電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

2018(平成30)年はどんな年だったかなあ。

2018年12月31日 06時04分57秒 | 季節と行事
今日は大晦日。2018(平成30)年は、どんな年だったかなあ。備忘のために、概略をまとめておきましょう。
まずは音楽から。

  • 山響定期は全部聴きました。毎回がとても良かったのですが、その中で特にあげるとすれば、やはり第268回のオール・シベリウス・プログラム(指揮:オッコ・カム)かな。飯森範親さんの就任記念で取り上げたバルトーク「管弦楽のための協奏曲」や、シュロモ・ミンツさんと共演したプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番などとともに、強く記憶に残る演奏会になりそうです。もうひとつ印象的な回をあげれば、第272回定期で井上直樹さんがTpソロを吹いたウィリアム・ペリー「トランペット協奏曲」(日本初演)かな。これもほんとに楽しく、良かった。
  • 山形弦楽四重奏団の定期演奏会も、第67回は都合で欠席しましたが、他の三回は欠かさず聴くことができました。ハイドンの弦楽四重奏曲全曲を完奏したのは素晴らしい! その他には、ハイドン、佐藤敏直、ラヴェルというプログラムの第66回が印象的でした。
  • その他の演奏会では、7月、文翔館での「ピアソラ&ヴィヴァルディの"四季"」、アフィニス音楽祭室内楽演奏会でのシューベルト「八重奏曲」、同合同オーケストラ演奏会でのプロコフィエフ「ロミオとジュリエット」組曲などが記憶に残ります。
  • 今年、購入したCD等の中では、カールマンの「チャールダーシュの女王」の楽しさが印象的。

次は、読書に関連したメモ。

  • 読書は、全部で82冊を読了、再読は36冊、再読率は43.9%でした。意外に初読が多かったようです。
  • 読んだ本の中で強く印象に残るものは、カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』、帚木蓬生『悲素(上下)』、乃南アサ『六月の雪』、共同通信『全電源喪失の記憶』、稲場紀久雄『バルトン先生、明治の日本を駆ける!』、池井戸潤『下町ロケット・ガウディ計画』、門井慶喜『家康、江戸を建てる』などでしょうか。
  • 昨年から読み始めた香月美夜『本好きの下克上』シリーズを、今年も楽しみました。専用カテゴリーを用意するほどですので、当方のハマりようがわかります(^o^)/

その他の話題:

  • 映画はあまり観ることができませんでした。「万引き家族」くらいか。
  • マツダ・デミオXDは、真冬の大渋滞に音を上げたのか、燃費がやけに悪くなったなと思ったら、思わぬエンジントラブルに見舞われました。エンジン内にススがたまるというのが理由でしたが、同時期、全く同じ現象でリコールが行われました。窒素酸化物とカーボンの技術的な二律背反性をあらためて実感した一件でした。その後は順調で、約15,000kmを走り、燃料費の支払額は約9万円弱、年間の燃料消費率は21.5km/Lでした。年間ではこれまでずっと22km/Lを上回っていただけに、エンジントラブルの影響が少しだけ数値に現れているようです。
  • 新しい万年筆に手を出しましたが、どうも思うようにはいきませんでした。プラチナ「PROCYON」(中字)は、流用した古いインク・コンバータの接合部がゆるゆるで、インクフローが不安定に。原因がわかり、ようやく解決。TWSBIのプランジャー式万年筆VacMiniは、プラチナ古典BBが不適合みたいで、インクの色が胴軸内で薄くなってしまいます。インクを変えたら、こんどは微妙にインク切れが発生。現在、原因の解明に努力しているところです。

という具合でした。老母の心臓の経過も順調、妻の不調も暖かくなるにつれて改善し、当方の人間ドックもまずは良好。当地には格別の災害もなかった点などからみても、まずまずの一年だったのではないかと思います。

お嫁に言った娘夫婦と孫たちがやってきて、高齢のアホ猫母娘は戦々恐々としていますが、スーパーハイテンション・エネルギッシュ・ジャリンコだった孫たちも成長して、エネルギーをぶつける対象が猫からピアノや雪遊びに変わっているようで(^o^)/


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