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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第124回」

2011-09-27 |   ビタペクト配布活動
 9月26日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第124回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを5個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2とビタペクトTは合計1861個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1630部となりました。
  
 今回で通算134回目のビタペクトT(ビタペクト2)と「チェルノブイリ:放射能と栄養」の配布となりました。
 延べ人数ですが、1861人の子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を、1630家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 前回の配布活動では、ビタペクトTを渡すことができませんでしたが、ようやく今年収穫されたリンゴから製造されたビタペクトTが販売されました。諸事情により今回はベルラド研究所で購入後、ちょうど同じ日に測定に来ていた家族にすぐにその場で手渡しました。
 この画像はベルラド研究所内で撮影しました。右のほうに写っているPCは測定用のものです。

 今回は2家族がカリンコビッチ市(チェルノブイリ原発から約100キロ)からSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)

 お母さんが5人の子どもと滞在していました。この家族には2個のビタペクトTを渡しました。
 この家族は2005年と2006年にも保養滞在に来たことがあります。 
 2005年5月の滞在のときの様子はこちらチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第31回」(家族A)をご覧ください

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no31.html


 2006年1月の滞在のときの様子はこちらチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」(家族B)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/index.html


 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。
 
母親(事故発生時13歳)11ベクレル(2005年と2006年の滞在時にもビタペクト2を飲んでいません。)
次男(15歳)10ベクレル(2006年の滞在時には18ベクレルだったのでビタペクト2を渡しました。)
三男 (9歳)14ベクレル(2005年と2006年の滞在時にもビタペクト2を飲んでいません。)
四男 (6歳)20ベクレル ○ (2005年と2006年の滞在時にもビタペクト2を飲んでいません。)
長女 (4歳)22ベクレル ○ (今回が初測定。)
次女 (2歳)27ベクレル (今回が初測定。)

 5年前の滞在後、女の子が2人生まれています。双子の長男と次男は18歳になって、SOS子ども村の年齢制限を越えたので、今回は滞在していません。
 子どもたちの健康状態ですが、免疫力が低く、よく病気になる、ということでした。 
 以前はお父さんの健康状態があまりよくない、と言う話でしたが、療養所に滞在して治療を続けた結果、よくなったそうです。
 この家族は住居がとても不便な長屋で困っていましたが、その後申請したのが認められ、一軒家を建てることになりましたが、その建築費用は国から出してもらえたそうです。
 家族みんなで力を合わせて今マイホームをつくっているそうです。
  

(家族B)

 お母さんが5人の子どもと滞在していました。この家族には3個のビタペクトTを渡しました。
 2004年、2005年、2008年にも保養滞在に来たことがあります。ました。
 2004年7月の滞在の様子はこちらの過去ログ、チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第20回」(家族A)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2004/no20.html


 2005年1月の滞在の様子はこちらの過去ログ、チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第28回」(家族A)をご覧ください

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no29.html


 2008年1月の滞在の様子はこちらの過去ログ、チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第70回」(家族B)をご覧ください

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/06223f5508cb20f75d44be54a20b9023

 
 さらにこの家族は2004年1月に1回目の測定を巡回測定に来たベルラド研究所により地元の学校で受けています。
 母親の記憶によると、家族は全員、44~47ベクレルの間の数値が測定され、測定後3個のビタペクト2を6人の子どもたちが分け合って飲んだそうです。つまりこの家族は合計5回放射能値の測定をしたことになります。(2004年1月、2004年7月、2005年1月、2008年1月、2011年9月)
 2005年、2007年、2008年、そして2011年の体内放射能値の経緯は以下のとおりです。○印がついている子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を渡しました。

母親(事故発生時15歳)25ベクレル ○ → 14ベクレル → 14ベクレル ○ → 10ベクレル
次女(15歳)28ベクレル ○ → 5ベクレル → 0ベクレル → 16ベクレル
三女(13歳) 33ベクレル ○ →(2005年はビタペクト2を飲んでいません。2008年は測定していません)→ 28ベクレル ○
四女(12歳)13ベクレル ○ → 5ベクレル → 45ベクレル ○ → 21ベクレル ○
五女 (9歳)42ベクレル → 19ベクレル ○ → 32ベクレル ○ →0ベクレル
六女 (4歳)0ベクレル(2008年に初測定) → 19ベクレル ○

 以前ビタペクト2を飲んだことのある子どもたちは
「おいしくない。」
と言っていましたが、すでにビタペクトTに進化して飲みやすくなったことを話すと、「ん? だったら飲んでみようかな?」という表情になっていました。
 私の意見ですが、ある程度大きくなった子ども(錠剤の薬をかまずにごくんと飲める子ども)だったらタブレットタイプのビタペクトTのほうが絶対飲みやすいと思います。

 子どもたちは深刻ではないもののそれぞれ健康状態に問題があり、お母さんは
「よく風邪をひく。」
と話していました。

 さて、今回はベルラド研究所で買ったビタペクトTを測定終了した子どもにその場で渡しました。時間がなくてプレゼントを渡せませんでしたが、来週改めてSOS子ども村へ日本のプレゼントを持って行く予定です。
 そのときにはまた改めてご報告いたします。もうしばらくお待ちください。 

 今回子どもたちに渡したビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」

2011-09-06 |   ビタペクト配布活動
 前回の記事「133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について」でもお知らせしました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c5c13bdc865c7071c69c29024464ff6d


 9月6日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第123回目の配布を実施する予定でしたが、今回はビタペクトTを配布することができませんでした。
 ビタペクトTの代わりに「ペクチン入りセルロース・ツルコケモモ」(250グラム入り)を4個をSOS子ども村にて保養滞在している2家族に渡しましたのでご報告いたします。
 また「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。これで今までに配布した「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1620部となりました。
  
 今回で通算133回目の配布となりました。延べ人数ですが、1620家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 今回は2家族がクループキ市(チェルノブイリ原発から約340キロ)からSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。 


(家族A)

 お母さんが5人の子どもを引率していました。そのうち実子は4人で、1人は里子でした。
 この家族にはペクチン入りセルロース2個を渡しました。
 今回1人に1個のペクチン入りセルロースではなく、2人に1個にしたのはビタペクトTが1個152グラム入りであるのに対し、ペクチン入りセルロースは1個250グラムだからです。
 これを分け合って飲むように指導しました。

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにペクチン入りセルロースを飲むように勧めました。

母親(事故発生時10歳)10ベクレル
長女(10歳)21ベクレル ○
次女 (6歳)24ベクレル ○
三女 (5歳)30ベクレル ○
長男 (3歳)32ベクレル
女子(15歳)17ベクレル

 子どもたちの健康状態についてお母さんから話を伺いました。10歳の長女は喘息を持っており、また食物アレルギーがあります。魚類はいっさいだめだそうで、甘いお菓子も食べられないそうです。
 ミンスク州立病院のアレルギー科に通院したこともあるそうですが、現在のところよくなっていません。
 私が会ったときもこの子はアレルギー反応のため、両手がガサガサに荒れていて、痛々しかったです。
 他の子どもは特に持病などはなく、健康だというお話でした。
 まだ小さい3歳の長男にはセルロースをあげることはやめておいたほうがいいというSOS子ども村の医師リリヤ先生のお話でしたが、お母さんは数値が心配で、微量を飲ませたいと話していました。話し合いの結果、下痢のような症状が出たらすぐに摂取をやめることで、飲んでみることになりました。


(家族B)

 お母さんが7人の子どもを引率していました。そのうち実子は3人で、1人は養子、3人は里子でした。
 この家族にもペクチン入りセルロース2個を渡しました。

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにペクチン入りセルロースを飲むように勧めました。

母親(事故発生時5歳)10ベクレル
長男(12歳) 0ベクレル
長女 (5歳)31ベクレル ○
次女 (3歳)29ベクレル
養子(11歳) 0ベクレル
女子(11歳)26ベクレル ○
男子 (8歳)22ベクレル ○
女子(10歳)25ベクレル ○

 このうち11歳の里子と8歳の里子は姉弟です。
 子どもたちの健康状態についてお母さんから話を伺いました。7年前に引き取ったという8歳の里子は長い間低体重、低身長でしたが、お母さんが食事に気をつけた結果、身長は伸びてきたそうです。しかし体重は少なく、貧血気味だということでした。
 長女と次女も貧血気味なので、お母さんは食餌療法で改善したいと話していました。
 他の子どもは特に持病などはなく、健康だというお話でした。
 11歳の養子は今年の夏、ドイツへ保養に行っていたそうです。その成果が出たのか0ベクレルだったので、お母さんは喜んでいました。

 こちらの家族でもまだ小さい3歳の次女にはセルロースをあげることはやめておいたほうがいいと話しましたが、このお母さんも数値が心配で、微量を試しに飲ませたいと希望していました。またペクチン入りセルロースをこれからもときどきは飲みたいと話していました。
 (薬局で売られるビタペクトTより食料品店で買えるペクチン入りセルロースのほうが手に入りやすいです。)

 画像は記念撮影のようすですが、保養には関係のない日本人2人も写っています。後ろに写っている白衣の女性は医師のリリヤ先生です。

 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方、羅臼昆布をプレゼントしました。
 羅臼昆布の大きさにはびっくりしていました。子どもたちも半数以上が「海草が好き!」と言っていて安心しました。
 魚でアレルギーがある女の子は昆布を食べてもいいのかしらと心配だったのですが、リリヤ先生は
「試しに少量食べてみて反応を見るように。」
とお母さんに話していました。
 
 また今回は日本人の方の手作りアクリルたわしと手提げかばん(楽しいポケモン柄)も家族ごとにプレゼントしました。
「このたわしは洗剤をつけなくても汚れがよく落ちますよ。」
と説明すると、お母さんたちは驚いていました。
 アクリル毛糸はベラルーシでも売られているのですが、アクリルたわしのことはベラルーシ人は知らないので作られていません。
「さっそく今日から使ってみます。」
とお母さんたちは興味津々でした。 
 これからベラルーシでアクリルたわしが流行るかもしれません。

 最後になりましたが、「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布、たわしやかばんなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 今回配った4個のペクチン入りセルロースは先月行われた日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーでの売上金の一部を購入に充てました。関係者の皆様、本当にありがとうございます。

