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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

食品の放射能測定 その1

2011-07-30 | 放射能関連情報
 私はこのブログ上でお知らせしているように、自分と自分の子どもでペクチン剤を飲むという人体実験(^^;)をしている者です。
 7月21日中間報告をしましたが、引き続きビタペクトTを飲んでいます。
 もちろん食べる物にも注意しています。
 先日夫が友だちといっしょに釣りに行ってきました。帰りに友だちの実家(チェルノブイリ原発から約340キロの場所)に寄ると、そこの家庭菜園で作った野菜やベリー(さくらんぼ)をたくさんもらいました。スグリ(カシス)ももらったのですが、これはこの友人の実家の近くの林の中に生えていたものです、
 うれしい。しかし私は今、人体実験中の被験者である身。放射能に汚染されているかもしれないものは食べられない・・・。
 それで、もらったものの中でも、一番放射能を取り込みやすいと言われているベリーだけ、ベルラド研究所で測定してもらうことにしました。これが大丈夫だったら、同じ菜園で作ったほかの野菜も安全だろう、と思ったからです。
 今回はそのレポートです。
 画像は持っていったスグリの重さを測っているところです。 赤スグリと黒スグリが混ざっています。

 

動物実験

2011-07-29 | 放射能関連情報
 7月27日付の投稿で「あやしい放射線対策」という記事のことを紹介しましたが、その後思ったことがあります。この紹介記事の中で、味噌のことが取り上げられているのですが、こうなっています。

「味噌については、その成分として含まれているジピコリン酸に効果があるとするマウスの実験があると宣伝されている。しかし、寿命が約3年しかないマウスと寿命が80年以上の人では生体維持機構が異なっている可能性があるし、実際に人とは代謝機構などが少し違っていたりするので、マウスでの実験結果がそのまま人では通用しない場合も多い。」

 これを読んで、これが本当ならマウスやラットを使った実験はほとんど全て無駄になってしまうのではないか? と思いました。
 それはそうです。人間とネズミはちがいます。でもそんなことを言っていると、動物実験をすること自体が無駄のように思えてきます。
 最初から何でも人間で実験するほうがいいと思いませんか?
 これは悪い冗談としても、よくテレビの健康番組でもマウスを使った実験の映像を流していますよね?
 これも全部、証拠としては無駄(人間でも同じ効果があるかどうか分からない。)ということになります。
 今後はテレビの健康番組で動物を使った実験を見ても、見る価値がない、と思ったほうがいいのでしょうか?
 
 それから動物を使ってなくても、テレビ番組の実験でよく
「このような実験をするのは、今回協力してくれた○○大学の○○先生も初めてです。」
と紹介していたり、実験結果を
「本邦初公開!」
と前ふりしたり、さらには実験をした先生が
「このような結果になるとは・・・!(専門家である私も予想していなかった。)」
と驚いていたりする様子が番組で放映されたりします。

 これも「でもたった1回やった実験の結果ではないか。」とか「被験者は5人だけではないか。」ということで信用してはいけない、ということでしょうか?
 こうして考えると、健康がテーマの教養番組を見て信用していいのかどうか分からなくなります。
 
 「本当に効くのかどうか分からないので、放射能に効くと言われている物をあわてて買ってはいけない。」
というアドバイスも大事だと思います。しかし、テレビの健康番組で「○○がインフルエンザ予防になる。」というだけで、次の日、その○○を買いに行く人は日本にたくさんいます。
 もちろん○○を摂取したからと言って、インフルエンザにならない100%の保証があるわけでもありません。
 要するにテレビの健康番組で放映された結果も、そこまでに至った経緯を、超がつくほど詳しく説明しているわけではないので、そういう場合は、信用するな、ということになるのか? ということです。
 だったら見るに値するテレビ番組なんて、ごくわずかになるでしょう。 

 それから医学的に効果があると確かめられていないといけない、という意見も前出の記事にあります。(以下抜粋です。)

「健康食品に関しては、動物実験などでその効果が証明されたとして宣伝されているものも少なくないが、人で実際に有効性がきちんと確かめられていないと信頼性は低い。もし、本当に高い効果が証明されているのならば、医薬品や治療法としての公的な認定を受けているはずである。健康食品のままであるということは、医学的に効果があると確かめられていないということでもある。」

 では日本で例えばペクチンが放射能排出に有効である、ということを医学的に証明するにはどうすればいいのか、皆さんご存知ですか?
 私が薬品関係の専門家に尋ねたところ、このように教えてもらいました。

 まず被曝している被験者を集める。体内の被曝量を測定する。同時に血液や尿、大便の放射線量も測定する。
 その後病院や保養所のような施設に1ヶ月住んでもらう。3度の食事は全て細かく放射能測定し、含んでいる放射能をチェックする。それ以外の食品を持ち込んで飲んだり食べたりするのは不可。そして毎日ペクチン剤を摂取する。
 こうした状態で施設内で暮らす。
 5日後、10日後、というように定期的に被験者の体内放射能と血液や尿、大便の放射線量も測定する。その変化をグラフにしてどれぐらいの放射能がどのように体外へ排出されたか調べる。
 以上のような実験を、今度は被験者の性別や年齢層を変えたさまざまなグループでも実験。
 もちろん1回ずつではなく、大勢の被験者を使って実験を繰り返す。
 その結果、本当に体内放射能値が減少していれば、ペクチン剤には放射能排出の効果があると、医学的に証明される。

 ・・・ぜひ日本国内の専門家が集まって、以上のような実験を早くしていただきたいです。
 とは言うものの、証明されるまでに、どれぐらいの時間が過ぎていくのでしょうか?
 数年はかかると思われます。
 その間に被曝していく人もいると思います。いまだに福島第1原発から放射能が漏れ続けています。
 
 チェルノブイリの事故が起きたとき、ペクチン剤などベラルーシにはありませんでした。ビタペクトのような商品として開発されたのは2000年です。事故発生から14年経過していました。
 日本はもっと早くに何かできるはずです。

 話は戻りますが、これからは日本での被曝に関する実験を取り巻く状況はよくなりますよ。わざわざ放射線を当てなくても、マウスの代わりにすでに放射線被曝している方がおられるでしょうから、動物実験段階は省略し、すぐに人体で実験できます。動物で実験しても信用できないと言うなら、そんな無駄は省いてさっさと人間で実験してください。
 ただし、私自身は動物実験が無駄とは思っていません。また日本でこのような実験の被験者になる方々の心境を思うと、胸が痛いです。
 ベラルーシやウクライナでは、すでに大勢の人が被験者になっています。それは被曝している国民が大勢いるからできたのです。
 その結果を日本人研究家も貴重な資料だと考えていただきたいです。
 ところがそう言うと、今度は
「日本人とベラルーシ人(あるいはウクライナ人)では体質が違うから、外国人の実験結果はそのまま日本人に通用するとは限らない。」
という専門家が出てくるんですよね・・・。
 そうこう議論している間にも、どんどん時間が経っていきます・・・。

