電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

朝日新聞土曜版beにタミフル合成の柴崎教授が

2008年02月27日 05時08分30秒 | Weblog
以前、インフルエンザ・ウィルスの特効薬である「タミフル」の化学合成に成功した、というニュースを取り上げたことがあります(*1)が、その主役である、東大の柴崎正勝教授が、2月23日付け朝日新聞土曜版beに登場(*2)しました。

当方の以前の記事では、化学合成に成功した、ということだけでしたが、さすがに今回の朝日新聞土曜版の記事は、そのとき使った酸化セレンの毒性問題をクリアして、第三~第四世代の製法で実用化を目指していることを取り上げています。新型インフルエンザの爆発的流行の前に、タミフル(オセルタミビル)の備蓄が可能になってほしいものです。また、タミフル耐性のウィルスのニュースもありますが、こうした変異のしくみが解き明かされて、ウィルスの変異を抑え込むことができないものかと思います。

(*1):タミフルの化学合成に成功~「電網郊外散歩道」
(*2):新型インフル封じ込めに道~asahi.com「be フロントランナー」より

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4 コメント

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合成への期待 (sonata)
2008-02-28 17:21:10
穏やかな同年代の方の語り口に,在宅ワークしながらいつも楽しく読ませて頂いています。
タミフルの第3,第4世代の合成がもう少し,との日曜版の記事は期待が持てます。柴崎教授は知り合いの知り合いで(つまり知らないということですねー),すぐ目に留まりました。ウイルスの抗原変異というのも,これが生物進化の技でもあるでしょうからなかなか人間にとっては難題ですが,また挑戦のしがいもあるというものですね。

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sonata さん、 (narkejp)
2008-02-28 20:56:47
コメントをありがとうございます。私はまだお世話になったことがありませんが、前の職場の同僚が、タミフルが劇的にきいて数日で職場復帰したのには驚きました。新型インフルエンザ大流行のような非常事態のために、なんとか間に合ってほしいものです。ウィルスの抗原変異というのですか、このしくみはたいへん不思議です。生物の進化と病気との関係も、野次馬的に興味を持っております(^_^;)>poripori
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タミフルの御蔭 (安倍禮爾)
2008-02-28 21:56:16
narkejpさん

私も2006年2月上旬、風邪をこじらせて肝臓・腎臓に来まして、投薬・家で安静、を続けていました。それがやっと治ったところでインフルエンザにやられましたが、急遽タミフルのお世話になって回復し、ようやく屋外へ出ました。3週間寝たきりで、初めて外へ出た3月1日のあの嬉しさは忘れませんね。タミフルの御蔭です。
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安倍禮爾 さん、 (narkejp)
2008-02-29 06:38:05
コメントありがとうございます。2006年というと二年前、大変でしたね。風邪といっても馬鹿に出来ません。免疫力の低下が、あちこちに波及するのがこわいですね。水分補給に暖かくしてとにかく睡眠につとめ、自然免疫力で治癒するまでじっとしていますが、最低で3~4日かかります。ここで無理すると、どうも長引くようです。週末の生活のせいで週の始めに風邪を引くと、つらいですね。
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