 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について

2011-09-06 |   ビタペクト配布活動
 9月6日に通算133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」を実施する予定でした。
 しかし、活動の内容について今回チロ基金からお知らせしないといけないことがあります。 

 ビタペクトTはベルラド研究所で開発・製造・販売されていますが、その主な原料はりんごです。
 りんごは毎年秋に収穫されますが、そのときにベルラド研究所は1年分の製造量を予想してジュース工場からりんごの搾りかすであるりんごの乾燥粉末を仕入れています。
 例えば昨年の秋から今年の1月にかけてビタペクトTが今年の秋までに販売する量に合わせて製造されました。
 ビタペクトTは賞味期限が常温で1年間なので、大量に作り置きしていても保存しやすいので、集中して1年分大量生産しているのです。
 しかし、今年日本で発生した福島第1原発事故の影響で、ビタペクトTの需要が急激に増えました。
 その結果、今秋のりんごの収穫前にとうとうベルラド研究所内のビタペクトTの在庫が底をつきました。
 
 チロ基金に「ビタペクトTを購入してベラルーシの子どもたちにあげてほしい。」とこの活動を応援してくださっている日本人の方から寄付金をいただいたのですが、現時点で購入が不可能の状態です。
 寄付金をお寄せくださった皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 早く今年の秋のりんごが収穫され、ビタペクトTを生産してほしいです。
 しかし自然が相手ですから、ベルラド研究所もりんごの収穫を待たざるをえません。
 
 2011年9月6日現在このような状況です。
 したがって、チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」を実施する予定でしたが、ビタペクトTを配ることができませんでした。
 ベルラド研究所は「今年はりんご粉末の仕入れ量を増やす。」と話していましたが、チロ基金としましては何とか次回の配布活動時(10月上旬)にはビタペクトTを購入してベラルーシの子どもたちに渡したいです。
 
 今回初めて経験する「ビタペクトがない」という非常事態に当たり、SOS子ども村側とも話し合いを重ねていましたが、今回保養に来た家族の体内放射能値が低くなかったため、代替案として健康食品の「べクチン入りセルロース」を子どもたちにチロ基金から配ることになりました。
 セルロースも食物繊維の一つですが「ペクチン入りセルロース」については別の記事で詳しくご説明いたします。
 
 以上のような状況ですが、ご理解をいただいたうえで、次に更新する報告記事をご覧ください。

・・・・・・・・・・・・ 


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第122回」

2011-08-22 |   ビタペクト配布活動
 8月22日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第122回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを9個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2とビタペクトTは合計1856個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1610部となりました。
  
 今回で通算132回目のビタペクトT(ビタペクト2)の配布となりました。延べ人数ですが、1856人の子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を、1610家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 今回は2家族がミンスク州ベレジノ市(チェルノブイリ原発から約280キロ)からSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)

 お母さんが6人の子どもを引率していました。そのうち実子は4人で、1人は甥、1人は知り合いの子どもでした。
 この家族には4個のビタペクトTを渡しました。この家族は2006年12月にもSOS子ども村に保養滞在しています。そのときのようすはこちらの過去ログ「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第52回」(べレジノ市から来た家族)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no52.html



 前回の滞在ではこの家族は体内放射能値が少なかったため、ビタペクト2を渡していません。
 新しく女の子が生まれ、家族が増えています。7人の子どもがいますが、そのうち2人は甥と姪で養子にしているそうです。前回来ていた姪は現在イタリアに保養滞在中でいませんでした。また前回、喘息を持っていると言っていた息子は大きくなったので今回は保養滞在していません。 
 前回と今回のそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

 
母親(事故発生時10歳)12ベクレル → 13ベクレル
長女(12歳)12ベクレル → 16ベクレル ○
次男(11歳)7ベクレル → 37ベクレル ○
三男 (9歳)6ベクレル → 0ベクレル
次女 (2歳)(今回初測定)16ベクレル 
甥  (9歳)6ベクレル → 30ベクレル ○
男子(15歳)(今回初測定)23ベクレル ○

 この家族は5年前の測定のときよりずっと放射能値が増えていて、お母さんはショックを受けていました。
 特に長女と次男はいっしょに7月オーストリアへ保養に行き、里親の元ホームステイをしたそうです。
 それなのに、長女は16ベクレルで次男は37ベクレルという結果にびっくりしていました。さらに2歳の次女が16ベクレルなのを心配していたので、ビタペクトTは3歳以上が対象ですが、長女にビタペクトTをあげたので、それを半分ずつ飲むようお母さんに話しました。
 もし次女のほうに下痢などの症状が出たら、すぐに飲むのをやめて、残りは長女が飲むように指導しました。

 長女は1年前から背中の痛みを訴え、背骨が湾曲していることが分かり、マッサージなどを受けているそうです。
 次女は2歳4ヶ月のときに骨盤と大腿骨の間にある関節の大きさが成長しないという病気にかかっていることが分かりました。歩くことはできますが、体の大きさに合わせて関節だけ大きくならないというのは、これからどうなるのか、全く予想がつかないそうです。

 知り合いの男の子は生まれつき心臓病で、いろいろな病気を抱えているそうです。現在は足の関節痛に悩んでいるそうです。保養には来ていませんが、1歳年下の弟がいて、その弟も生まれつき心臓病で同じ病気になっており、兄弟で病院通いをしているそうです。ベレジノ市の病院の医者は
「兄弟が病弱なのは、母親が高齢出産だったから。」
と説明しているそうです。しかし、私にはそんな説明は信じられません。
 兄が生まれたとき、母親は38歳だったそうですが、同じぐらいの年齢で初産でも、元気な子どもを生んでいる人はたくさんいます。高齢出産は全ての説明にはならないでしょう。
 お母さんは
「ベレジノ市にはまともな医者がいない。」
と憤慨していました。もう一人のお母さんもうなずいていました・・・。


(家族B)

 5人の子どもがいますが、末っ子は生後7ヶ月で測定をしていません。それから知り合いの子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクトTを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時8歳)19ベクレル
長男(12歳)36ベクレル ○
次男(11歳)36ベクレル ○
長女(10歳)35ベクレル ○ 
三男 (5歳)31ベクレル ○
女子(15歳)28ベクレル ○


 このうち次男は6月と7月にスペインに保養に行っていましたが、行っていないほかの兄弟とほとんど結果が同じです。お母さんは
「どうしてこんな結果になったのか、分からない。」
と驚いていました。

 この家族は牛乳をたくさん飲む、と話していました。この家族の隣に住んでいる人が乳牛を飼っていて、その牛乳(原乳)を安く買っているそうです。
 これが内部被爆の原因でしょうが、子どもたちは乳製品が大好きで、牛乳を飲むのをやめさせることはできない、とお母さんはつぶやいていました。
 子どもたちは全員比較的健康で、持病などはないそうです。
 しかし今回の測定結果がショックだったので、ビタペクトTをちゃんと飲む、と話していました。

 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方のコピー、おやつ昆布などをプレゼントしました。
 子どもたちは海草が大好きだそうで、
「昨日もサラダにして食べたよ!」
と話していました。ベラルーシ国民に海草を食べる食生活が年を追うごとに浸透しているようで、うれしいです。
 画像は記念撮影したようすです。ただ(家族A)の2歳の次女はお昼ね中で写っていません。

 今回子どもたちに渡した9個のビタペクトTのうち、4個を購入するために、CD「月と日」の売上金4枚分を充てました。
 ベラルーシ語で歌う日本の歌が収録されたCD「月と日」を1枚購入すると、その売上金の一部がビタペクトTを1個の購入する費用としてチロ基金に還元されます。
 CD1枚の売り上げが、ビタペクトT1個分、つまりべラルーシのチェルノブイリ原発事故の被災児1人に無料で渡すというこの活動につながっています。
 CD「月と日」について詳しくはこちらです。(HP「ベラルーシの部屋」内)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html


 京都にあるヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」店頭やそのネットショッピングで購入できます。購入をご希望の方、詳しくはこちらをご覧ください。

http://vesna-ltd.com/shop/b_music.html

 どうか皆様のご協力をお願いいたします。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について追加のご説明

2011-08-05 |   ビタペクト配布活動
 日本でも放射能被爆が問題になり、今まで行ってきたチロ基金の活動を振り返ると、あんまり詳しくなかったなあ、と反省しました。
 ここでチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について追加のご説明をいたします。

 まずビタペクトをあげる前に測定している放射能ですが、種類はセシウム137です。
 他の放射性物質は測定していません。

 それから測定結果についてです。
 ベルラド研究所にある測定器はホールボディカウンタというものです。ホールボディカウンタにもいくつか種類があります。
 ベルラド研究所にある測定器は、超精密に測定しているわけではありません。
 超精密な測定器を導入するとどうしても測定に費用がかかってしまい、そうなると富裕層だけが測定でき、貧困層は測定できない、という不公平が生まれてしまいます。
 ベルラド研究所はそうならないように、超がつく精密な結果よりもコストを下げることにしています。

 測定するときは体重1キロあたりの放射能を計らないといけないので、まず体重計にのって体重を量ります。
 そのときは着衣のまま(冬は重いコートなどは脱ぎます。)なので、計算するときに純粋に体重だけで割り算するより、低い数字が出てきます。
 さらに体重1キロ当たり5ベクレル以下だと、少なすぎて検知ができず、0ベクレルとして算出されることがあります。
 ですので、0ベクレルの結果が出ても、全く放射能がないのか? と言うとそうではない場合もあることをご説明しておきます。
  
 チロ基金はSOS子ども村と協議の上、子どもの場合体重1キロあたり20ベクレル以上の測定結果が出た子どもに、ビタペクトを1個渡すことにしています。この数字を定めたのは、ベラルーシ政府ではありません。ベルラド研究所です。
 この20ベクレルという数字はベルラド研究所が示している、子どもに対する注意レベルで、それ以上の測定結果だった場合、ビタペクトを飲むことを勧めているからです。
 
 さらに測定結果は小数点以下2位まで表示されます。しかしビタペクトをあげるかどうかの基準は20ベクレルちょうどなので、小数点以下は四捨五入した形でご報告しています。
 例えば、兄弟がいて、兄は20.00ベクレルだったからビタペクトをあげるけど、弟は19.99ベクレルだから、あげないというのはおかしいと私は思うからです。
 この場合、弟の測定値も四捨五入して20ベクレル、兄も20ベクレルとして、2人ともにビタペクトをあげる、という判断をしております。