ベラルーシの放射線量 2004年の地図 その2

2011-07-28 | 放射能関連情報
 先ほど投稿した2004年度版の地図のうち、チェルノブイリ原発に近いベラルーシ南東部地域を大きめに撮影しました。
 画像をクリックすると拡大します。分かりづらくてすみません。 

 地図の色の見分け方は
 黄色の部分は1平方メートルあたり37-185キロベクレル。(1平方キロメートルあたり1-5キュリー)
 オレンジ色は1平方メートルあたり185-555キロベクレル。(1平方キロメートルあたり5-15キュリー)
 赤い色は1平方メートルあたり555-1480キロベクレル。(1平方キロメートルあたり15-40キュリー)
 紫色は1平方メートルあたり1480キロベクレル以上。(1平方キロメートルあたり40キュリー以上)

 表示されているのはセシウム137の分布状況です。
 もうベラルーシはこのような地図を作成しないのかなあ・・・。するかもしれませんが、10年おきとかかなり間があきそうです。

 

ベラルーシの放射線量 2004年の地図 その1

2011-07-28 | 放射能関連情報
 このブログで2001年のベラルーシの放射線量を表した地図についてご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/111ec719f2281a1d45937639fe7796c3


 私はこの2001年度版の地図が最後の地図だと思っていたのですが、2004年度版の地図がベルラド研究所の壁に貼ってあったので、撮影してきました。(画像をクリックすると拡大します。)
 2001年度以降はベラルーシはこういう地図を作成していない、と言ったり書いたりしたことがあるのですが、すみません!(><)
(その後、2011年に2010年の測定結果がまとめられた報告書がロシア政府とベラルーシ政府共同で刊行されました。しかし、一般人向けには入手しにくい状態です。)
 
 2001年と2004年では3年ぐらいしか経っていないので、あまり違いがないですね・・・。
 3年程度じゃほとんど何も変化しない、ということですね。

 地図の色の見分け方は2001年度版と同じで
 黄色の部分は1平方メートルあたり37-185キロベクレル。(1平方キロメートルあたり1-5キュリー)
 オレンジ色は1平方メートルあたり185-555キロベクレル。(1平方キロメートルあたり5-15キュリー)
 赤い色は1平方メートルあたり555-1480キロベクレル。(1平方キロメートルあたり15-40キュリー)
 紫色は1平方メートルあたり1480キロベクレル以上。(1平方キロメートルあたり40キュリー以上)

 表示されているのはセシウム137の分布状況です。

映画「タイタニック」と原発事故

2011-07-27 | 放射能関連情報
 1997年に公開された映画「タイタニック」(ジェームズ・キャメロン監督)はとても有名な映画ですから、多くの人が見たことがあると思います。
 10年ぐらい前になりますが私は最初この映画を見たとき、タイタニックって原発のことだ、と思いました。
 絶対に沈没することはない、と造った人も乗っている人もみんな思い込んでいた巨大客船。もちろん救命ボートの数も足りませんでした。
 一等客室には金持ちが、三等客室には貧しい人が乗っており、船の中に教会も警察もある、という正に社会の縮図。 
 霧の中を高速で進んでいたら、想定外の大きさの氷山が目の前に現れ、避けようと努力はしたものの衝突。大きな亀裂が船体にあいてしまいます。
 これでは沈没してしまう、と分かる人にはすぐ分かります。でも、衝突してすぐのころ乗客の中で「これは危ない。」と思った人はごく少数で、多くの人は音楽を聞きながらお酒を飲んだりして、のんびり指示を待っていました・・・・。

 ・・・・肝心の船長は迅速な命令を出さず、その周りを固める航海士の一人は
「直ちに沈没するものではありません。」
と乗客に言って回っている。
 そのうち船が傾いてきて、敏感な人が
「ちょっと、船が傾いてない? 何だか気分が悪くなってきた・・・。」
よ言っても周りの人は
「そんなことないよ。気にしすぎ! ただの船酔いだよ。」
と相手にしてくれない。
 そういう私はパーサーの一人で必死になって救命胴衣を乗客に配りまくっている。
「早くこれを着てください!」
と言っているところへ別のパーサーがやってくる。
「何この救命胴衣。本当にこんなので命が助かるんですかね? 品質保証のマークはついているんですか? それとも本船での使用の許可はもらっている商品ですか?」
と私が手にしている救命胴衣をじろじろ眺めたり、つついたりしている。私が
「これは他の船でも使われている救命胴衣ですよ。この船に乗っている人には役には立たないんですか? 早く着たほうがいい。」
と言っても
「使用の許可をちゃんともらっているの?」
ときかれる。
「時間があるなら、許可をもらいに申請に行ってもいいですよ。でももうすぐ、この船は沈没するんですよ!」
とこういう無意味なやりとりをしている間にどんどん貴重な時間が過ぎていく・・・・。

 ・・・・もっとも実際のタイタニックの乗客の多くは救命胴衣をつけていても、海水の冷たさに凍死しています。じゃあ、救命胴衣をつけることは全く無駄か、というとそうではありません。
 監督の創作ですが、映画の中でローズは助かりました。それは運よく小さな偶然や条件が重なったからです。もしローズが救命胴衣をつけていなかったら、映画の最後のほうのシーンで水上に浮かんだり、助けを求める笛を泳いで取りに行けたかどうか疑問です。
 タイタニックでは船がどんどん傾き始めるとパニックが起こります。その中には救命ボートに乗ることをあきらめて、美しく死んでいこうとする人もいます。また救命ボートの座る場所を他の人に譲る人もいます。祈りながら天国へ行こうとする人、最後まで楽器を引き続ける人。
 しかしこういう人は少数派で、ほとんどの人は助かろうと救命ボートの周りに群がります・・・・。

 ・・・・船長はふつう
「救命ボートには女性と子どもを優先して乗せるように。」
と指示を出す。しかし残念ながら子どものことを優先して考えない船長もいる。こういう船長の船に乗っていると小さい子どもを抱えた親ほど困り、苦しむことになる。
 しかし船の傾きがひどくなる前に頭がいい人、カンのいい人、知識のある人は沈没するとすぐ分かっている。そして早めに救命胴衣を着せた子どもを救命ボートのほうへ連れて行こうとする・・・・。

 ・・・・私がこのタイタニックの沈没事故を思い出して悲しい、と思うのはやはりどうしても一等客室の乗客のほうが助かっている率が高いことです。もちろん一等客室の乗客でも死亡した人はいますし、二等や三等客室の乗客で助かった人もいます。
 しかし割合で言うと、やはり金持ちほど助かっている割合が高いのです。
 (事故による生存率は一等船客は60% 二等船客は44% 3等船客は25% 乗務員は24%)

 これは100年前の話で現代人の意識は変わったから、もしタイタニックのような事故が今再び起きたとしても、違う結果になる、という意見の人もいるでしょう。また人間なんて時間が経っても大して変わらない、という意見の人もいるでしょう。
 
 原発事故の場合はどうでしょうか? やはりお金持ちのほうが放射能の被曝を受けにくくなるのでしょうか? イエスかノーかどっちか一つ選べ、と言われたら、私はイエスと答えます。
 お金がたくさんあったら遠い外国へ避難することも長期滞在することも比較的簡単にできるからです。
 
