ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響(調査報告 チェルノブイリ被害の全貌)

2011-09-14 | 放射能関連情報
 2007年にロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士、そしてベラルーシのベルラド研究所の初代所長であるワシーリイ・ネステレンコ教授と当時は研究所員で現所長であるアレクセイ・ネステレンコ氏が「チェルノブイリ――大惨事が人びとと環境におよぼした影響」という大変詳しいチェルノブイリ原発事故の報告書を発表しています。
 ロシア、ベラルーシ、ウクライナでの被害状況だけではなく、他のヨーロッパ諸国のデータもまとめられています。

 2009年にはこの報告書は英訳され「Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment」という題名でアメリカで出版されました。
 現在ボランティアの方々による日本語訳の作業が進んでいます。こちらのHPをご覧ください。

チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト

http://chernobyl25.blogspot.com/p/blog-page_10.html


 このHP内で暫定訳ではありますが、内容の一部を読むことができます。
 こちらは前書きです。

http://chernobyl25.blogspot.com/2011/08/blog-post.html


 また「第13節チェルノブイリの放射性核種を除去する」がすでに日本語で読めます。執筆したのはワシーリイ・ネステレンコ教授とアレクセイ・ネステレンコ現ベルラド研究所長です。

http://chernobyl25.blogspot.com/2011/07/13.html


 ぜひお読みください。日本の皆様にも役立つ情報が書いてあります。
 完訳は岩波書店から発行予定だそうですが、待ち遠しいです。
 かなり内容がぎっしりつまった報告書なのですが、その中でもこの「第13節」から翻訳がされ、またネット上で読めるようにしてくださったこのプロジェクトの方々のお気持ちがよく分かります。
 

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 ここからは2013年6月の書き込みです。
 岩波書店から無事日本語訳が出版されました。「調査報告 チェルノブイリ被害の全貌

 とても詳しい内容ですので、ぜひ読んでください!



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