 子どもたちはSOS子ども村(ミンスク州ボロブリャヌィ市)にて保養滞在しています。ミンスクから車で30分ぐらいのところにあります。
 そこへベラルーシ各地から保養に多子家庭が来ていますが、最近の報告には普段住んでいる地域(都市名など)についてだいたいチェルノブイリ原発から何キロのところにあるのか説明を加えてあります。
 この「普段住んでいるところ」についてですが、
①事故当時から住んでいる。
②高汚染地域から避難先として移住している。
③ホットスポットに住んでいる。

 という3つの場合が考えられます。
 記事内の記載では「現在住んでいる場所」を表記しています。
 保養家族についてはさまざまな場合があります。特別に記事内で記載がない場合は、「事故当時からこの場所に住んでいる。」とお考えください。
 もし、現在住んでいる場所が「高汚染地域から避難先として移住してきた」家族の場合、そのことを記事内に記載しています。
 しかしチェルノブイリ原発事故が発生して25年経過しましたので、「移住してきました。」と話してくれるのは親の世代ばかりで、子どものほぼ全員は、移住経験がありませんし、当然のことながら事故後に避難区域対象になった高汚染地域(デッド・ゾーン)で生まれいて、現在進行形で育っています、という子どもはいない、と思ってください。
 ただ、避難区域でなくても実際に汚染地域(チェルノブイリ・ゾーン)はベラルーシ国内に数多くありますし、そこで暮らしている人もたくさんいます。
 例えばゴメリ市などはベラルーシではいわゆる政令指定都市に当たる街ですが、チェルノブイリ・ゾーンの中に入っています。 またチェルノブイリ原発からの距離に関係なく、遠くても汚染されている地域があります。つまりホットスポットのことですが、そこから保養に来ている家族の場合は、そのことが記事内に書いてあります。ただ以前の日本人には「ホットスポット」と言う言葉自体になじみがなかったので、記事内では「チェルノブイリ原発事故から離れているが汚染地域」といったような表現を使っています。
 しかし今までSOS子ども村でいろんな地域の人と話をしましたが、チェルノブイリ・ゾーンもホットスポットも関係なく、また地域を指定することにも関係なく、ベラルーシに住んでいる人の多くに大なり小なり放射能が蓄積している、というのが私の実感です。
 これはおそらく汚染された食品が国中を流通しているからだと思います。また食品一つ一つはわずかな放射線量でも長年食べ続けることによって時間の経過とともに、体内に蓄積されていっているのだと思います。

 それからSOS子ども村に保養にきていた家族のうち、母親の年齢は公開していませんでいしたが、これからはチェルノブイリ事故発生時の年齢を表記することにしました。

 それから開発当時製造されていたビタペクトにはカルシウムが加えられていたのに、今製造しているビタペクトTにカルシウムが入っていないのはどうしてなのか、というご質問がありました。これも理由はコストを下げるためです。
 ペクチン自体はそんなに高価なものではないのですが、サプリの原料としてのカルシウムがベラルーシでは非常に高価で、それをビタペクトに加えると、ビタペクトそのものの値段も高くなります。そうなると富裕層だけが購入でき、貧困層は購入できない、ということになります。
 そのため残念ながら、カルシウムだけを抜いたビタペクト2(粉末状)が開発され、その後タブレットタイプのビタペクトTに進化したわけです。
 
 このようなことをあらかじめ踏まえたうえで、この活動のご報告を読んでください。お願いします。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第121回」

2011-08-01 |   ビタペクト配布活動
 8月1日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第121回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを5個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2とビタペクトTは合計1847個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1600部となりました。
  
 今回で通算131回目のビタペクトT(ビタペクト2)の配布となりました。延べ人数ですが、1847人の子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を、1600家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13



 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)

 ミンスク州ボリソフ市(チェルノブイリ原発から約340キロ)から来た家族。この家族には2個のビタペクト2を渡しました。
 この家族は子どもが3人いますが、姪を3人引率していました。
 このうち15歳の姪はジョージノ市(チェルノブイリ原発から約330キロ)で、13歳と11歳の姪(姉妹)はチスチ市(チェルノブイリ原発から約380キロ)で暮らしています。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。
 
母親(事故発生時10歳)0ベクレル
長女(11歳)0ベクレル
次女(7歳)30ベクレル ○
三女(4歳)0ベクレル
姪(15歳)44ベクレル ○
姪(13歳)0ベクレル
姪(11歳)0ベクレル

 三女は生まれつき耳が聞こえません。最初は補聴器をつけていましたが、あまり効果がなかったので、人工内耳をつけることにしました。人工内耳について詳しくはこちらをご覧ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%86%85%E8%80%B3


 技術の進歩はすごいですね。そして何よりベラルーシ国内でちゃんとこのような手術が行われているのがすばらしいです。お母さんのお話によるとすでにベラルーシで300人の子どもが人工内耳をつけたそうです。
 手術や1週間かかる入院費用も無料。ただし、この人工内耳そのものを患者本人が購入しなくてはいけません。その値段が2万ユーロ!(218万円!)
 平均的なベラルーシ人ではとても買えません。それでどうしたのかというと、外国の支援団体から購入してもらったそうです。
 今年中に再び支援を受けて、もう片方の耳にも人工内耳をつける予定だそうです。
 片方聞こえていたらいいような気もしますが、やはり聴覚が偏ってしまう(聞こえるほうの耳に負担がかかる)のを防ぐためだそうです。
 まだ言葉らしきものは話せないようですが、お母さんはとても手術に期待しており、普通の学校にも通わせたい、と話していました。

 長女は胆嚢部分の痛みを訴えており、胆石の疑いがあるので、近いうちに検査を受けるそうです。
 3人の中で一番元気な次女だけ30ベクレルだったのですが、お母さんはどうしてこうなるのか分からない、と話していました。
 44ベクレルだった姪は測定の後、落ち込んでしまい自分のお母さんに電話をかけていたそうです。話を聞いてお母さんもショックを受けていたそうです。
 姪3人は持病はなく、健康だそうです。
 お母さんは30ベクレルと44ベクレルの2人にビタペクトTを飲ませた後、再測定に行きたい、と話していました。
 お母さん自身はめまいをよく起こすので、精密な血液検査を受けたいと話していました。


 (家族B)

 ブレスト州コブリン市(チェルノブイリ原発から約410キロ)に住む家族。
 お母さんが自分の6人の子どもと一人の甥を連れて保養滞在に来ていました。この家族には3個のビタペクトTを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時9歳) 14ベクレル
長女(16歳)33ベクレル ○
長男(13歳)26ベクレル ○
次女(9歳)0ベクレル
三女(6歳)0ベクレル
四女(3歳)22ベクレル
次男(1歳)27ベクレル
甥(10歳)29ベクレル ○

 この家族にもお話を伺いました。長女は生まれつき脳性まひで、ベビーカーで寝たきり状態です。いすに座ることも難しいそうです。生まれて間もないころミンスクの病院で診察を受けましたが、もっとレベルの高いモスクワの病院にも行きました。すると医者から
「5歳になる前に死ぬだろう。」
と言われたそうです。しかし今、高校生の年齢になっています。ただ体の大きさは小学生にしか見えません。12歳ごろからは背骨がどんどん歪んできて、投薬治療を受けましたが、全く効かず、副作用で肝臓が肥大してきたので、今は全ての投薬治療は断っているそうです。
 このような子どもたちが通うセンターがあるのですが、マッサージを受けているだけだそうです。座れないので車椅子も無理だとお母さんは話していました。

 長男は鼻血をよく出すそうです。この一家はよく教会に通っているそうですが、ドイツの教会の招待により、今年の6月にドイツへ一ヶ月保養滞在したそうです。
 1日4回の食事、ビタミン剤の摂取などの保養プログラムがあったのですが、ペクチン剤などの放射能排出作用があるサプリはもらわなかったそうです。
 そして保養滞在期間の中ごろ、体内放射能を測定したそうです。その結果は体重1キロあたり16ベクレルだったそうです。
 帰国して一ヶ月。今度はベルラド研究所で測定した結果が上記の26ベクレルです。
 私が「増えているじゃないですか。ドイツから帰ってから何を食べさせたんです?」(私もあまり人のことは言えませんが・・・。)
と尋ねてもお母さんは
「店で買ってきたもので、他の子どもも同じものを食べているのに・・・。」
と話していました。それから
「そういえば田舎の実家がくれたキノコを食べた。」
と思い出したのですが、これでは同じものを食べたほかの子どもで0ベクレルの子がいる理由がはっきりしません。
 ただ長男は13歳で食べ盛りなので、他の子どもよりたくさんキノコを食べたのかもしれません。
 ドイツへの行き帰りはバス移動で飛行機ではないので、宇宙放射線は関係ないし、結局はっきりした原因は分からないものです。

 次女は足の長さが違うため、背骨が歪んできました。ブレストにこのような子どもが集まって治療を受けつつ暮らす保養所学校があるそうです。もうすぐその学校で1年ほど暮らす予定だそうです。
 特別な矯正靴をつくってもらって履いたり、マッサージをしてもらったりするそうです。
 水泳の授業もあります。また授業は机やいすはなく、マットの上で横になったまま受けるそうです。
 このような保養所学校に入所している子どもの数は増えてきているそうです。
 そして以前はこのような子どもは7歳以上が多かったのですが、最近は7歳以下でも増えているそうです。しかし保養所学校は7歳以上でないと受け入れられないそうです。(やはり両親と離れて、いわゆる寮生活を送らないといけないので、小さい子どもは無理ですよね。)

 四女にもビタペクトTをあげたかったのですが、やせていて顔色もよくなく、虚弱な感じでした。医師のリリヤ先生の判断でビタペクト2をあげるのはやめておくことにしました。3歳になったばかりで、大量のペクチンを与えると、下痢を起こしそうなのと、そうなると体に必要な栄養素も出てしまって、ますますやせて弱りそうだからです。
 
 三女と次男は健康だ、ということでした。
 甥は2年前まで村で暮らしており、家で飼っていた乳牛の牛乳を飲んでいたそうです。その後乳牛を売ってしまい、町に引越したそうです。甥が29ベクレルなのが、以前飲んでいた牛乳のせいなのかどうなのか、はっきりしません。本人は持病はなく元気だそうです。

