電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

苗木を植えて三年目となる「美晴白桃」の現況

2018年08月15日 06時05分31秒 | 週末農業・定年農業
専業農家だった父の没後、果樹園を受け継ぎ、週末農業でサクランボ等を中心になんとか維持していた頃、妻の努力でモモが収穫できることに気づき(*1)、以後はサクランボとモモを主体に収穫出荷し(*2)、スモモ、プルーン、リンゴ等を自家消費と親戚友人知人におすそ分けをする形の農業経営をしてきました。

数年前、モモ「あかつき」の老木が今にも枯れそうになっていることに気づき、他花受粉のため主力の「川中島白桃」とは異なる品種が必要と、2016(平成28)年の春に二本の「美晴白桃」を植えました。「固いモモが食べたい」という娘の要望に応えたものでしたが、三年目の夏、実に立派な実をたくさんつけています。



「美晴白桃」は、収穫期が当地では九月中旬頃のようで、むしろ「川中島白桃」よりも遅いくらいですが、どうやら真っ赤に色づくタイプの品種らしく、今からもうだいぶ赤くなっています。これだけ赤く自己主張すると、野鳥の食害対策も大変そうですが、農業後継者として初めて植えた苗木を収穫できる見通しとなり、嬉しい限りです。

ところで、二本植えた美晴白桃のうち、もう一本はどうなったのか。実は、こうなってしまいました。



無残に立ち枯れた原因は、どうやら野ネズミの食害らしい。



冬場、エサがなくなった野ネズミが、甘いモモの若木の根回りをかじったようです。養分や水分の通り道である幹の表面層をぐるりとかじられたために、樹がギブアップしてしまった結果です。

昨年植えた「あかつき」は、野ネズミの対策に根回りに金網をぐるりと巻きつけておきましたので、なんとか大丈夫でした。




この分だと、三年目となる来年には「あかつき」も収穫が期待できそうです。「桃栗三年、柿八年、梨のバカヤロ16年」の言葉通り、三年目の夏の楽しみです。

(*1):自家栽培の川中島白桃を食べる幸せ〜「電網郊外散歩道」2012年9月
(*2):週末農業で川中島白桃を収穫・出荷できるようになるまで〜「電網郊外散歩道」2015年8月

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