電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

年末年始のテレビで観た映画とドラマと音楽など

2015年01月07日 06時05分32秒 | 映画TVドラマ
この年末年始には、珍しくテレビを観ました。昔の映画で、まだ観ていなかったものが何本かまとめて放映されていたためです。それは、

  • ショーシャンクの空の下に (初)
  • スタンドバイミー (初)
  • グリーンマイル  (2度目)
  • 英国王のスピーチ (2度目)

というものでした。刑務所ものが二作品ありますが、視点は対照的で、一方は囚人の視点で、他方は刑務官の視点で、という具合です。もういちど観てもいいのは「英国王のスピーチ」かな(^o^;)>poripori

吉田松陰(*1)の妹を主人公にした今年の大河ドラマを観ましたが、もしかすると今年の大河ドラマは、「八重の桜」で悪者にされた長州の名誉回復を図る位置づけなのかもしれません(^o^)/
初回から、なんだか歴史を後付けして美化しているのでは?と思ってしまいます。脚本が国家意識を強調する皇國史観にどっぷりと染められていないことを祈りたいものです(*2)。



新年の始めに聴いた音楽は、J.P.ランパルがフルートと指揮を兼ねた演奏で、モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」でした。イギリス室内管弦楽団、エラートのR25E-1003 というCDです。そのほかには、例によっていろいろ。USB オーディオ・プロセッサを経由した簡易なPCオーディオで、パブリック・ドメインとなった昔の録音を次々に聴いておりました。

そうそう、「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」は、今年は観ませんでした。ただし、三日の「ニューイヤー・オペラコンサート」はしっかり観ました。個人的には、プッチーニの歌劇「ボエーム」から「私の名はミミ」を歌った砂川涼子さん、レハールのオペレッタ「ジュディッタ」から「熱き口づけ」を歌った中嶋彰子さんなどが記憶に残っています。東フィルを指揮した広上淳一さんも、楽しそうで良かったと思います。また、鈴木雅明さんの指揮で、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏で、ヘンデルの「リナルド」というバロック・オペラを取り上げていたのが珍しい趣向でした。出演者全員で、恒例になっているヴェルディの歌劇「トラヴィアータ」から「乾杯の歌」を合唱するところなどは、思わず淀川長治さんの口調を真似して(*3)、「いや~、オペラってほんとに面白いですねっ!」と言いたくなります(^o^)/

(*1):吉田松陰~Wikipediaの記述
(*2):吉田松陰は「天下は万民の天下にあらず、天下は一人の天下なり」と主張したそうですが、当地・米沢に伝わる上杉鷹山の「伝国の辞」の趣旨とはだいぶ毛色が異なりますね~。
(*3):これを理解できる世代は、どのへんまでなんだろう?

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