 しかし私は絶対にお金持ちのほうが助かって、貧乏な人は助からない、とは簡単に区別できないと思っています。
 映画の中のローズ(一等客室の乗客でしたが、実際には破産した家の娘)もさまざまな偶然、勇気、知恵、助けてくれた人の存在などにより、助かりました。
 また客室の種類に関係なく、平等に多くの人が放射能被曝を避けられる方法というものを専門家の方に考えてほしい、と思っています。
  
 このような話にお付き合いくださり、ありがとうございます。でも私はタイタニックの映画を見るとどうしても、原発を連想してしまうんです。
 この映画のことを駄作のように言う人もいます。理由はいろいろですが、例えば現存している絵画がタイタニックとともに沈んでしまったとしているのはおかしい、という指摘があります。
 でも私が思うには、あの映画はドキュメント作品ではないですし、空想の設定(ローズをとりまく主要人物のほとんどが実在していない。)の部分があってもおかしくない芸術作品です。
 ただ監督がタイタニックそのものや沈没のようすをものすごくリアルに撮影しているので、そこへ観客の目が行きがちになりますが、そこへところどころ比喩的な映像を混ぜているんですよね。
 甘くておいしいお菓子をずっと食べている、と思っていたら、ところどころ小さい塩の粒が混ざっていて「まずい! 不良品だ!」と思う人がいるようなものです。
 私自身はこの映画が100%リアルを目指した作品でなくてよかったな、と思います。
 
 例えば私にはローズすらローズ以外のものに見えてくることがあります。
 若くて活発で魅力的なローズ。どちらかと言うと、ぽっちゃりタイプのローズ。赤い髪のローズ。
 名門貴族の出ですが、実際には一文無しのローズ。
 そのローズが足の親指だけで立つシーンがありますが、つまり重めの体重をあの小さい2点だけで支えている、ということです。
 実に危ない。いつ倒れてもおかしくない。
 実際倒れてレオ様に支えられていましたが、レオ様がすぐそばにいるローズは運がいいですよ。
 最新式巨大客船の運命も実は、小さな点だけで支えられていた程度のものだったのかもしれません。 
 

このような意見もあります

2011-07-27 | 放射能関連情報
 以前にも科学ライターが書いたというペクチンに関する記事について公開しましたが、同じような内容の記事をお知らせします。
「あやしい放射能対策」

http://synodos.livedoor.biz/archives/1796844.html


 この記事を書いた片瀬久美子さんと言う方は、ずっと前にツイッターで
「ベラルーシの部屋というブログで紹介されているペクチンは放射能には効かない。」
と何度もつぶやいていたそうです。
 私のブログ、名指しで批判されていたんですね。知らなかったです。
 そのころは「ペクチンなんか効くわけない。」という論調だったそうです。

 それに比べるとこの上記のサイトでは、ペクチンに関してはトーンダウンしていますね。
 ペクチンが効果薄、と判断しているわりには、根拠としている論文がIRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)だけ挙げているというのも貧弱です。
 このフランスの論文のほうが誤っているという専門家の方もおられます。
 またIRSNに批判されたベルラド研究所が、
「じゃあ、そちらのやり方を使った方法で共同の実験をしませんか?」
と提案したところ
「ペクチンは効かないと言ったら効かない。だから実験する必要はない。」
といった返事が来たことがあるそうです。
 片瀬さんにはぜひベラルーシを訪問され、ベルラド研究所と共同でペクチン剤を使った実験をしていただきたいです。そうすればもっとはっきりすると思います。

 片瀬さんの記事の中で
「ペクチンによって必要なビタミンやミネラルが吸着されてしまい栄養欠乏になる副作用の懸念が指摘されていることである。放射線対策としてとくに子どもや妊婦にペクチンを摂らせすぎるのは心配である。」
 というのは正しい指摘です。
 ですから、内部被曝の検査をして、体重1キロあたり何百ベレクル、といった結果が出ない限り、チロ基金とSOS子ども村の決定として、子ども1人あたりビタペクトTを1日1タブレット(ペクチン保有量は961ミリグラム)ずつ飲ませています。これは半分の量に当たります。
 もし体重1キロあたり100ベレクル以上、というような子どもだったら、ビタペクトTを1日2タブレットずつあげるところですが、2002年から今まで2000人以上の子どもたちと会ってきて、そのような高い値の内部被曝の子どもに会ったことが私はありません。
(体重1キロあたり20ベクレル以上の子どもにビタペクトをあげています。)

 またビタペクトは純粋なペクチン剤ではなく、各種ビタミンが配合されています。これもペクチンによって必要なビタミンやミネラルが吸着されてしまい栄養欠乏にならないように、(ちゃんとペクチンのことが分かっている)ベルラド研究所が最初から配合しているからです。

 このブログでもお知らせしているように、ペクチンの摂りすぎはよくないこと、また日本人の方がペクチンサプリを購入した場合、マルチビタミンやマルチミネラルのサプリも購入して併用することを呼びかけているのは、以上のような理由があるからです。

 また繰り返しになるのですが、ペクチンは放射能の排出には効かない、という日本人の専門家の方は、もう少しチェルノブイリ事故の汚染地域で行われていることにも目を向けていただきたいです。
 歴史上、原発職員でもないごくふつうの一般人が大勢、放射能の被曝の危機にさらされる、という事態は、今回の福島第1原発事故をのぞけばチェルノブイリ原発事故が1番の大事故だったわけです。
 そのチェルノブイリ原発事故の汚染地域は、現在のベラルーシ、ウクライナ、ロシアにまたがっています。
 この3国の保健省、つまり日本でいうところの厚生労働省に当たる国の機関が、10年も前から自国民の健康のため、内部被曝対策としてペクチンの効果を認めているという事実が、何を意味しているのか、日本人の専門家の方にも少し考えていただきたいです。
 
 またチェルノブイリの子ども達がペクチン剤を無償で飲めるように、多くの寄付が長年にわたり、ヨーロッパ各国や日本、アメリカなどからの支援団体からベラルーシやウクライナに寄せられていることも、なぜなのか考えていただきたいです。

(ちなみにベラルーシ保健省も1日に摂取するペクチンの上限を1日9グラムまでと定め、きちんと提示しています。これもちゃんとペクチンのことが分かっているからです。) 

 私が心配しているのは「あれもダメ。これもダメ。」と科学者といった頭のいい人から言われると(もっとも原発で放射能漏れ事故なんか起きない。大丈夫大丈夫。と言い続けていた人の中にも科学者という職業の方がいましたが。)
「じゃあ、どうしたらいいの?」
と不安になる一般人(特にお母さん方)が出てくることです。

 そして「鼻血が出た。」「体調が辛い。」「もしかして放射能のせい?」
と訴えると
「放射能を気にしすぎ。精神的なものからくる症状です。」
 だからしっかりせよ! と叱咤されるわけです。
 放射能を精神的なストレスに感じないようにするためにも
「料理に工夫をして、放射能を食品から減らそう。」とか「ペクチンがチェルノブイリ汚染地域では対応策として使われている。だから方法はある。」といった「放射能とともに生きる暮らし」に頭を切り替えるほうが、「放射能を気にするな。忘れましょう。」あるいは「だまされるな。全部怪しい方法だ。」とアドバイスするより、私はずっといいと思うのですが・・・。 
 