 画像は記念撮影のようすです。一人保養滞在と関係のない子どもが写っています。それから家族Bの1歳の次男はお昼寝中で、ここには写っていません。

 またいつものように折り紙や、折り紙の作り方のコピーなどをプレゼントしました。きれいな一筆箋に子どもたちの名前を筆ペンで書いてあげたらとても喜んでいました。私が作った折鶴もあげたら、「千羽鶴」というベラルーシ語の詩があるのよ、でも半分は忘れた、と言いつつ、家族Aのお母さんが朗読してくれました。(この詩のことを調べなくては・・・。)
 そして日本のおやつ昆布をあげるとみんな驚いていて
「木のように固い。」(←よくしゃぶってください。)
「コーヒーの臭いがする。」(←それはないと思います・・・。)
 とそれぞれ感想を言っていましたが、最後にはおいしそうに食べてしまっていました。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第120回」

2011-07-12 |   ビタペクト配布活動
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第120回」

 7月11日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第120回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを13個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2は合計1842個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1590部となりました。
  
 今回で通算130回目のビタペクトT(ビタペクト2)の配布となりました。延べ人数ですが、1842人の子どもにビタペクトTとビタペクト2を、1590家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13



 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)

 ミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。この家族には8個のビタペクトTを渡しました。
 この家族は子どもが10人いますが、長女は年長で保養滞在の対象になっておらず、保養に来ていません。また滞在中の子どものうち1人は私がSOS子ども村に来たときは不在でした。(画像には写っていません。)
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

 
母親 (事故発生時13歳)9ベクレル 
次女(15歳)41ベクレル ○
長男(14歳)19ベクレル ○
三女(13歳)18ベクレル ○
四女(11歳)18ベクレル ○
次男 (9歳)26ベクレル ○
五女 (8歳)28ベクレル ○
六女 (6歳)19ベクレル ○
七女 (4歳)20ベクレル ○
三男 (1歳)18ベクレル

 1歳半の三男はまだ小さいのでビタペクトTを渡していません。
 子どもたちの健康状態ですが、特に風邪を引きやすい、といったことはありませんでした。
 ただ次女と長男は背骨が湾曲しており、矯正体操をしているそうです。(痛みなどはないそうです。)
 次女と三女は視力が急に低下したそうです。
 この家族はミンスク市の多子家庭協会の会員で、国から助成金をもらっています。
 お母さんは幼稚園で働いていましたが、長女が生まれてからずっと育児休暇中だそうです。(日本では考えられない・・・。)ベラルーシでは育児休暇は3年なので、10番目の子どもが3歳になった時点で11番目の子どもが生まれていなかったら、職場復帰するそうです。でもお母さんはまだ子どもがほしいようなことを言っていました。(私にはとても真似できない・・・。)
 お母さんは次女だけ41ベクレルで「どうしてこの子だけこんなに高いの?」と心配していました。
 ミンスクに住んでいるので、ビタペクトTを飲み終わったら、この子だけでも再測定を受けさせたい、と話していました。


 (家族B)

 モロジェチノ(チェルノブイリ原発から約390キロ)に住む家族。
 お母さんが自分の6人の子どもと保養滞在に来ていました。この家族には5個のビタペクトTを渡しました。
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時10歳)21ベクレル
長女(13歳)35ベクレル ○
次女(11歳)20ベクレル ○
長男(10歳)18ベクレル ○
次男 (8歳)18ベクレル ○
三女 (6歳)19ベクレル ○
三男 (4歳)17ベクレル 

 子どもたちの健康状態ですが、長女は小学校入学後、視力が下がり続けて止まらないそうです。
 長男は背骨が歪んでおり、疲れやすいそうです。
 他の子どもたちは健康だということでした。
 この家族でも長女だけが35ベクレルと値が高いので、お母さんはどうしてなのか?と心配していました。(放射能を取り込みやすい体質、というのも理由でありえますし、成長期に入ると食欲が出て食べる量が増え、偶然汚染された食品をたくさん食べてしまった可能性もあります。)
 この家族はモロジェチノ市の多子家庭協会の会員で、国から助成金をもらっています。6人の子ども合計で毎月33万ベラルーシ・ルーブルもらっています。日本円に今のレートで換算すると5280円です。少ない・・・というのが私の印象です。
 モロジェチノ市の多子家庭協会には会員が何人ぐらいなのか尋ねたところ、約70家族だそうです。
 ちなみにベラルーシでは1家族につき、16歳以下の子どもが3人以上いると、多子家庭とされ、多子家庭協会に希望者は入れます。
 この協会の会員でなくても国から助成金はもらえますが、SOS子ども村への滞在の招待などは多子家庭協会経由で受けることになっています。

 画像は記念撮影の様子です。(一人保養滞在には関係のない子どもが写っています。うちの子なんですけどね・・・。夏休みのときはこうやって、浴衣の紹介をしています。)
 裸足だったり、上半身裸だったり、ベラルーシも暑くなってきました。

 今回もいつものように子ども達に折り紙、おやつ昆布などをプレゼントしました。今回は都会から来た子どもばかりで、海草も違和感など持っておらず、おやつ昆布もさっそく食べていました。
 きれいな日本の便箋に子どもたちの名前を日本語で筆ペンで書いてあげたら、大喜び!
 「何か日本語でしゃべってみて!」
と頼まれ、いろいろ話してみたら、「日本語は難しそう・・・。」
と言われました。(^^;)

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第119回」

2011-06-20 |   ビタペクト配布活動
 6月20日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第119回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを9個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2は合計1829個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1580部となりました。
  
 今回で通算129回目のビタペクト2(ビタペクトT)の配布となりました。延べ人数ですが、1829人の子どもにビタペクト2(ビタペクトT)を、1580家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)に住む2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。
 2家族と分けていますが、どちらもゴメリ市にある多子家庭と障害児を支援する会の会員の子どもたちです。 

 
(家族A)

 お母さんが2人の娘、2人の姪、1人の子どもを引率していました。この家族には4個のビタペクトTを渡しました。 
 この家族はちょうど1年前にSOS子ども村に滞在したことがあります。そのときのようすは、こちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第104回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/4996cd66afa6da48c0351b85ebdb0909


 また次女と三女は2009年9月に、祖母に引率されてSOS子ども村に保養滞在していました。そのときの様子はこちらの記事をご覧ください。チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第96回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f09ebd298248eb3f7f5c1299bdf04770


 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。次女と三女は2009年9月測定分も示してありますが、それ以外は2010年6月の結果と2011年6月の結果を表示してあります。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時14歳)9ベクレル → 10ベクレル
次女(15歳)29ベクレル ○ →(2010年は保養滞在していません。)28ベクレル ○ 
三女(13歳) 23ベクレル ○ → 22ベクレル ○ → 34ベクレル ○
姪 (11歳) 15ベクレル → 0ベクレル
姪  (5歳) 23ベクレル ○ → 30ベクレル ○
女子(11歳) 11ベクレル → 43ベクレル ○
 
 ビタペクト2を去年飲んでも結局、数値が上がっています。
「ちゃんとビタペクト2を飲んだんですか?」
ときくと去年SOS子ども村滞在中はちゃんと欠かさず飲んでいた、しかし家に帰ったとたん、残りを飲むのを忘れた。特に夏休み中は遊びに忙しく忘れがち。その後学校が始まり、思い出して残りを飲むようになった。
 ・・・という返事が返ってきました。

 確かに3週間の保養期間では全部最後まで飲みきれなくて、残りは家に持って帰って飲み続けないといけないのですが、そこで摂取が中断してしまうことも多いです。
 特に自分のお母さんといっしょにSOS子ども村に滞在した子どもはまだいいのですが、親戚だとか、ただ引率されてきた場合、帰宅後、その親がビタペクトを子どもから見せられても何なのかよく分からず、さらに引率した母親が、ちゃんと説明しなかった場合、飲むのを忘れてしまうケースが多いようです。
 もちろん私から引率したお母さんに、
「よそのお子さんのお母さんにもビタペクトが何なのか話しておいてほしい。」
と言っているのですが、忘れてしまっている場合もあるでしょう。
 やはり親の監視の下、最後まで飲みきらないと効果が出ないと思います。
 今回は比較的年齢が高い子が多く、特に女の子が多かったので、リリヤ先生からも
「将来、みなさんは母親になって、子どもを生むのですから、健康な子どもが生まれるようにちゃんとビタペクト飲みなさい。」
と言われていました。
 小さい子どもの場合は、親がしっかりしてないと、お話にならないのですが、あるていど大きくなったら自分で自己管理できるようにうながすのも大切です。

 11歳の女の子は測定したとき
「なんで私だけ40ベクレル越えているの?」
とショックを受け、SOS子ども村に帰ってきてから、1人泣いていたらしいです。あーあ。
 この子は両親がおらず、おばあちゃんに育てられているそうですが、自分の家の畑でとれたものばかり食べているそうで、また近くの森のキノコを集めては食べているそうです。
 
 お母さんは
「でもビタペクト2のおかげで、うちの子は今年の冬、全く風邪をひきませんでした。こんなことは初めてです。」
と感謝していました。ビタペクト2を飲んだため、放射能が減り免疫力が高まったのだと思います。
 しかし、その後春には風邪をひいてしまったそうです。そして結局6月にはまた放射能が蓄積されています。
 1年に2回ぐらいビタペクト2を飲むほうがいいのだとは思うのですが、難しいところです。
 お母さんに
「どうしてまたこんなに放射能が増えてしまったのでしょうか?」
と尋ねましたが、
「2月に娘2人は黒海沿岸に保養へ行った。そこで被爆したのかも。」
という答え。リリヤ先生は
「そんなことはありませんよ。そこは汚染地域じゃないんですから。ゴメリで食べたもののせいです。」
と話していました。

