電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

新年の音楽はR.シュトラウスの「四つの最後の歌」から

2017年01月03日 06時05分59秒 | クラシック音楽
新年に初めて聴いた音楽は、R.シュトラウスの「四つの最後の歌」です。実は、「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」に、シュワルツコップ(Sp)とジョージ・セル指揮ベルリン放送交響楽団による1965年の録音が公開されていた(*1)のです。わーお!

例年であれば、LPやCDなど音盤を選び、レコードプレーヤーのターンテーブルに載せるか、CDプレーヤーのトレイに置いてプレイボタンを押す、というようなのが新年の「儀式」でしたが、今年は少々興奮気味に、「ダウンロード」「クリック」で始まる新年の音楽でした。1965年のステレオ録音がパブリック・ドメインとして公開される時代になり、昔は高価な正規盤でしか入手できなかったタイトルにも気軽に接することができるようになりました。ありがたいことです。

それならば、YouTube あたりにもあるのではないかと探してみたら、ありました:
Elisabeth Schwarzkopf - FOUR LAST SONGS


新年の音楽としては、もう少し「縁起の良い」音楽のほうがよろしいのかもしれませんが、シュワルツコップの歌唱の見事さはもちろんのこととして、静かな朝にヘッドフォンで大きめの音量で聴くオーケストラの演奏がすごい! 中高年らしく、最晩年のシュトラウスの音楽を堪能しました。



元旦恒例のウィーンフィルによる「ニューイヤーコンサート」をテレビで見ました。今年はグスターヴォ・ドゥダメルの指揮でした。ベネズエラの若手も、もうニューイヤーを振る立場になっているのですね。時の過ぎゆくはやさに驚くばかりです。

(*1):R.シュトラウス「四つの最後の歌」~「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」より

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