ドイツのホールボディカウンター(WBC)による内部被曝検査情報

2011-07-26 | 放射能関連情報
 木下黄太さんのブログでもご紹介されていますが、ドイツでもホールボディカウンタによる内部被曝をしてくれる機関があります。こちらのページをご参照ください。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/9a6c8421709cb5b9455fd18e50d7f094


 上記のブログでとても詳しく紹介されていますが、気になった点があります。
 
「実際に受けた人によると、WBCは20ベクレルまで検出できるレベルのもの。
精度はかなりよい機械という情報です。核種はセシウムを。丁寧な対応だったそうです。」

 これは体重1キロあたり20ベクレルまで検出されるもの、ということでしょうか?
 私のブログでも公開しましたが、放射能汚染地域ではないところに住んでいる私ですら体重1キロあたり34ベクレルという結果でした。
 体重1キロあたり20ベクレルまでしか測定できないのは、ホールボディカウンタとしてはおかしいです。

 ベルラド研究所のホールボディカウンタは精度は超がつくほど精密ではありませんが、何千ベクレルまで測定できます。
 ちなみにベルラド研究所が今までに40万人ちかく測定してきて、最高の記録が体重1キロ当たり7050ベクレル(!)の女の子だったそうなので、それぐらいまでは測定できるホールボディカウンタを使っている、ということですよね。

 ドイツで測定を希望される方は、念のためこの点を確認されるほうがいいと思います。
 
・・・・・・・

 追加情報です。
 上記の内容について20ベクレルが上限ではなく、下限のことをさしているのではないか、というご指摘をいただきました。
 ただ、ベラルーシにあるベルラド研究所のWBCはそんなに精密に測定できるタイプのものではありませんが、下限は5ベクレルなのです。
 つまり5より少ない数字だと0ベクレルで表示されてしまうことがあるのです。
 ドイツで使われているWBCのほうがベルラド研究所で使われているWBCより精密なはずなのに、20ベクレル以下の場合、不検出になることがあるというのはおかしいと思います。
 下限が20ベクレルではなく、2ベクレルだったら、
「ああ、やっぱりドイツ製。精密だな。」
と納得できるのですが・・・。
 もっとも、子どもの場合、体重1キロ当たり20ベクレルを、大人は50ベクレルを「注意レベルとしましょう。」とベルラド研究所が提唱しているので、ドイツで測定して20ベクレル以下だったので「不検出」になっても、一応安心してよいのだろうとは思います。
 どちらにせよドイツで日本人も測定してくれるのですから、ありがたいことですね。
 もしドイツで測定された、と言う方がおられましたら、情報お待ちしております。

自分の夫と子どもでも試しています

2011-07-24 | 放射能関連情報
 「自分で試してみます」の記事ですが、夫と子どもの検査結果も公開します。特に夫のほうはビタペクトTを飲んでいませんので、比較対象群として(一人しかいないけど)ご覧ください。
 ただ生年などプライバシーに関わる部分がありますので、結果の用紙の上下をトリミングしてあります。ご了承ください。

 上の結果が夫の検査結果です。Cs137の欄をご覧くださいね。(画像をクリックすると拡大します。)
 6月9日の結果は体重1キロあたり11.64ベクレルでした。夫はビタペクトTを全く飲んでいません。
 7月21日の再測定の結果は16.28ベクレルで、増えてしまいました。
 
 子どもの結果は先日の投稿「自分で試してみます・中間報告」でもあるように体重1キロあたり21.05ベクレルから16.82ベクレルに下がっていました。
 子どもは私といっしょに6月20日から毎日欠かさずビタペクトTを飲んでいます。
 
 以上の結果から
「ほーら、ビタペクトTを飲んだ人はセシウムが減ったのに、飲まなかった人は増えたぞ。」
と大きい声で言うつもりはありません。
 なぜなら夫は食事内容がちがう(昼食は職場で食べている)ので、私と6月1日から夏休み中で、学校給食を食べていない(つまり家で食事をしている)子どもとは食べているものが違うからです。
 私は家でちゃんと放射能抜き調理方法をした食材だけ料理に使っていますが、夫はお弁当を家から持参しているのではなく、職場で出る昼ごはんを食べています。
 ペクチンの効果に疑いを持っている人は
「食べているものがこの3人は違うから、取り込んだ放射能も異なる。一概にペクチンが効いたとは言えない。」
ときっと主張されるでしょう。
 
 私もあくまで私たち家族の結果はこうでしたよ、としか言えません。私は科学者ではないし、調べた人数もたったの3人だけです。
 8月下旬にもまた検査にいきますが、結果の数字についての解釈は、これを見た方のご判断に委ねます。
 
 
 

 
 
 

ベルラド研究所長から日本の研究者へのメッセージ

2011-07-22 | 放射能関連情報
 7月21日に再測定へ行ったときにベルラド研究所の所長であるアレクセイ・ネステレンコさんとお話しする機会がありました。
 そのときに日本の研究者の方へのメッセージをお聞きしましたので、日本語に訳してこのブログ上でお知らせします。(本当に日本の研究者の方が私のブログを見ているかどうか分かりませんが・・・。)


「ビタペクトだけではなく、ペクチン剤が体内の放射能排出に無効である、という意見は日本だけではなく、他のヨーロッパの国々の研究機関からも主張されたことがあります。またベルラド研究所の実験結果について『このような方法は不適切だ。こうしたほうがいい』と方法を教示されたこともあります。その場合、いつもその研究機関に対し『それではそちらが納得できる方法で実験を共同で行いませんか?』とこちらから提案しています。実際には『ではそうしましょう。』という返事をくれた機関はほとんどありません。
 もし日本の研究家、専門家の方々や研究機関で、ペクチンの効果について疑問をお持ちの方、あるいはペクチンを使った実験を行ってみたい、という方、ぜひベルラド研究所と共同研究・実験を行いませんか? 日本で放射能漏れをともなう原発事故発生したのですから、日本の方々に納得いただける方法でペクチンに関する研究や実験をいっしょに行いたいです。」


 ・・・以上です。ベルラド研究所側からのこの提案に賛同される日本の研究機関や専門施設がありましたら、直接ベルラド研究所にお問い合わせください。
 
 またベルラド研究所では平日午前10時から午後5時まで希望者に対し、ホールボディカウンタを使った体内放射能値(セシウム137)の測定を行っています。
 国籍などは問いません。またパスポートなど身分証明書の提示も不要です。
(血液検査や尿検査などは行いません。また甲状腺のみ、といった一つの内臓などを特定して測定することはできません。)
 測定の最低検出限界は体重1キロ当たり5ベクレルです。つまり5ベクレル以下の数値だと、0ベクレル(不検出と同じ意味。)として表示されることがあります。

 料金は大人9000ベラルーシ・ルーブル(現在のレートで換算して144円。)子どもは7500ベラルーシ・ルーブル(120円)です。(ただし料金は改定される可能性があります。)
 測定にかかる時間は約3分。結果は測定後すぐその場でお渡しします。旅行など限られた時間でベラルーシに滞在する方でも大丈夫です。
 できたら事前に予約をいれておいてください。(ときどき子どもの団体測定の予約が入っているときがあります。)
 予約はメールかお電話で。英語またはロシア語でお願いします。
 ベルラド研究所のサイトはこちらです。

http://www.belrad-institute.org/


 ・・・とのことです。わざわざ検査のためだけにベラルーシへ行くのは大変ですが、旅行や出張などでベラルーシへ訪れる方で、ご自分の体内放射能値が気になる方は、ベルラド研究所まで足を伸ばされてはどうでしょうか?