 お母さんの話によると、次女は背骨が湾曲しており、常に痛みを感じているので、マッサージを受けたり、矯正体操をしているそうです。さらに去年矯正のためのコルセットをはめたのですが、今度はかえって骨盤のほうにゆがみが出てきたので、コルセットを外してしまったそうです。
 じゃあ、どうしたらいいのか、というと手術して背骨の歪みを治すよう医者に言われていますが、決心が親子ともついていないようでした。 
 三女は心臓が弱く、さらに慢性胃炎を患っています。1年前と状況は変わっていないそうです。胃炎なのにビタペクト2(食物繊維が多い。)を飲んで大丈夫だったか、尋ねましたが、ビタペクト2による痛みなどは全くなかったそうです。
 姪2人は免疫力が異常に低く、風邪をひいていないときのほうが時間で言うと少ないそうです。4歳の姪は慢性中耳炎で、夏でもちょっと風が当たると、すぐ中耳炎になるので、外出しているときは、耳を覆う帽子をかぶらないといけません。
 こちらも1年経って、症状は変化ないそうです。
 

(家族B)
 おばあちゃんが孫、8人の子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクトTを渡しました。 
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。

祖母(事故発生時28歳)14ベクレル
孫  (3歳) 0ベクレル
女子(15歳)24ベクレル ○
女子(14歳)0ベクレル 
女子(12歳)27ベクレル ○
男子(11歳)0ベクレル
女子(11歳)25ベクレル ○
女子(11歳)16ベクレル ○
女子 (7歳) 0ベクレル
男子 (6歳)19ベクレル ○ 

 このうち女子(14歳)0ベクレルと男子(11歳)0ベクレルは姉弟です。それ以外はみんな別々の家族の子どもです。
 このおばあちゃんは多子家庭と障害児を支援する会の会長さんです。家族Aのお母さんは
「私の秘書よ。」
と笑っていました。
 子どもたちの健康状態についてですが、まず女の子で(11歳)25ベクレルの子は、学校の体育の時間にろくぼくから背中から落ちて、腎臓が破裂したそうです。こういうことがあるんですね。治療はしましたが、機能障害が残っています。
 14歳の女の子も生まれつき腎臓に機能障害があるそうです。
 6才の男の子はよく風邪をひいています。この子だけ、ゴメリ市在住ではなく、ブダ・コシェリョフの近くの町(チェルノブイリ原発から約150キロ)エレネツに住んでいます。
 ブダ・コシェリョフは移住者の町になっています。もちろん以前から住んでいる人もたくさんいますが、そこにたくさんの移住者用の住居がたくさん建築され、汚染地域から多くの人が移り住んできたそうです。

 会長さんのお話によると、この会は2年前に設立され、現在約180家族が会員として所属しています。最近は経済危機で、以前は会員に配っていた古着なども支援も来なくなり、大変苦労している、というお話でした。 

 写真は記念撮影のようすです。(保養とは関係ない子が1人写っています。)
 今回もみんなに折り紙、折鶴、絵葉書などをプレゼントしました。
 昆布は去年もあげたのですが、「おやつ昆布」を見て去年来ていた子どもたちは
「これ、おいしいんだよね!」
と喜んで食べていました。初めて見た子どももつられて食べたい、食べたいと取り合いでした。
 他にも去年、サラダに入れたりしてたくさん食べたそうです。よかったです!(^^)

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第118回」

2011-05-30 |   ビタペクト配布活動
 5月30日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第118回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを12個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2は合計1820個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1570部となりました。
  
 今回で通算128回目のビタペクト2(ビタペクトT)の配布となりました。延べ人数ですが、1820人の子どもにビタペクト2(ビタペクトT)を、1570家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)に住む2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。
 それぞれの家族に話を伺いました。
 
(家族A)

 お母さんが4人の子どもと1人の姪を連れてきていました。この家族には5個のビタペクトTを渡しました。前回来ていた長男は大きくなったので、保養にきていません。
 この家族は2010年5月にもSOS子ども村で保養滞在していました。そのときの詳しい様子はこちらをご覧ください。
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第103回」
 (家族B)のほうです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/173ccb43e8ef2acd0d52b785f6291455


  それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を渡しました。
 2010年5月の測定結果と今回(2011年)の測定結果を示しています。
 
母親(事故発生時14歳)  8ベクレル → 12ベクレル
長女(14歳) 0ベクレル → 39ベクレル ○
次女(12歳) 0ベクレル → 44ベクレル ○
三女 (6歳)18ベクレル → 29ベクレル ○ 
次男 (2歳)29ベクレル → 24ベクレル ○
姪 (13歳)32ベクレル ○ → 24ベクレル ○

 つまり1年前にビタペクト2を飲んだのは、姪の1人だけで、あとは0ベクレルであったりと、よいほうの結果だったのです。
 ところが、今年はどうしてこんなにみんな体内放射能が増えてしまったのか?
 姪っ子1人が
「ビタペクト2を飲んだから私は減った。」
と喜んでいましたが、減ったと言ってもまだ20ベクレル以上だから、再びビタペクト2を飲まなくてはいけません。
 お母さんはものすごくがっかりしていました。
 (今から考えれば、6歳の三女にも去年ビタペクト2をあげておけばよかった。原則20ベクレル以上だとあげることになっていますが。)

 3歳以上が対象のビタペクトTなのですが、お母さんはどうしても2歳になったばかりの次男に飲ませたい、と言うので渡しました。しかしもし腹痛など起こしても自己責任ですよ、と念を押し、半量だけあげてみて、何かあったらすぐ飲むのを中止すること。そしてもし余った場合、ビタペクトTはお母さんが飲んでしまうこと、を条件としました。
 
 SOS子ども村の医師リリヤ先生は、急にこんな数値になった理由を
「食べ物です。きのこでしょう。」
と言っていました。お母さんの話によると、去年は経済的に苦しく食費を減らすために、ゴメリ市近郊の森で野生のきのこを集めて、家族でかなりたくさん食べ続けたそうです。
「その森はきのこを採取するのが、許されている森なんですか? 禁止地域に指定されているところもあるでしょう?」
と尋ねるときのこ拾いをしたのは、禁止地域の森ではなかった、という答え。
 さらに去年渡した「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーに書いてある方法できのこを洗ったり、ゆでたりした、というのです。
 理由の真相はよく分かりません。考えられるのは、「きのこの洗い方をまちがっていた。」
「『チェルノブイリ:放射能と栄養』に書いてある方法はあまり効果がない。」(←そんなあ・・・。)
「ものすごく汚染されていたきのこだったので、ちゃんと洗ったりしても、まだ放射能が残っていた。さらにそれを大量に食べ過ぎた。」
 最後のパターンが一番真実に近いのでは? と私は思ったのですが、実際には分かりません。
 しかしこれが正しいとすると、きのこを採ってもよい、とされている地域でも実は汚染度が非常に高いことになります。

 お母さんは
「牛乳はたくさん飲むが、店で売られているもので、検査済みのはず。」とか
「店で鯉を買って食べたが地元でとられた鯉だった。」
とかいろいろ思い出して話していました。リリヤ先生は
「魚は放射能検査済みの証明書がついてないと店で売られないことになっているんですよ。」
と話しているのですが、買い物客がいちいち店頭で「証明書を見せよ。」と店員に求めることもないようです。
 結局理由ははっきり分かりません。もしかしたらいろんな食材から少しずつ放射能を摂ってしまい、合計でこのような測定値になったのかもしれません。

 さて、聞き取り調査です。14歳の長女は背骨が歪んでいます。
 12歳の次女は甲状腺の肥大が見られますが、第1段階だそうなので、特別な投薬治療は受けておらず、ビタミン剤だけ飲むよう医者に言われているそうです。最近血液中のホルモンの検査を受けたそうで、まだ結果は出ておらず、お母さんは心配していましたが、リリヤ先生は
「思春期に入るころ、血液中のホルモン検査をするのはよくあることです。」
とあっさり言っていました。
 ベラルーシでは中学生に血液中のホルモン検査するのがごく普通のことなのか、と驚いてしまいましたが・・・。

 6歳の三女は咳が出て何も食べないので、病院で超音波検査をしたところ、喉に嚢状の腫れ物が二つできていたため、手術して取り除くように言われたそうです。
 その後もう一度同じ医師、同じ場所で検査すると、腫れ物がなくなっていました。医師からは
「もうなくなっているので手術の必要なし。」
と言われました。その後風邪をひいたのですが、再び咳が出て何も食べられないので、また病院に行くと、やっぱり腫れ物が二つできていました。
 しかし、しばらくすると消える(超音波検査の画像に現れなくなる)ため、どうしてよいか分からず、放置されている状態です。
「この子はリンパ腺の形が奇形で、こうなっており、病気になると変わった形に膨らむので、腫れ物と見間違えた。」
と医師から言われたそうですが、他の医者は
「そんな形のリンパ腺の奇形はありえない。」
と言い、もめていました。
 結局、舌の付け根部分に良性腫瘍ができていた、と分かり、すぐに手術を受けたそうです。
 私は「下の付け根」と聞いて、その手術というのは、口をあーんと開けて、器具を口から入れていくのかな? と想像しました。実際には喉のほうを切開して、腫瘍を取り除く手術をしたそうです。喉のところに手術の痕が1本残っていて、痛々しかったです。
 リリヤ先生は
「大きくなったら薄くなるわよ。」
と言っていました。また子どもが歯が痛いと言うので虫歯だと思っていたら、実は喉の部分の病気が隠れていることがあるそうです。
 
 2歳の次男は肝炎にかかった状態で生まれてきて、生後4ヶ月まで黄疸症状があったそうです。しかし治療の結果改善し、最近の検査でも異常は見つからなかったそうです。
 今は風邪をよくひき、長引くことが多いそうです。

 13歳の姪は特に持病などはありません。
 しかしSOS子ども村に来てから、日光浴をしていたら赤いあざのようなものが体中にできて、かいていたら、ばい菌が入って化膿していました。こんなことがあるんですね・・・。


(家族B)

 お母さんが自分の子どもを3人、4人の姪を引率してきていました。この家族には7個のビタペクトTを渡しました。
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時10歳)21ベクレル
長男(15歳)30ベクレル ○
次男(9歳) 36ベクレル ○
三男(6歳) 24ベクレル ○
姪 (7歳) 28ベクレル ○
姪 (5歳) 25ベクレル ○ (この2人は姉妹。)
姪 (7歳) 34ベクレル ○
姪 (6歳) 32ベクレル ○ (この2人は姉妹。)

