以前、インフルエンザ・ウィルスの特効薬である「タミフル」の化学合成に成功した、というニュースを取り上げたことがあります(*1)が、その主役である、東大の柴崎正勝教授が、2月23日付け朝日新聞土曜版beに登場(*2)しました。
当方の以前の記事では、化学合成に成功した、ということだけでしたが、さすがに今回の朝日新聞土曜版の記事は、そのとき使った酸化セレンの毒性問題をクリアして、第三~第四世代の製法で実用化を目指していることを取り上げています。新型インフルエンザの爆発的流行の前に、タミフル(オセルタミビル)の備蓄が可能になってほしいものです。また、タミフル耐性のウィルスのニュースもありますが、こうした変異のしくみが解き明かされて、ウィルスの変異を抑え込むことができないものかと思います。
(*1):タミフルの化学合成に成功~「電網郊外散歩道」
(*2):新型インフル封じ込めに道~asahi.com「be フロントランナー」より
当方の以前の記事では、化学合成に成功した、ということだけでしたが、さすがに今回の朝日新聞土曜版の記事は、そのとき使った酸化セレンの毒性問題をクリアして、第三~第四世代の製法で実用化を目指していることを取り上げています。新型インフルエンザの爆発的流行の前に、タミフル(オセルタミビル)の備蓄が可能になってほしいものです。また、タミフル耐性のウィルスのニュースもありますが、こうした変異のしくみが解き明かされて、ウィルスの変異を抑え込むことができないものかと思います。
(*1):タミフルの化学合成に成功~「電網郊外散歩道」
(*2):新型インフル封じ込めに道~asahi.com「be フロントランナー」より
タミフルの第3,第4世代の合成がもう少し,との日曜版の記事は期待が持てます。柴崎教授は知り合いの知り合いで(つまり知らないということですねー),すぐ目に留まりました。ウイルスの抗原変異というのも,これが生物進化の技でもあるでしょうからなかなか人間にとっては難題ですが,また挑戦のしがいもあるというものですね。
私も2006年2月上旬、風邪をこじらせて肝臓・腎臓に来まして、投薬・家で安静、を続けていました。それがやっと治ったところでインフルエンザにやられましたが、急遽タミフルのお世話になって回復し、ようやく屋外へ出ました。3週間寝たきりで、初めて外へ出た3月1日のあの嬉しさは忘れませんね。タミフルの御蔭です。