(画像は所長さんです。)
 

自分で試してみます。中間報告

2011-07-21 | 放射能関連情報
 6月20日付記事で「自分で試してみます」という投稿をしました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/e22000289d0423d33679fc71be5a7be6


 これに6月9日にベルラド研究所を訪問して、自分と子どもの体内放射能値(セシウム)を計る機会に恵まれ、その結果私は体重1キロあたり34.44ベクレル、子ども21.05ベクレルだった、というご報告でした。
 しかし私とうちの子は6月20日から毎日欠かさずビタペクトを1タブレット(約2.2グラム)ずつ飲み続け、そして食生活もパンフレット「自分と子どもを放射能から守るには」に書いてある物を完璧に守るという生活を続けてきました。
 
 こうして一ヶ月が経過し、私も子どももビタペクトを半分ずつ飲みました。(約70グラムずつ)
 容器をのぞくとまだ半分残っています。
 全部飲み終わるのはまだ一ヶ月先。
 その再測定(8月下旬)まで、待っていられなくなった私は(だって『ペクチンなんか効かない。』という科学ライターや『ベルラド研究所が発表した論文は根拠が弱い。』とか言う医者先生がいますからね。)今日、7月21日、中間報告として再測定に行ってきました。

 その結果はこうです。(画像は私の測定結果です。クリックすると拡大します。)
 私の測定値は体重1キロあたり34.44ベクレルから20.00ベクレルに下がっていました!
 うちの子は体重1キロあたり21.05ベクレルから16.82ベクレルに下がっていました!
 
 ビタペクトTを半分(約70グラム)飲んだだけでこれだけの効果がありました。バンザーイ!
 ありがとう、ビタペクト! ありがとう、ペクチン!

 この調子で最後まで(残り半分)飲みきろうと思っています。
 8月下旬には全部ビタペクトTを飲み終えた後の結果を公表いたします。

 (8月に放射能が増えていたら最悪。なので引き続きがんばります!)



 
 

仙台市役所より (追加の内容があります)

2011-07-18 | 放射能関連情報
 仙台市 市民局 市民協働推進部 交流政策課の方よりご連絡いただきました。

 仙台市役所HPにて、私が撮影した仙台広場などの画像が紹介されています。
「ミンスク市からの支援」

http://www.city.sendai.jp/koryu/1198687_2446.html


 この夏にはミンスク市へ仙台市の高校生を保養滞在のため招待する話が出ています。
 私としては今、経済危機真っ只中のベラルーシへ日本人が行くのは大丈夫かな? と少々心配なのですが、反面日本では難しい体内放射能の測定などベラルーシでは簡単にできることができたら、本当にいいなあと思います。
きっとミンスク市役所は、大歓迎していろいろな交流プログラムを用意してくれるでしょう。
 ミンスク市民との交流はもちろん大切ですが、せっかく遠いところを来るのですから、日本ではまだできないことで、ベラルーシではできることをするほうがいいと思います。
 ミンスク市役所から電話があったときに、私のほうから訪問団メンバーの体内放射能を測定することをお願いしておきました。 今の日本ではなかなかできないですから。

 測定は1回だけではなく、到着後すぐに計測し、さらに帰国直前にもう一度測定して、その結果を比べることができたら一番いいです。
 これで、ベラルーシでの滞在中、体内の放射能値が減ったかどうか分かります。
 ミンスク市役所が私の要望をきいてくれるかどうか分かりませんが・・・。
 せっかくなので、保養所では放射能対策メニュー(カリウム・カルシウム強化メニュー。高ペクチンの食事)を出してほしいです。
 仙台市役所からも、この点について強くミンスク市役所側へ要望してほしいです。
 ベラルーシの専門家よ、日本人の子どものために今こそ、知恵を結集させてください!

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 以上は6月18日の書き込みです。
 以下は7月18日の追加内容です。仙台市役所からこのような連絡をいただきました。
 体内放射能の測定については、ミンスク市役所側からも提案があったそうです。(私はミンスク市役所を見直しましたよ。)

 しかし仙台市役所側は辞退したそうです。その理由は・・・

「原発事故による放射能について、仙台市内の学校は健康に影響はないと仙台市が発表しているにも関わらず、なぜ市が募集する事業で検査を行うのか、という反発の声」
「海外での検査に対する不安の声」
「日本から来たことを理由に放射能汚染を疑われているように子供が感じるのではないかという保護者からの批判的な意見」
 があったからだそうです。

 このような意見が出るのも理解できますが、体内放射能の測定を渇望している日本人も大勢いるのに、と思いました。
 こちらをご覧ください。
 木下黄太さんのブログ「福島第一原発を考えます」から7月12日付の記事
 「北海道がんセンターのWBCについて」

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/2e1cf6075fbe53c76ba8495f5bc0beeb


 この記事のコメント欄に書き込まれた方の7月15日付記事より抜粋します。
「北海道への帰省予定にあわせ、北海道がんセンターへホールボディカウンターの予約電話をしましたが、すでに多く集まり過ぎて予約を一旦締め切っているそうです。
 13日現在、キャンセル待ちも受付けておらず、今後の再開予定も未定とのこと。また、まめに問い合わせてみます。
3・11から4カ月以上経ってから内部被ばくを測定しても遅いくらいだが、「自分の体の現状を把握しておきたい」という欲求は日々増すばかりです。多くの被ばく者が同じ思いで過ごしていることと思います。
 今回、予約はとれませんでしたが、北海道がんセンター様の英断と、誠実なご対応への感謝をお伝えしました。現場も戦場かと思いますが、日本人の危機です。ぜひ、検査を継続して頂きたいと願っています。」

(ちなみに「3・11から4カ月以上経ってから内部被ばくを測定しても遅い」ということはないです。ベラルーシは25年経った今でも、事故後に生まれた子どもも測定していますよ。)

 仙台市民からの「海外での検査に対する不安の声」というのにはがっかりですね。放射線検査に関してはベラルーシのほうが日本より進んでいますよ。(今のところ)
 わざわざ1万キロも移動して、ベラルーシへ来るのにもったいないなと思いました。
 仙台市は他の都市とも姉妹都市提携を結んでいます。しかし、その中で(私が知っている限り)ミンスク市だけが保養滞在の申し入れをしたことにも、意味があると思ってほしかったです。
 