 15歳の長男は習慣性扁桃炎で、肥大が見られるそうです。
 9歳の次男はハーブティーを飲んでアレルギーを起こしていました。
 6歳の三男は生後2ヶ月のとき、左足の大腿骨の付け根の関節部分が腐ってくるという病気になりました。医者は足がまっすぐになるようにするため、両足の付け根をひもでくくって脚が閉じるようにした上で、ベビーベッドの上の天井から脚をぶら下げ、お尻はやや浮かすようにして仰向けに寝かせるように言ったそうです。この状態で1ヶ月寝ていたそうです。
 その結果脚がまっすぐになって状態がよくなったそうです。しかし2歳になってようやく歩けるようになったそうです。病気そのものは進行中で、それをとどめるために抗生物質を飲んだり、脚に注射したりしています。
 将来的には腐っている骨の関節部分を切り取る手術をして、人工の関節をつけることも考えているそうです。リリヤ先生は、そうしたほうがいいと話していました。確かに小さい子どもが薬を飲み続けるというのもあまり体全体によくないような気がします。
 リリヤ先生は症状が悪化するから、絶対に体の中にウイルスが入らないように、絶対風邪をひいてはいけない、とお母さんに話していました。
 
 7歳の姪(28ベクレル)は咳をよくしており、熱を出したり風邪をひくことが多いそうです。
 6歳の姪は生まれつき心臓に穴が開いていました。そして手術をするという話でしたが、成長するに従い、穴がどんどん小さくなってきて、この調子だと手術しなくてもいいのではないか、という話になっているそうです。
 5歳の姪は喘息、慢性気管支炎を患っています。
 リリヤ先生は風邪の予防に、秋に免疫力を高めておくこと、と話していました。 
 
 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方のコピー、日本の絵葉書、おやつ昆布などをプレゼントしました。
 おやつ昆布は1人で何枚も食べる子もいて、おいしい!と話していました。この調子でどんどん食べてほしいですね。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第117回」

2011-05-10 |   ビタペクト配布活動

 5月10日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第117回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを13個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2(ビタペクトT)は合計1808個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1560部となりました。
  
 今回で通算127回目のビタペクト2(ビタペクトT)の配布となりました。延べ人数ですが、1808人の子どもにビタペクト2(ビタペクトT)を、1560家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)

 ミンスク州の南にあるスタールイエ・ダローギ(チェルノブイリ原発から約220キロ)から来た家族。
 この家族には8個のビタペクトTを渡しました。この家族はお母さんの実子は1人だけで、全部で14人の子どもを里子として養育している家庭タイプ孤児院の家族でした。14人のうち、8人を今回SOS子ども村へ引率していました。
 それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。
 
母親(事故発生時26歳)12ベクレル
息子 (9歳) 24ベクレル ○
女子(13歳) 26ベクレル ○
女子(13歳) 22ベクレル ○
女子(11歳) 24ベクレル ○
男子(10歳) 22ベクレル ○
女子 (9歳) 24ベクレル ○
男子 (8歳) 23ベクレル ○
女子 (8歳) 20ベクレル ○

 8歳の男の子と女の子は双子です。ミンスク州にあるスタールイエ・ダローギは放射能汚染地域ではありません。
 しかし全員体重1キロ当たり20ベクレル以上の測定結果でした。
 子どもたちの健康状態について聞き取り調査をしました。
 9歳の息子は心雑音が聞こえています。
 9歳の女の子は顔に血管が浮き出て見えるようなあざ(血管腫)があります。生まれつきあったのかどうかは、5歳のときこの家に引き取られたときにすでにあったけれど、それ以前のことは分からない、というお母さんの話でした。もう少し大きくなったら、レーザー治療で取るそうです。
 8歳の男の子はアデノイド肥大で、手術で切除しました。さらに扁桃腺も取る手術をしています。それからまだおねしょをするときがあるとお母さんは話していました。
 
 子どもたちの多くは孤児院の子どもで、親が死亡したケースもありますが、多くは母親が出産後子どもを置いて行方不明になったケースが多いそうです。
 1年ぐらい経って、居場所が分かった場合もあり、生みの親の現住所も分かっているときもあるそうですが、親のほうは子どもに会いたがらないそうです。
 

(家族B)

 ミンスク州の南にあるコプィリ(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。
 この家族には5個のビタペクトTを渡しました。この家族も実子は1人だけで、全部で16人の子どもを里子として養育している家庭タイプ孤児院の家族でした。16人のうち、5人を今回SOS子ども村へ引率していました。
 それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時22歳)14ベクレル
娘 (13歳) 26ベクレル ○
男子(14歳) 24ベクレル ○
女子(14歳) 23ベクレル ○
男子(12歳) 24ベクレル ○
男子 (8歳) 20ベクレル ○
 
 8歳の男の子はアデノイドが肥大していますが、手術して取ったりはしていません。
 13歳の娘は2年前、ガラスの破片で腕を切ってしまいました。傷跡が残っていますが、体が成長するにつれ、縫合した部分が引きつれを起こして痛むそうです。
 大人になって体が成長しなくなるまで、待つしかないようなことを医者には言われたそうです。

 この家族が住んでいるコプィリもミンスク州で放射能汚染地域に指定されていません。しかしやはり子ども全員が体重1キロ当たり20ベクレル以上の測定結果です。
 この子ども5人全員が、アイルランドへ夏季の保養滞在に行ったことがあるそうです。

 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方のコピー、日本の絵葉書、おやつ昆布などをプレゼントしました。
 「この中で海草が好きな人は誰ですか? 手を上げてみて!」
と言ったら、3人しか手を上げなくて、ガクッ!
 しかしおやつ昆布には抵抗はなかったようで、口に入れていました。やはりもともと好きだと言っていた子どもはおいしいと言って、あっと言う間に食べていました。
 海草は好きじゃない、という人もこれをきっかけに昆布料理を食べてほしいですね。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第116回」

2011-04-20 |   ビタペクト配布活動
 4月18日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第116回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを10個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2(ビタペクトT)は合計1795個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1550部となりました。
  
 今回で通算126回目のビタペクト2(ビタペクトT)の配布となりました。延べ人数ですが、1795人の子どもにビタペクト2(ビタペクトT)を、1550家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a




(家族A)
 
 ピンスク(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。この家族に6個のビタペクトTを渡しました。子どもは全部で8人いますが、そのうち7人だけが保養に来ていました。
 この家族は2009年5月、2010年7月にもSOS子ども村に保養滞在しています。そのときの様子について詳しくは過去ログ「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第90回」(家族A)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5605baafc47f087d39d977d760920c4d

ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第105回」(家族A)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7437295375f3748d57670e7dad042869


 2009年と2010年、そして今回(2011年)の体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を渡しました。

母親(事故発生時14歳)  0ベクレル → 9ベクレル → 17ベクレル
男子(14歳)27ベクレル ○ → 26ベクレル ○ → 39ベクレル ○
女子(11歳)21ベクレル ○ → 36ベクレル ○ → 21ベクレル ○
男子(10歳)32ベクレル ○ → 29ベクレル ○ → 34ベクレル ○
女子 (8歳)26ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 23ベクレル ○
男子 (8歳)                      18ベクレル ○
女子 (7歳)22ベクレル ○ → 32ベクレル ○ → 19ベクレル ○
女子 (4歳)(2009年は測定なし)30ベクレル ○ → 17ベクレル 

 こうして結果を見てみると、9ヶ月前にビタペクト2を飲んで、放射能値が減った子どものほうが多いのですが、増えている子どももいます。
 たとえば14歳の男の子は39ベクレルと高い値です。どうしてなのかと言えば、成長期に入り食べる量が増えたからで、さらに食べたものの中に放射能が多く含まれていたからだろう、ということでした。
 ピンスクはブレスト州にあるのですが、ベルラド研究所によると食べ物がかなり汚染されているそうで、牛乳1リットルに100ベクレル以上の放射能が検出されたこともあります。
 たしかに中学生ぐらいになると牛乳をがぶがぶ飲めるので、3歳の妹よりは放射能をたくさん取り込んでしまうと思います。 

 子どもたちの健康状態ですが、11歳の女の子は生まれつき腎臓が一つしかありません。また肩のあたりの骨と関節が歪んでいて腕を上げることができません。一昨年の秋にミンスクの専門病院で検査入院しました。その結果、もし歪みの程度が進んで、麻痺状態が起こるほどになったら、手術して肥大した骨の部分を削るように、と言われて退院したそうです。
 その後お母さんは手術を希望しましたが、結局病院からリスクが高すぎる、と断られ、別の病院を当たってみるかどうか悩んでいるそうです。

 8歳の男の子と女の子は双子です。この男の子は一昨年は歩くことができませんでしたが、その後車椅子に乗って生活してます。 
 小学生用の紙おむつをしていますが、ときどきドイツからの支援で紙おむつをもらっているそうです。
 そうするとしばらくは紙おむつを買わなくていいので、家計的にはその期間助かる、というお母さんの話でした。


(家族B)

 ミンスク州クループキ市(チェルノブイリ原発から約340キロ)から来た家族。お母さんには5人実子がいますが、上の2人は同行していません。このほか孫を1人と現地の多子家庭協会の会員の子ども2人を引率していました。
 この家族には4個のビタペクトTを渡しました。それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時19歳)21ベクレル ○
男子(13歳)23ベクレル ○
女子(11歳)16ベクレル 
男子(5歳)17ベクレル 
孫・男子(3歳)12ベクレル 

女子(13歳)21ベクレル ○
女子(18歳)26ベクレル ○ (この2人は姉妹。)

 お母さんは成人なのに、どうしてビタペクト2をあげることになったのか、よく分かりません。と言うのも、放射能を測定する場所はベルラド研究所ですが、測定にかかる費用はSOS子ども村が負担しています。そして普通子どもは20ベクレル以上だとビタペクト2をあげることにしていますが、19ベクレルや18ベクレルでも年齢(成長期であるかどうかなど)おまけであげることが多いです。
 あげるかあげないかは、SOS子ども村専属で働く医師、リリヤ先生が決めるのですが、今回はちょうどリリヤ先生が不在で、尋ねることができませんでした。
 お母さんは「自分より子どもに飲ませたい。」と希望したので、お母さんにビタペクトTをあげています(丸印がついている)が実際には、11歳の女の子と5歳の男の子が半分ずつ分けて飲むことになりました。

