のようなことを読まれると、心配になってしまう人もいると思います。
 しかし、、障害によってはもともとの発生頻度が少ないものもありますから、それがあなたのお子さんに発生する可能性が放射能のせいで発生頻度が2倍になるとしても、確率で言うとかなり少ないほうだと思います。
 つまり今まで1000人に1人の割合で生まれていた先天性の異常が、1000人に2人の割合になったとします。数字だけ見ると倍増していることになります。倍増、と聞くと何だか深刻な感じがしますが、1000人中999人が健康に生まれてきたのが、998人になるだけの話です。
 こうして見方を変えると、そんなに違いはないな、と感じます。そして心配して、子どもを生むのはやめよう、と思うのはやめておいたほうがいいと、私は思います。

 また以上のデータはベラルーシの場合であって、日本にそのまま当てはまるとは限りません。
 チェルノブイリ原発事故が起きたとき、ロシア人の間では
「ベラルーシ人はこれからどんどん死んでいく。ベラルーシ民族は滅亡する。」
と言われました。
 実際には事故が起きて5年後には独立国家をつくり、今も滅亡することなくちゃんと国も民族も存続しています。
 私も日本民族が原発のせいで滅亡するとは思いません。
 
 さらに日本のほうが医学が進んでいますから、もし障害のあるお子さんが生まれても、障害の種類によってはきれいに整形手術(多指症の場合、余分な指を切除したりする)して、治ったりする場合もあるわけです。
 ですので、「将来子どもを生んでいいものかどうか。」と若いご夫婦が悩んでいたりしますが、あまり深刻に考えすぎないほうが(精神的にも)いいかと思います。

 しかしながら、障害児より健康な子どもを生みたい、と思う人の気持ちもよく分かります。
 とにかく今は親になる世代が被曝しないように注意し、対策をとっておくほうがいいと思います。
 それからベラルーシの場合、先天性の異常だけが問題になっているわけではありませんから、とにかく被曝を最小限にするように気をつけてください。

食品の放射能測定 その3

2011-07-30 | 放射能関連情報
 測定器の上部パネルで表示された数値と先に測っていた検体の重さ、検体名などを職員がパソコンに入力します。
 そうすると、1リットルあたりの数値、そして1キロあたりの数値に換算されたものが表示されます。
 今回の検体はベリーで固形物(液体ではない)なので、1キロあたりの数値のほうに注目します。
 さらに検体によって基準値が違いますので、この場合「自家菜園のベリー類」の基準値(1キロあたり)も表示します。
 そして基準値より、多い数値だったら、食べてはいけない。少ない数値だったら食べてもいい、という判断をします。

 測定後、全ての数値をプリントアウトしたものを渡されます。測定料金は日本円にして1件100円ほどでした。(ただし料金が改定されることがあります。)

 この結果の表の見方ですが、ロシア語なので日本人の方にも分かるようにご説明しますと、
1番目の検体はスグリ(間違って職員さんが「ビルベリー」と入力していますが、スグリ(カシス)です。)
 依頼者の氏名、そして検査する個数が1点。重量は0.597キロ。
 測定時間は10分。1リットルあたりの数値は「7ベクレル以下」1キロあたりの数値は「12ベクレル以下」
 基準値は「野生のベリー類とそれを原料とする濃縮果汁食品 1キロ当たり 185ベクレル」なので、
「このスグリを食べてもよい。」という判断です。

 この「7ベクレル以下」という表示「<7」が、分かりにくいと言えば分かりにくいですが、つまり
「とても精密に検査すると、6.9ベクレルとか6.8ベクレルかもしれないけど、7ベクレルは超えないでしょう。」
ということです。

 精密に検査をしてみたら、
「7ベクレルだって言ってたけど、6.9ベクレルだったじゃないか!」
と怒る人はあまりいないかと思います。
 大事なのは基準値を超えているか超えていないかなので・・・。

 さて、2番目の検体はさくらんぼです。
 依頼者の氏名、そして検査する個数が1点。重量は0.653キロ。
 測定時間は10分。1リットルあたりの数値は「7ベクレル以下」1キロあたりの数値は「11ベクレル以下」
 基準値は「園芸栽培されたベリー類 1キロあたり70ベクレル」なので、
「このさくらんぼを食べてもよい。」という判断です。

 さらに検査員と所長のサイン、ベルラド研究所の公印が押してあります。

 いやあ、測定を受けてすっきりしました。0ベクレルではありませんでしたが、食べてもよい、という数値だったので家に持って帰って食べました。
 切り刻んだり、ぎゅうぎゅう詰めにしてつぶしたりしないので、測定したものも元通り返してもらえ、もちろん食べられます。
 ベリー類の汚染がこの程度だったので、他にもらった野菜も大したことはないでしょう。

