電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

都会の暑さ・田舎の涼しさ

2010年07月22日 06時01分55秒 | 季節と行事
たまに夏場に都会を歩くと、その暑さに閉口します。夏は暑いのが当然ですし、緯度も少し違うのですが、どうも、それだけではなさそうです。多くのビルが、自館内の暑熱をエアコンによって排出し、その熱で屋外がさらに熱せられて暑くなる、いわゆるヒートアイランド現象なのでしょう。涼しいビル内の人たちはまだしも、屋外で働く人たちにとっては、たいへんな苦行だろうと、同情してしまいます。また、朝晩のムッとする暑さは寝苦しく、エアコンなしでの生活は大変だろうと思ってしまいます。

そこへいくと、我が家はまだ涼しい。周囲には田んぼや果樹園が広がり、水の上を吹く風が木陰でさらに爽やかになるのでしょうか。朝晩の風は、梅雨明け直後の、独特の涼しさを運んでくれます。ガラス戸を開けたまま寝て、翌朝、窓の網戸から入り込む風に目覚める時は、アホ猫の早朝「エサくれ~」攻撃も許せる気分になってしまいます。

暑い暑いと嘆くのも、実はわずかに2~3週間だけ。東京に転居して初めての夏を過ごす娘や孫たちは、暑さに閉口しているようですが、今の季節の、不便な田舎の無駄に広い住宅の涼しさを、懐かしく思い出していることでしょう。とはいえ、たちまち適応して不便なく生活できるようになるのも、若さと知恵なのでしょうけれど(^o^)/
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