電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

乗用車が走れる積雪量〜雪国在住者の目安は

2021年01月23日 06時02分17秒 | 散歩外出ドライブ
厳冬期、雪国を車で移動する際、スタッドレスタイヤやタイヤチェーン、スコップ等の装備のほか、防寒衣類と手袋等を準備しておく必要があることは、だいぶ知られてきているようです。でも、積雪量が何cmくらいなら走れるかというのは、意外に知られていないことですので、雪国で立ち往生する前に記事にしておきたいと思います。

私の車(デミオXD、FF)は、最低地上高は 145mm くらいですので、後輪駆動(FR)車よりはずっと走りやすいとはいうものの、ジープ型の四輪駆動車などと比べると、あまり雪道に強い車とは言えません(*1)。若い頃は、後輪駆動の乗用車で新雪の中に突っ込んで駐車しようとしてスタックしてしまったこともありますので、路面の凹凸も含めて 5〜10cm 以上の積雪の中を走ることはしないようにしています。自宅の敷地内も、10cm の降雪(積雪)があればすぐに除雪機で除雪。周囲の雪の壁の高さは走行とは無関係で、路面の積雪量が問題なのです。





したがって、1時間に何cm積もるかという速さも問題となります。1晩で60cmも積もるような降雪の場合、1時間あたり5cm以上も積もるペースになりますから、2時間走れば10cm以上積もっていることになります。こうなると、はじめはまだ大丈夫と思っていても、長時間走行しているうちに除雪も間に合わなくなって、あちこちでスタックして立ち往生してしまい、雪に閉じ込められる事態が発生するのだろうと思います。強く(激しく)雪が降るときは「出かけない」ことが大切なのです。

どうしても出かける必要があるときは、逃げ道のない高速道路よりも、逃げ道のある生活道路のほうが無難です。時間は多くかかりますが、確実に到着する可能性が高いですし、猛烈な地吹雪で命の危険があるときなど、いざという場合は近くの民家に逃げ込むことができるでしょう。いずれにしろ、雪道を甘く見てはいけない、ということですね。

(*1):逆に、四輪駆動を過信したSUV車が雪道で事故に遭遇しやすいのも確かです。〜「四輪駆動を過信するドライバーは」〜「電網郊外散歩道」2012年12月


コメント    この記事についてブログを書く
« 不具合のあったインクカート... | トップ | NHK「立花登 青春手控え2」第... »

コメントを投稿

散歩外出ドライブ」カテゴリの最新記事