 11歳の女の子は1年前に糖尿病を発病。甲状腺も異常があり、検査入院していて、退院後、すぐにSOS子ども村へ来たそうです。
 お母さん自身は喘息を持っており、3歳の孫(長女の子ども)はよく風邪をひき、しかも長引くことが多いそうです。

 引率してきた姉妹のうち13歳の女の子は胃潰瘍をわずらっており、毎年夏休みになると3ヶ月かけて療養所生活を送っているそうです。
 他の子どもは比較的健康状態はいい、ということでした。

 住んでいるクループキ市はミンスク州にあり、放射能汚染地域ではありません。しかしお母さんの話によると、糖尿病の子どもが増えてきているそうです。
 
 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方などをプレゼントしました。また日本文化についての簡単な紹介もしました。絵葉書に名前を筆ペンで日本語で書いてあげたら、とても喜んでいて、
「自分でも書けるようになりたい!」
と日本語にとても興味を示していました。
 そして羅臼昆布のプレゼントもありました。家族Aには前回も昆布をあげていましたが、尋ねてみると、家族Aの子どもたちは
「海草が好き。」
という子どもがほとんどだったのに、家族Bのほうの子どもは
「海草をは嫌い。」
と話していました。やはり慣れが大事だと思い、ヨウ素を摂ることの大切さなど改めてお話しました。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第115回」

2011-03-28 |   ビタペクト配布活動
 3月22日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第115回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを9個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2(ビタペクトT)は合計1785個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1540部となりました。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a

  
今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。両家族とも、ゴメリ州バブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)から来ており、複数回SOS子ども村に滞在したことがあります。
 それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)
 おばあちゃんと3人のお孫さん。この家族はSOS子ども村滞在は5回目です。

 2005年の1回目の滞在の様子は 
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第30回の(家族B)をご覧下さい。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no30.html


 2006年の2回目の滞在の様子は
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第44回」の(家族A)をご覧下さい。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/004.html


 2007年の3回目の滞在の様子は
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第62回」の(家族A)をご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b1f2b646e09d44ebfd5e052b924a6e22

 
2008年の4回目の滞在の様子は
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第82回」の(家族A)をご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9e8fc5e93ae9711827f521fddcc6ea37



 体内放射能値の測定結果についてはこのように推移しています。
(2005年→2006年→2007年→2008年→2011年の順に表記しています。)

おばあちゃん(事故発生時25歳)14ベクレル → 8ベクレル → 13ベクレル → 10ベクレル →13ベクレル(一度もビタペクト2を飲んでいません。)

11歳の孫(男の子)32ベクレル ○ → (2006年は入院したため測定なし)→25ベクレル ○ → 13ベクレル → 16ベクレル
(2005年と2007年にビタペクト2を渡しました。)

9歳の孫(女の子) 18ベクレル ○(2006年に初滞在)→ 24ベクレル ○ → 18ベクレル ○ → 30ベクレル ○
(2006年、2007年、2008年、2011年にビタペクト2を渡しました。)

5歳の孫(女の子) 0ベクレル(2007年初滞在。)→ 15ベクレル → 29ベクレル ○ 
(2011年に初めてビタペクトを渡しました。)

 このほか、5人の子どもを引率してきていました。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

男子(12歳)31ベクレル ○
男子 (9歳)28ベクレル ○

女子(11歳)28ベクレル ○
男子 (7歳)24ベクレル ○ (この2人は姉弟。)

男子(10歳)13ベクレル

 引率してきた子どもたちの親は職場の同僚で、いずれも多子家庭の子どもたちです。この家族には6個のビタペクトTを渡しました。
 孫の男の子は2005年の滞在のときは元気だったのに、2006年の滞在直前に悪性腫瘍が見つかり、緊急入院。重篤状態が続いていましたが、持ちこたえてその後退院し、2007年は検査を受けるためSOS子ども村に滞在していました。2008年の滞在時C型肝炎を併発していることが分かり、今もまだ肝炎は治っていないそうです。ずっと投薬治療を受けています。
 9歳の孫はどもりが治らない、と心配していました。
 5歳の孫はビタペクトTをもらって、
「プレゼントありがとう!」
ととても喜んでいましたが、本当はビタペクトTなど飲まないですむほうがいいのに・・・。と渡したほうは複雑な心境でした。

 他の子どもたちについては、健康だとおばあちゃんは話していましたが、どちらかと言うと自分の孫の健康状態が心配で、他の子どものことはきちんと把握してないようでした。


(家族B)

この家族はSOS子ども村滞在は3回目です。前回の滞在は2005年2月と2008年11月です。
 2005年の滞在の様子は
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第28回」の(家族B)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/index.html


2008年の4回目の滞在の様子は
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第82回」の(家族B)をご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9e8fc5e93ae9711827f521fddcc6ea37



 この家族には2個のビタペクトTを渡しました。この家族の放射能値の推移はこのとおりです。(2005年→2008年→2011年の順に表記しています。)

母親(事故発生時18歳)5ベクレル → 8ベクレル → 7ベクレル(ビタペクト2は一度も渡していません。)

長男(16歳) 11ベクレル →14ベクレル → 14ベクレル(ビタペクト2は一度も渡していません。) 

次男(13歳) 20ベクレル ○ → 21ベクレル ○ → 36ベクレル ○ 

三男(13歳) 5ベクレル → 26ベクレル ○ →20ベクレル ○

 このほか、多子家庭協会会員である2人の子どもを引率してきていました。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

女子(10歳)12ベクレル
女子(10歳)26ベクレル ○ (この2人は双子。)


 この家族には3個のビタペクトTを渡しました。
 次男と三男は双子です。長男は障害者です。(癲癇患者。知的障害もあります。)
前回お会いしたときはお母さんは暗い表情でしたが、今回はだいぶ明るい感じになっていてよかったです。
 ただ相変わらず、長男は学校から放置され状態で、全く教育を受けていません。お母さんが身体障害児協会に援助を求めると、3000ルーブルもらったそうです。これではパンが3個も買えません。
 さらに次男です。高血圧になり、アデノイドも大きくなってしまいました。
 アメリカへ保養に行ったそうですが、血圧は下がらず風邪をよくひくようになり、こちらも学校を休みがちだそうです。
 日本で言うと高校生と中学生の兄弟が2人ずっと家にいるわけですか・・・。
 教育を受けることによって経済的な自立を図ることが難しい状態です。この家族にとっても不幸ですが社会にとっても問題ですよ。
 ベラルーシ社会の負の部分を見てしまった気がします。 

 それからこの双子の女の子ですが、よく風邪をひく以外は健康ということでした。
 しかし一卵性双生児でそっくりなのに、1人だけ放射能の値が高く出ています。理由はよく分かりません。食事も同じものを食べているはずですが・・・。
 ビタペクトTをあげたほうの女の子は
「どうして私は飲むの?」
と泣き出してしまって周りが慰めるのに大変でした。 

 こうして結果を見てみると、汚染地域に住み続けていて、汚染された食品ばかり食べている場合は、やはりビタペクトTは1年に1回(できれば2回)飲むほうがいいと感じました。

 画像は記念撮したものですが、今回は日本文化情報センターのあるミンスク市立第5児童図書館での撮影です。
 そう、着物展に来てくれたので、そのときに着物を見て、そしてビタペクト2も渡しました。
 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方などをプレゼントしました。絵葉書に名前を筆ペンで日本語で書いてあげたら、とても喜んで家族やペットの名前も書かされました。(^^;)
 そして羅臼昆布のプレゼントもありました。おやつ昆布です。再び「海草を食べよう!」と力説しました。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第114回」

2011-03-08 |   ビタペクト配布活動
 3月7日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第114回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを12個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2(ビタペクトT)は合計1776個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1530部となりました。
  
 今回で通算124回目のビタペクト2(ビタペクトT)の配布となりました。1530家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


 今回は3家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)
 ゴメリ州カリンコビッチ市(チェルノブイリ原発から約100キロ)から来た家族。この家族には4個のビタペクトTを渡しました。お母さんが3人の実子、そして1人の子どもを地元の多子家庭協会から引率していました。 
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時4歳)32ベクレル ○
長男(11歳)24ベクレル ○
次男 (7歳)39ベクレル ○ 
長女 (2歳)29ベクレル 
男子(13歳)47ベクレル ○ 

 健康問題については特に問題はないということでした。2歳の長女は年齢が3歳以下のため、ビタペクトTをあげられませんでした。しかも風邪をひいていて、元気がなく、お母さんは心配そうにしていました。ただ、しょっちょう風邪をひくわけではないそうです。


(家族B)
 ゴメリ州カリンコビッチ市から来た家族。この家族には7個のビタペクトTを渡しました。お母さんが3人の実子、そして5人の子どもを引率していました。子どもたちの親どうしは同じ職場で働いている同僚だそうです。 
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時16歳)11ベクレル 
長男(11歳)37ベクレル ○
次男 (9歳)23ベクレル ○
長女 (7歳)21ベクレル ○ 

女子(12歳)48ベクレル ○
女子 (7歳)42ベクレル ○ (この2人は姉妹)

男子(17歳)22ベクレル ○
男子(14歳)32ベクレル ○ (この2人は兄弟)

女子(13歳)18ベクレル 

 それぞれの健康状態です。11歳の長男は鼻から息をすることができず、口呼吸をしています。生まれつき鼻の中が貫通していない状態だそうで、近いうちに手術して、空気が通るようにするそうです。
 7歳の長女は毎月風邪をひき、慢性の胃痛、目の下にいつも隈ができており、尿検査ではいつも何か異状が出る、ということでした。
 9歳の次男と13歳の女の子には視力の低下が見られ、12歳の女の子には腎臓が悪いそうです。


(家族C)
 ミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)郊外から来た母子。1個のビタペクトTをお母さんに渡しました。
 お母さん(事故発生時12歳)の測定結果は38ベクレル。息子の値は27ベクレルでした。
 しかし、この息子さんは1歳7ヶ月で、ビタペクトTは飲めないし、もともと測定のときにじっと座っていることができず、動き回っていたのをお母さんが押さえつけたりしていたので、この27ベクレルという数値は、正確ではないだろう、ということでした。
 お母さんはもともとゴメリ州レチッツァ市の出身で、チェルノブイリ原発事故が起きたときは中学生で、そこに住んでいました。放射能のことは何も分かっておらず、夏に近くの川でみんな泳いでいたそうです。
 お母さんは腎臓が悪く、アレルギーもあり、ビタペクト2を飲みたい、と希望していました。
   