 人によっては
「1ベクレルでも検出されたら、食べたくない!」
という人もいるかと思います。でもそんなこと言っていたら、現在のベラルーシでは食べられるものがとても少なくなってしまいます・・・。
 肉類だったら、塩水につけておくと放射能が減ります。(ベリー類は表面を水で洗うぐらいしか方法はないのですが、そんなに効果はないそうです。)
 肉類を測定してみて「1キロあたり基準値ちょうどの500ベクレルです。」と言われても、水につけて放射能が減るんだったら、食べられるようになるし、私だったら捨てたりせず食べますね。(そしてビタペクトも飲んでおく。)

 とにかく日本でももっと効率よく多くの食品を検査できるようになってほしいです。
 そして日本が定めた基準値が「ゆるい」と思っている人が多いようなので、測定して「食用可」あるいは「不可」と2種類に区別するだけではなく、食品そのものに測定した数値のシールを貼ってほしいです。
 肉類は1キロあたり499ベクレルだと日本では食用可、で流通・販売されますが、人によっては
「うちの子はまだ小さいから、食べさせたくない。」
と思う人もいるでしょう。また逆に
「私は年寄りだから、499ベクレルの肉でも買って食べます。」
と考える人もいると思います。
 また「100ベクレルでした。」という食品を下ごしらえで工夫して10ベクレルにまで下げられる方法を知っている人からすれば、「これぐらいなら、家でこれぐらいに私は減らせる。だから買おう。」という判断の目安になります。

 こうして購買者に詳しい測定値の情報を提供して、それぞれに判断してもらうほうがずっと気分よく食品を買えるようになると思います。
 (ベラルーシでは測定結果を食品それぞれに表示していません。基本的に「売られているものは全て基準値以下」ということになっています。) 
 

食品の放射能測定 その2

2011-07-30 | 放射能関連情報
 すでに日本では食品から放射能が検出され、特に牛肉の安全が大きな問題となっています。 
 牛の全頭検査をする、ということになっていますが、検査する器械の数が少なくて追いつかない状態ですね。

 日本のニュースでも検査の様子が紹介されていましたが、驚いたことが1点ありました。それは肉でも野菜でも、1センチ角に刻んで、さらに専用容器に入れるときにすりこぎのような棒で、ドンドン押し込んでぎゅうぎゅう詰めにしていたことです。
 ぎっしり詰める理由は「空気が中に入らないようにするため。」で、どうして空気が入ったらいけないのかと言うと、その空気に含まれる放射能も検出すると、純粋に牛肉だけの値を測定することができなくなるから、ということでした。

 ベルラド研究所での食品測定ですが、全くぎゅうぎゅう詰めにしませんでした・・・。
「ベリーの間に隙間があるから空気が入っていることになりませんか?」
と尋ねましたが、職員の方は
「ごくわずかな量の空気ですから、大丈夫です。」
と言う答え。
 日本では塊の牛肉を切り刻んでから、容器に入れて空気が入らないようにぎゅうぎゅう詰めにしている、と話すと
「ぎゅうぎゅう詰めにした場合としていない場合との間に、そんなに大きな差が出るほどだとすると、その空気は高度に放射能汚染されている可能性が高い。だとすると、そのような空気を吸いながら検査する人に被曝症状が出る。そんな危険な放射線量のところで、食品の検査をしているんですか? 検査せずに検査員は自分の健康のため避難するほうがいい。」
と言われました・・・。

 つまりぎゅうぎゅう詰めにしてもしなくても、そんなに大きい差が出るとは思えない、と言うことです。
 そしてぎゅうぎゅう詰めにする作業自体が、無駄と言われてしまいました・・・。
 日本の食品検査では測定に1-2時間かかり、今は検査の希望が殺到しているから、追いつかない、と話すと
「ぎゅうぎゅう詰め作業は飛ばして、測定プロセスを簡略化し、効率化をはかれ。」
と言われました。
「肉や野菜を切り刻むのも意味がない。塊ごと測定しても大きな差は出ない。これも時間の無駄。」
だそうです。

 ベルラド研究所の検査ではそんなことは一切していない、ということでした。
 画像は容器に入れたベリーを測定器に入れたところです。測定器械の蓋はまだ閉まっていません。
 (それにしても年季の入った器械・・・。今まで何万件と測定してきたんだろうな・・・。)(^^;)
 
 蓋を閉めてから測定開始。そして10分で終了。
 検出した数値が上部のパネル部分に表示されます。 
 10分だけの測定時間で大丈夫なのか? という意見もあると思います。これに対し、ベルラド研究所は
「長く測定すればするほど、正確な値が出る。しかしベルラド研究所での測定の経験から言えば、最低10分測定すれば、30分や45分、1時間、1時間半とさまざまに異なる時間で測定した場合の結果とほとんど同じだった。つまり測定時間は10分以下だと、不正確な結果になる可能性があるが、10分だったらそれ以上長く測定しても違いはない。」
 ということで、この研究所では測定時間10分、と決めているそうです。 
 測定するのはセシウム137です。