 しかもこういう仙台市のケースだと団体行動が求められますから、一人だけ抜けて測定しに行くわけにもいかないですよね。
 まあ、日本国内でもっと自由に測定ができるようになればいいだけの話なんですけどね・・・。
 人間には自分のことを知る権利があると思いますが・・・。 

 それにしても、仙台市は市内の学校にすでに放射能の安全宣言を出しているんですか?
 そうだったら、ミンスク市側が保養滞在を提案した時点で、
「大丈夫です。こちらは安全ですから、保養に行く必要はない。」
と断ればいいのに。
 日本からベラルーシへ行くとすると飛行機での移動になりますから、飛行中に宇宙から降ってくる放射線で被爆します。
 飛行時間が長いですから、これは高汚染地域に1週間滞在したのと同じぐらいの被爆量になってしまいます。
 でもヨーロッパなどに飛行機で行き来している日本人が、放射能のせいで病気になったりしないのは、非汚染地域に降り立って、生活を始める、つまり保養滞在と同じことをしていて、少しずつ放射能が出て行くからです。
 しかし今は、ベラルーシも日本も「放射能に問題のある世界でも少数派の国」になっているわけですから、(仙台市は汚染地域ではない、というのが仙台市役所側の考えらしいですが。)この二つの点を往復するなら保養にならないですよ。
 だからせめてベラルーシへ保養目的で行くのであれば、日本ではできないことで、ベラルーシではできることをしないと・・・と思っていました。

 ともかく仙台市は仙台市の学校は安全、と思っていて、ミンスクは仙台は安全じゃないだろう、と思ったから保養滞在を提案し、さらには体内放射能値の測定も申し出てくれたわけですが、明らかにお互いの考えが食い違っています。
 今回、私は滞在訪問団のために通訳をしてほしいと頼まれたのですが、多忙を理由に断っていました。(本当に忙しいんです。)しかし、両者のこのような食い違いの中で、通訳をすると間に挟まって苦労するのが見えています。断ってよかったな、と思っています。
 9日間も時間的に制約されてしまいますからね。こんな時間があったら、このブログ上で放射能のことを心配されている方々に少しでも役立つ情報を発信するほうがいいというか、私の役目だな、と思いました。
 
 こういうことをブログで公開すると仙台市民の方から
「仙台市は学校は安全って言っているのに、不安を煽るようなことを書くんじゃない。」
と言う批判がくるんだろうな・・・と思いながら、これを書いています。

 安全だと言っている仙台市のことを信じている市民の方のほうがやっぱり多いのかな、と思いました。
 本当に安全だといいのですが・・・
 安全だろうと予測できても、念のためさまざまな対策を取っておくほうを私はお勧めしたいです。福島第1原発から離れたところに住んでいても、食品は全国に流通していますから・・・。
 チェルノブイリ原発事故当時、情報を隠し、国民のために何もしなかったソ連政府。その後どのような結果を招いたか、考えてほしいです。

 話は変わるのですが、福島県にある都市にも姉妹都市があると思います。そのような都市から保養滞在の申し出があればいいですね。別にベラルーシやウクライナでなくても、非汚染地域で一時的に気分転換したり、その地の施設にあるホールボディカウンターで測定したり、ペクチン剤など飲めたらいいのに・・・。
 現状が変わらない限り、日本で体内放射能の測定の順番を待っていたら、何年もかかってしまうでしょう。
 
 日本の旅行会社もこういうツアーを組めばいいのに・・・。もちろん観光もして、楽しい旅行も同時にすればいいと思います。 もっとも、アップルペクチンサプリはフランスのパリでは売り切れ状態で、入手困難になっていると聞きましたが、これを教えてくれた人はパリ在住ではないので、本当? と思いました。
 リンゴ由来でなくてもペクチンやカリウム、カルシウムを摂るように心がけてくださいね。
   

甲状腺にセシウムが蓄積する(追加の内容があります)

2011-07-16 | 放射能関連情報
 先ほどの投稿記事にも書きましたが、甲状腺にはヨウ素だけではなく、セシウムも甲状腺に蓄積することが分かりました。
 正直言って知りませんでしたし、ショックでした。私は甲状腺にはヨウ素しか蓄積しないと、思っていて、しかもベラルーシでは風土病として慢性的ヨウ素不足状態が続いており、それでSOS子ども村に行ったときにはいつも
「海草を食べよう!」
と保養家族のお母さんや子どもたちに話してきたのです。
 もちろんそれは無駄ではないし、これからも続けますが、甲状腺被曝に関してはヨウ素のことだけ考えてればいい、というものではなくなってしまいました。

 確かにねえ・・・おかしいと思っていたんですよ。
 ベラルーシでチェルノブイリ原発事故後、甲状腺の異常が増え、それが放射性ヨウ素被曝によるものであるというのは事実ですが、ヨウ素の半減期は8日間ですよ。
 事故から25年経っても、SOS子ども村で癌でなくても、甲状腺肥大のある子どもにたくさん出会ってきました。もちろん年齢から言って事故後に生まれた子どもばかりです。
 晩発性によるものなのか、親からの遺伝なのか? と思っていましたが、そうではなく、セシウムが蓄積したことによる異常だったのですね。

 私はこのブログにも書きましたが、日本はベラルーシと違ってヨウ素がたくさん含まれている食品が多くあるし、それをたくさん食べる食生活を送っていますから、ベラルーシのような甲状腺癌が今後増える、というようなことは日本ではないだろう、と思っていました。
 しかしヨウ素だけが甲状腺に蓄積するのではないとしたら、日本もベラルーシ同様、今後が心配です。
 どうか皆さん、被曝対策をしてください。特にお子さんの被曝をできるかぎり防いでください。
 

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 この記事と前の記事「内臓に蓄積するセシウム」でご紹介した内容について追加の情報です。
 個々の内臓のセシウム蓄積量について研究した元ゴメリ医大の学長バンダジェフスキー氏について、入学した学生からわいろをもらった罪により、投獄されていた(だから学長もやめさせられた。)ことがある人で、信用できないといった意見や、論文内容に不適切な部分がある、という人もいます。(以下の「buveryの日記」をご覧ください。)

http://d.hatena.ne.jp/buvery/20110701


 しかし、こちらの木下黄太さんのブログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/2b356495a621a17046356b99b27142d2


 ここにコメント欄でこのように書き込んでいるアメリカ在住の医師、と言う方がいます。「buveryの日記」の中の内容を分析されています。
 長いので、こちらで一部だけご紹介しますが、ぜひともこの方のご意見を木下黄太さんのブログのほうで読んでください。

「バンダジェフスキー博士は、当時隠蔽されていた、内部被曝という情報を公にするために、研究をされたようです。その研究のためにゴメリ医科大学を設立されたそうです。 しかし、結果的に、恐らく真実を述べられていたがために投獄されたそうです。 そして、釈放された後、恐らく、健康を取り戻しながら、研究成果を出版されたのだろうと察します。
(中略)
 第一印象としては、その研究がされた背景を考慮し、現在私達が、セシウムはカリウムと似ていて、主に筋肉に集中する、と思っている事も考慮したら、画期的な情報だと言えると思います。 筋肉の細胞は、ナトリウムとカリウムのイオンポンプを用いています。 だから、筋肉中にはカリウムの分布が多いのです。 それが、他の臓器にも蓄積される、と言うのは、大変重要な情報です。