 ビタペクトTのほかにもSさんから羅臼昆布のプレゼントがありました。おやつ昆布ですが、保存がきくので、SOS子ども村滞在中に料理にも使ってほしいといろいろなレシピについてお話しました。

 さらに今回からは、ビタペクトTを渡すだけではなく、日本の文化をたくさん知ってもらおうと日本文化情報センターの活動も合わせて行われることになりました。
 Y子の浴衣を着ての踊り、写真を使っての日本の自然の紹介、お手玉遊びなどです。子ども達には折り紙のプレゼント、折り紙の作り方などを教えました。また絵葉書に子どもたちの名前を筆ペンで書いてあげたら、とても喜んでいて、「日本語を勉強したい!」と言い出す子どももいました。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布、絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第113回」

2011-01-25 |   ビタペクト配布活動
 今年最初のビタペクト2配布活動となりました。

 1月24日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第113回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを5個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2(ビタペクトT)は合計1764個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1520部となりました。
  
 今回で通算123回目のビタペクト2(ビタペクトT)の配布となりました。1520家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所のサイトはこちらです。)

http://www.belrad.nsys.by


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)
 ボブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)から来た家族です。お母さんが4人の自分の子どもを連れてきていました。
 この家族は2007年8月にSOS子ども村に1回目の保養滞在したことがあります。そのときの様子はこちらの過去ログ
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第63回」(家族B)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/decacd245c32e5211e978d379c6f08f6


 2007年8月と今回の2011年1月の体内放射能測定の結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト2(ビタペクトT)を渡しました。

母親(事故発生時12歳)11ベクレル → 9ベクレル
長男(16歳)22ベクレル ○ →20ベクレル ○ 
次男(15歳)33ベクレル ○ → 0ベクレル 
三男(11歳)18ベクレル ○ → 0ベクレル 
四男(10歳)30ベクレル ○ → 0ベクレル 

 この家族には今回ビタペクトTを1個渡しました。
 前回に比べて全員が放射能値が下がり、うれしいかぎりです。
 お母さんも測定結果にとても喜んでいました。

 3年半前と比べて子どもたちの体調などに特に変化はないそうです。15歳の次男は癲癇(てんかん)による痙攣の発作が起こるため、投薬により発作を抑えている状態がずっと続いています。
 お母さんは4年前に糖尿病を発病しましたが、昨年大きい胆石が見つかり、胆嚢炎を起こして、入院しました。近いうちに胆嚢そのものを手術して摘出する予定になっています。
 ビタペクトTを飲めば胆嚢に何かしらいい効果があるのではないか、自分のお金を出してでも買って飲みたい、と話していましたが、逆に飲まないほうがいいと答えました。
 私は医者ではないのではっきりとは分からないのですが、ビタペクトTを飲んだ後に、胆嚢が収縮することがあり、それで痛みを感じる場合があります。特に小さい子どもが痛みを感じやすいため、それで3歳以下の子どもは飲まないことになっているのです。
 このお母さんの場合、胆石を持っているので、もしビタペクトTのせいで胆嚢が収縮した場合、かえって痛みを感じるようになるのではないか、と思ったからです。お母さんは少しがっかりしていましたが、やめておいたほうがいいでしょう。
 病気になったらわらにもすがりたくなる気持ちは分かるのですが・・・。 


(家族B)

 お母さんと9人の子どもの家族。同じくボブルイスク市から保養に来ていました。この家族には4個のビタペクトTを渡しました。

母親(事故発生時16歳)0ベクレル
男子(11歳)0ベクレル 
男子(11歳)36ベクレル ○
女子(8歳)30ベクレル ○
男子(8歳)35ベクレル ○
女子(6歳)25ベクレル ○
男子(5歳)0ベクレル 
男子(4歳)0ベクレル 
男子(3歳)0ベクレル

 この家族には11人子どもがいるのですが、年長の2人を除いた9人をお母さんが連れてきていました。そのうち最年少の生後10ヶ月の女の子は測定していないので、上記のリストに入っていません。
 このうち11歳の男の子2人、8歳の男の子と女の子は双子です。
 同じ物を食べているはずですが、測定値に大きな開きがありました。

 5歳の男の子は生まれたとき、6本指だったそうです。チェルノブイリ原発事故発生直後には多く見られた奇形(この言い方、あまり好きじゃないんですが・・・)の一つです。
 事故が起きてから25年近く経過しているので、この子が6本指で生まれてきたのは、の放射能が直接の原因ではない、という意見もあると思います。しかし、では何が原因で起こるのか? ときかれるとまた答えに困る問題です。
 ともかく、この男の子は手術をして、6本目の指を切除したため、今は普通の5本指になっています。
 しかし、甲状腺が機能障害を起こしており、全く甲状腺としての働きをしていないため、ホルモン剤を毎日飲んでいます。おそらく一生飲まないといけないでしょう。
 また生まれる前に、直腸がうまく貫通せず、生まれたとき直腸が形成されていませんでした。要するに排便ができない状態です。人間は胎児のときにおしりの外側と内側から穴が空いてきて、それがつながって貫通したときに、直腸になります。この子の場合はそれがうまくいかないまま、生まれてきた、ということです。
 そこで、生後すぐにミンスクの小児外科センターで直腸を貫通させる手術を受けたそうです。(この小児外科センターにはチロ基金から腹腔内視鏡手術器具を寄贈しています。この男の子の手術にも寄贈した器具を使ったかもしれませんね。)
 その結果、ちゃんと排便ができるようになりました。
 しかし聴力が弱く、右耳に補聴器をつけています。身体障害児の認定を受けていますが、お母さんはとても心配していました。

 11歳の男の子は喘息を持っており、さらに食物アレルギーであるそうですが、原因になっている食べ物が何なのかまだ分からない、ということでした。
 赤ちゃんのときに粉ミルクを飲んだときからアレルギーが始まり、気管支炎を起こし、さらにその後喘息が始まったそうです。
 ビタペクトTは体内の放射能だけではなく、重金属も体外に排出するので、もし重金属が原因のアレルギーである場合、アレルギーが治ることがあります。(花粉症などには効きません。)
 今回この男の子にはビタペクトTを渡したので、飲んでみてアレルギーが治るかどうか試してみてはどうですか? と話しておきました。私自身はあまり期待はできないと思ったのですが、お母さんは喜んでいました。
 他の子どもたちは比較的健康だということでした。 

 今回もいつものように子ども達に折り紙、折り紙の作り方などをプレゼントしました。
 そして北海道にお住まいのSさんから羅臼昆布のプレゼントもありました。おやつ昆布です。みんな興味津々でした。生後10ヶ月の女の子は歯が生えてきたので、昆布をおしゃぶりの代わりにかませるといいですよ、と話したら、
「日本人の知恵ですね。」
お母さんたちは目を丸くしていました。おやつ昆布を食べてみて、子どもたちは
「魚の味がする!」「日本の海の味かな?」
と大騒ぎしていました。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や昆布など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

ビタペクトT

2011-01-22 |   ビタペクト配布活動
 チロ基金の「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布」活動についてです。
 ビタペクト2を製造しているのはミンスクにあるベルラド研究所です。ベルラド研究所は2000年に、カルシウムを加えた「ビタペクト」を開発、製造していました。

 その後、カルシウムを除いた「ビタペクト2」を製造するようになり、チロ基金は長年にわたり、寄付金で購入、ベラルーシの子どもたちに無料で配布してきました。
 カルシウムを除いた理由は、サプリとしてのカルシウムがベラルーシでは大変高価で、これを加えるとビタペクトそのものの価格が上がり、一般的なベラルーシ人には購入しにくいものになってしまうからです。
 
 「ビタペクト2」は粉状だったのですが、ベルラド研究所は2010年末、粉を固めたタブレット型のビタペクト2を製造するようになりました。これは「ビタペクトT」と言います。
 このTというのはタブレットの頭文字のTを表します。 

 成分的にはほとんど違いはなく、タブレットにして飲みやすく、さらに1回分の摂取する分量を分かりやすくするためなのですが、その結果、ベルラド研究所は「ビタペクト2」の製造は中止し、2011年現在完全に「ビタペクトT」のみの製造に移行しています。

 チロ基金はこれからもビタペクト2無料配布活動を続ける予定ですがビタペクト2ではなく、「ビタペクトT」の配布と変わります。
 これからは「ビタペクトT」を配布しますが、活動自体の名称は今までと同じく「ビタペクト2」のままで統一します。ご了承ください。

 また「ビタペクトT」は現在ベラルーシの一部の薬局でも販売されることになりました。これで、個人で買うこともできるようになったのですが、薬局で買うと割高な金額になってしまいます。
 チロ基金は直接ベルラド研究所でまとめて購入しているため、割引価格で売ってもらっており、助かっています。

 画像は「ビタペクトT」です。中身をお皿に入れてみました。
 ビタペクトも進化したなあ、というのが私の率直な感想です。
 今後もチロ基金の「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布」活動への変わらぬご協力を日本人の皆様にお願いいたします。

・・・・・・・・・・・

 問い合わせがありましたので、ビタペクトTの成分をお知らせします。

ペクチン
ビタミンB2 
ビタミンB6 
ビタミンB12 
ビタミンC 
ビタミンE 
ベータカロチン 
葉酸 
セレン 
亜鉛 
カリウム
乳糖
クエン酸
ポリエチレングリコール(固化剤。タブレット状の形を保ちます。)
ステアリン(固化剤。タブレット状の形を保ちます。)
アスパルテーム(人工甘味料)

 また1タブレット(約2グラム)に含まれる成分はこのようになっています。

ペクチン 961ミリグラム
ビタミンB2 0.13ミリグラム
ビタミンB6 0.46ミリグラム
ビタミンB12 0.40マイクログラム
ビタミンC 13ミリグラム
ビタミンE 1.98ミリグラム
ベータカロチン 0.66ミリグラム
葉酸 26.5マイクログラム
セレン 9.9マイクログラム
亜鉛 2ミリグラム