先日の山形交響楽団と仙台フィルの合同演奏会では、レスピーギの「ローマ三部作」を演奏しました。三曲の順序は、(1)ローマの噴水、(2)ローマの祭り、そして(3)ローマの松、というプログラムでした。
静かで繊細な「噴水」の後に、ど派手で賑やかな「祭り」を置き、休憩後は音楽として充実した聴き応えのある「松」で締める、というものかと思います。
そういえば、手許にある「ローマ三部作」のCDでは、どういう曲順になっているのだろう? と調べてみました。
■オーマンディ指揮フィラデルフィア管(CBS-SONY)、ムーティ指揮フィラデルフィア管(EMI)
(1)松、(2)噴水、(3)祭り
■ティルソン・トーマス、バーンスタイン(CBS-SONY)、バティス指揮RPO盤(NAXOS)
(1)祭り、(2)噴水、(3)松
■小沢征爾指揮ボストン響(DG)
(1)松、(2)祭り、(3)噴水
ふむふむ。オーマンディ盤とムーティ盤は、ド派手に賑やかに盛り上げて終わろうという考え方ですね。ティルソン・トーマスとバーンスタインの組み合わせの盤やバティス指揮ロイヤルフィル盤では、キャッチーな「祭り」で聴衆をつかみ、静かな「噴水」と対比させて「松」で締めようという心づもりでしょうか。最後の小沢盤では、最後を「噴水」で静かに締めるという構成です。それぞれに、プログラムの組み立てを考えたのでしょう。その点からいっても、今回の「噴水→祭り→(休憩)→松」のプログラムは、おもしろかったと思います。
さて、こんどはアフィニス音楽祭だな。楽しみは続きます。
静かで繊細な「噴水」の後に、ど派手で賑やかな「祭り」を置き、休憩後は音楽として充実した聴き応えのある「松」で締める、というものかと思います。
そういえば、手許にある「ローマ三部作」のCDでは、どういう曲順になっているのだろう? と調べてみました。
■オーマンディ指揮フィラデルフィア管(CBS-SONY)、ムーティ指揮フィラデルフィア管(EMI)
(1)松、(2)噴水、(3)祭り
■ティルソン・トーマス、バーンスタイン(CBS-SONY)、バティス指揮RPO盤(NAXOS)
(1)祭り、(2)噴水、(3)松
■小沢征爾指揮ボストン響(DG)
(1)松、(2)祭り、(3)噴水
ふむふむ。オーマンディ盤とムーティ盤は、ド派手に賑やかに盛り上げて終わろうという考え方ですね。ティルソン・トーマスとバーンスタインの組み合わせの盤やバティス指揮ロイヤルフィル盤では、キャッチーな「祭り」で聴衆をつかみ、静かな「噴水」と対比させて「松」で締めようという心づもりでしょうか。最後の小沢盤では、最後を「噴水」で静かに締めるという構成です。それぞれに、プログラムの組み立てを考えたのでしょう。その点からいっても、今回の「噴水→祭り→(休憩)→松」のプログラムは、おもしろかったと思います。
さて、こんどはアフィニス音楽祭だな。楽しみは続きます。
以前私、ブラスバンド愛好会の演奏会にこの曲、トラで乗ったことがあるんです。キーボードが必要ということで頼まれ、オルガンパートでした。とても好評でアンコールと声がかかり、準備してなかったので‘’アッピア(街道)から~‘’と指揮者から指示があり演奏したのを覚えています。
あれはローマの・・ 何だったのでしょう?
今年の1月に佐渡裕指揮・兵庫芸術文化センター管のコンサートでローマ三部作をやっていました。順番は、「祭」「噴水」と来て、休憩後にリュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲を挟んで、最後は「松」でした。動-静-静-動という構成にしていたように思います。
作曲順では「噴水」「松」「祭」の純なんですよね。コンサート、CDともにこの順番ではめったに見かけないのも興味深いところです。
作曲の順番では、たしかに「噴水」「松」「祭り」の順ですね。これだと、「松」の印象が少々後退してしまうかもしれません。皆さん、実は「ローマの松」がお好きなのでしょうね。(^o^)/
この3曲は作曲順ばかりかと思っていました。初演者のトスカニーニはどういう順番だったかな?
私の記憶では噴水が一番演奏されているような気がしていました。きくところでは祭りが一番演奏が難しく、この曲だけ採りあげない指揮者が多いとか。
確かに噴水は印象派みたいに聴こえることもありますから、親しみやすいかもしれませんね。
三部作の順序は、実演では「松」をラストに持ってくるのがほぼ定石のようですね。
ちょっと前に聴いた中部フィルの松阪公演でも指揮者の藤岡さんが仰っていましたが、「尋常でない盛り上がり」が生じる曲とのことでした。
ディスクの場合、レコードでは面割りの関係で、中途で切りやすい(?)「祭」を真ん中に挟むのが多かった印象ですが、「祭」を録音しなかったアンセルメ、カラヤン、ライナー、「噴水」を録音しなかったバーンスタインなどは2曲を普通に両面に収めておりましたね、当たり前ですけど。
小澤盤はLP発売時にすぐ買ったのですが、CDとは順番が違ってたと思います。もう手元にないのですが、たしか「祭」から始まってたと記憶しています(確証なし)。
同じ;レコードでも海外と国内では順序を入れ替えてた場合もあるようで、それぞれに何がしかの意図があったのでしょうね。
CDでは、(収録順は)なんかどうでもいいみたいな印象を持ってしまうのは私だけでしょうか
それに、実演では「松」がラストに来るというのが多く、たしかに定石になっているのかもしれません。どーんと盛り上がりますしね(^o^)/