 批判されてるブログの方が、どういう素性の方なのか分かりませんが、おそらく、統計学にも詳しく、医学論文がどうあるべきか、と言うのを御存知なのだと思われます。 しかし、論文中の3つのデータの整合性がないと言われているのは、原文を読めば、3つのグループが明らかに別々のグループである、と言うのが分かるので、整合性を求める方が無理があるのでは?とも思います。例えば、最初のデータは、生後6ヶ月未満の乳児6人から。 2つ目のデータは、ゴメリ郊外に居住していた大人と子供から。3つ目のデータは、10歳未満の子供達51-52人。最初から、3つのデータを整合しようと書かれてないように思えます。

 この方のブログエントリーの提議は、「セシウムは甲状腺に集積して、甲状腺癌を引き起こすのか?」なので、その方が出された答えの、「ある程度は集積されるかもしれないが、極端に集積する訳ではない。 ただし、小児甲状腺癌は引き起こさない。」という結論は、それなりの答えになってるのだろうとは思います。(小児甲状腺癌のデータは、別の論文から得られてます。)

 (中略)
 一般的に、放射線被曝で癌になる、ならない、が良く話されているようですが、癌まで至らなくても起こる疾患が、山ほどあるのです。免疫力の低下によって起こる様々な不具合。 

(中略)
 例えば、甲状腺癌。 早期に発見されて癌摘出手術を受けたら、あとは甲状腺ホルモンを投与すればOK、と言う風に言われてますが、その診断に至るまで、どれほどの症状が出るのか、御存知ですか?
(中略)エネルギーがなくて、体がちゃんと動いてくれず、いつも疲れていて、普通の日常生活が送れないのです。
 被曝の症状は、甲状腺が大きく取り上げてられますが、それだけではありません。

(中略)
 それを、私達は、今までのデータや研究の隠蔽のせいで、知らないだけなのです。セシウムが筋肉だけでなくて他の臓器にも蓄積されると言うのは、非常に貴重な情報です。
 インターネットのおかげで情報の共有が簡単になったから、今回の福島原発事故からの影響は、こういう木下さんのブログなどのおかげで、隠蔽は困難だと思います。

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 引用は以上です。このアメリカの医師さんと私は全く同意見です。 
 甲状腺に放射性ヨウ素が蓄積すると癌になると言われていますが、みんながみんな癌になるわけではありません。
 また甲状腺にセシウムが蓄積すると癌になるのか? ときかれると「分かりません」と答えるしかない。しかし癌にならないのだったら、放射性セシウムが甲状腺にたまってもいいのか? ときかれると、やはり蓄積するより蓄積しないほうがいいに決まっています。
 だって、放射性物質ですよ。

 それからバンダジェフスキー氏の手紙が日本語に訳されています。ぜひご覧ください。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/etc/RFERL/Banda-j.htm


 ベラルーシに住んでいる人間からすれば、バンダジェフスキー氏の投獄事件は裏が丸見えです。
 ベラルーシは経済状態がずっと低迷し続けており、チェルノブイリ関係の国家予算を減らしたくて
「事故からこんなに時間が経ったのだから、もう大丈夫。汚染地域にみんな住めますし、元気に暮らしています。」
と強調しています。
 そこへバンダジェフスキー氏が「低レベルの被曝でも健康に影響が出る。」と警告したわけです。
 ベラルーシ政府からすれば「寝た子を起こすな」でしょう。
 アムネスティーが良心の囚人としてバンダジェフスキー氏の釈放を求めたのもうなづけます。
  

内臓に蓄積するセシウム

2011-07-16 | 放射能関連情報
 セシウムについてですが、ICRP(国際放射線防護委員会)等は筋肉など全身に分布する、としており、日本の学者にも同意見の人がいます。
 しかし、ベラルーシの研究では「セシウムは全身の筋肉に平均して分布(蓄積)するのではなく、内臓に多く蓄積する。特に心臓、腎臓、肝臓に多く蓄積する。」
とされています。
 このことについてもう少し詳しくご紹介したいと思います。(気が滅入るのですが・・・。)

 もともとどの内臓にセシウムが蓄積するのかを測定するのはとても難しいものです。それを測る特別なホールボディカウンタがありますが、ベラルーシには1台もありません。ウクライナにはあるそうです。
 しかしこれは精巧な測定ができるものではありません。だいたい
「胸部には○○ベクレル」「腹部には○○ベクレル」という結果しか出せません。
 つまりそれを使って測定したとしても、特に腹部には内臓がいくつもあるので、腹部にあるどの内蔵に具体的にどれぐらいのセシウムが蓄積しているのかまで分からないのです。

 動物(ラット)に放射線をあてたエサを与え続け、それから解剖して内臓の中のセシウムを測定する実験も行われましたが、同じことを人間でするのは人道上問題があります。
(この実験の結果でもラットでは心臓が最高のセシウム濃度で、最小のセシウム濃度は骨と筋肉組織に見られたそうです。これは以下に述べる「人体に入った放射性セシウムの医学的影響」という著書からの引用です。)
 
 しかしベラルーシのゴメリ医大では内臓に蓄積されたセシウム137をかなり正確に測定することができました。
 それは、ゴメリ市で病死した人(大人も子どもも含む)を解剖して、内臓をそれぞれ取り出してから、個々に測定し1キロ当たりのベクレルを計算して、また内蔵を元の場所に戻し、縫い合わせて遺族に返す、ということを行ったからです。

 1997年に死亡した大人と子どもの内臓のセシウム137の分布については元ゴメリ医大の学長だったバンダジェフスキー氏が発表した「人体に入った放射性セシウムの医学的影響」という著書(日本語に訳されています。)で、発表されています。
 それによると、大人は比較的平均してセシウムが内臓に分布するのですが、子どもはとびぬけて甲状腺に高い値のセシウムが蓄積しています。1キロあたり1200ベクレルです。大人では約400ベクレルです。
 
 このほか大人は蓄積が少ないのに、子どもは多い、という内臓は心筋(大人約150ベクレル、子ども約600ベクレル)、小腸(大人300ベクレル弱、子どもは700ベクレル弱)です。

 このほか、心臓や血管の病気で死亡した人の心筋と、消化器官の病気で死亡した人の心筋を比べると、前者のほうが多くのセシウム137の蓄積が見られました。

 伝染病で死亡した人と、血管と消化器官の病気(主に胃と十二指腸の潰瘍)で死亡した人の肝臓、胃、小腸、すい臓と比べると、前者のほうが多くのセシウム137の蓄積が見られました。

 このような病死者の死体解剖による個別の内臓のセシウム測定は、世界的にも珍しいです。
 検体になりうる人がたくさんいたベラルーシだからできたことではないでしょうか。

 しかし、私はこの記事を書いていると気が滅入ってくるのです。
 将来、医学や科学のために、あるいは後世の人のための情報として、有益な情報だと思ってこのような測定が行われたのは理解できますし、貴重なデータを大切にしたいと思います。
 しかし、今後日本で同様の研究を医学や科学や後世の人のために行うとすると・・・どうでしょうか?
 被曝した日本人が亡くなられた後に検体になってしまうのでしょうか。
 大規模な原発事故が起きてしまったのですから、日本でも検体になりうる方が増えてくる、ということです。
 科学のため、後世の人のため、と割り切ることができれば、自分の体を死後、研究のために差し出す人も出てくるでしょう。そのデータが、やがて生かされ、世界にも発信され、今皆さんが「ベラルーシの場合はこうだったのだな。」と思いながらこの記事を読まれているように、やがて世界の人が「日本の場合はこうだったのだな。」と読まれるようになるのか・・・と思います。
 医学の進歩は必要、しかし・・・と私は思ってしまいます。 
  
 日本では今後どうなるのか分かりません。
 とにかく以前ベラルーシで内臓のセシウム測定のため解剖された人たちがいた、その中には子どもも含まれていた、ということを忘れてほしくないです・・・。
 鎮魂と言う言葉が胸の中に浮かびます。
 この測定実験の検体となった方々の魂にお祈りしたいです。

ドイツ女医のインタビュー

2011-07-16 | 放射能関連情報
 木下黄太さんのブログ「福島第一原発を考えます」内で
「必読! 低線量被曝による「脳障害」「不妊」「糖尿病」などを警告するドイツ女医のインタビュー」
 という記事が公開されています。こちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/2f7dbec88afae5b028b4215c0e4f278f


 ドイツ国営放送ARDのニュース番組、TagesschauのHPにチェルノブイリ被害者救済活動を続けるドイツ人女医、デルテ・ジーデンドルフ氏へのインタビュー記事が掲載されており、それを「福島第一原発を考えます」グループで、メンバーのドイツ在住の女性翻訳家の方が日本語に訳してくださったものです。
 翻訳していただき、本当にありがたいことです。

 この女医さんは1990年からベラルーシで医療支援活動をしている方です。
 ベラルーシでの事故後から今までの状況や、現在の状況などがよく分かります。
 私としては特に、糖尿病についてのお話の部分を興味深く読ませていただきました。チロ基金もゴメリ州モズィリ市に住む糖尿病児童への支援活動を行っていますので・・・。
 「糖尿病はチェルノブイリ事故の後、子ども達の間に急激に増加した病気の一つで、新生児でも糖尿病を発症するケースがあります。」
 という言葉にああやっぱり、と思いました。ベラルーシの糖尿病児童協会の方が話されていたことと全く同じなのです。
 大変勉強になりました。
 でもやっぱり、日本でこれから糖尿病(I型のほうです)の子どもが増えていくのだろうか・・・と考えると暗い気持ちになりました。
 そうならないように、どうか日本人の皆様、本当に放射能に気をつけてください。
 

 

日本の雑誌で紹介されました

2011-07-15 | 放射能関連情報
 光文社の雑誌「女性自身」の7月12日(火)発売号に折り込み冊子による、保存版「放射能に克つ食生活」が掲載されました。
 再び記者の方からインタビューを受けたのですが、
「夏休みに親子で読める特別企画にしたい。」
ということでした。
 あまり幼いお子さんだと、放射能の話は難しすぎるかと思いますが、ある程度大きいお子さんの場合、親子で放射能対策のことを話し合ってみたり、いっしょに楽しくご飯作りしたりするのも、大事かと思います。
 お母さんたちが、放射能について「どうしたら分からない。」と不安ばかり感じていると、どうしてもお子さんにそれが伝わります。そうではなく、楽しく食卓を囲んで
「こうすれば大丈夫なのよ。ベラルーシではこうしているのよ。」
とお母さんたちからご家族に話してあげてほしいです。
  

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 光文社の雑誌「女性自身」の6月7日(火)発売号にインタビューの内容が掲載されました。
 記事のタイトルは「必読! 被爆を防ぐ食ニュース」です。
 記事を担当された記者の方は、もっとたくさんのページをさいて詳しい記事にしたかった、とメールをくださいました。
 しかし、これでこのテーマが日本人にとって終わりなのかと言えばそうではありません。
 ベラルーシなど、25年経っても放射能とともにみんな生きています。きっと今回の取材は全部無駄ではないですよ!
 またテーマに取り上げてください。お願いします。最初の一歩が大事ですよね。 

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 朝日新聞出版の週刊誌「AERA」6月6日発売号にて、食物からできるだけ放射性物質を除去するための調理法について特集が組まれました。
 興味のある方はぜひ手にとってみてください。
 HPベラルーシの部屋管理人さばさんから
「Tさんの名前がAERAに載っていてうれしかった。」
とメールがきました。
 そうか、そんなにうれしいものなのか、よし、じゃあ次回はAERAの表紙の顔に選ばれるようがんばります!(苦笑)(^^;)

 ここから先は追加の内容です。この「AERA」を読みたいと図書館で探したけれど、見つからなかったという方からメールをいただきました。
 これは6月6日に発売されましたが、「6月13日号 No.28」のことです。(表紙は歌手の平井堅です。)
 表紙に「放射能とがん」とあり、表紙上部に「特集 放射能抜き調理法」とあります。
 
 
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 ベジタリアンのための情報雑誌「ベジィ・ステディ・ゴー!」を出版されているキラジェンヌ株式会社から
「緊急出版第2弾 放射能から子どもを守る」
という本が5月31日に発売されました。
 その中にベラルーシの部屋ブログでもご紹介した、食品から放射能を減らす調理方法が掲載されています。
 HPはこちらです。ぜひぜひ、読んでください!

http://www.veggy.jp/

 
 食生活は本当に大切です。
 この本の内容が読者の皆さんのお役に立てることを願っています。

(追記)
 この雑誌54ページに
「(Tが)真っ先にベルラド研究所によるデータの一部・・・を翻訳してくれました。尚、ロシアと日本は風土が違うので、今回は参考になる部分だけを抜粋しました。」
とありますが、ロシアではなくベラルーシです。

 他にも「チェルノブイリでは、・・・ネステレンコ博士が長年の研究によりリンゴペクチンの摂取でセシウム137を排出しやすくなることを発見し・・・」とありますが、発見したのはこのネステレンコ教授(ベルラド研究所前所長)ではありません。
 その下に記載されているサラダにかけるオイルについても、私がブログでご紹介したこととは異なる内容になっています。
 ココアについても、編集部の方からと思われるアドバイスが追加されていますが、これについては弊ブログではご紹介していません。

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 他にも雑誌ではないのですが、ベルラド研究所の所長さんの論文を日本語に訳した日本人の方が
「ベラルーシ市」「ウクライナ市」
と翻訳していて、びっくり仰天してしまいました。
 日本のみなさーん、ベラルーシはロシアにある町の名前ではありませんよー。
 ベラルーシもウクライナも国名です。