評価 (3点/5点満点)
著名コンサルティング会社や世界的なIT企業、官公庁などの入社試験から、思考力を鍛えるのに適した18題を精選し、解説とともに収録しています。
フェルミ推定、ケース問題、判断推理、課題解決型問題。
純粋な思考力トレーニングとしても十分に楽しめる内容です。
評価 (3点/5点満点)
著名コンサルティング会社や世界的なIT企業、官公庁などの入社試験から、思考力を鍛えるのに適した18題を精選し、解説とともに収録しています。
フェルミ推定、ケース問題、判断推理、課題解決型問題。
純粋な思考力トレーニングとしても十分に楽しめる内容です。
評価 (3点/5点満点)
「職場の傷つき」が、公言されずとも、どのような場面で実は存在しているのか?
それなのに、本人が申し出ることはなぜないのか?
その背景に迫り、それを「組織開発」で解決していくことを目指します。
・個人の見え方は今の「状態」に過ぎないという前提を持つこと
・発揮しやすい「機能」の持ち寄りを考えること
・組み合わせ(関係性)を調整し続けること
コミュニケーション能力に代表される「能力主義化」によって、職場での傷つきが言えない環境となり、組織が停滞する。
人的資本経営、ウェルビーイング、1on1などに飛びつく前に、まずは職場の傷つきに気づくことだと言います。
【my pick-up】
◎「天才職人」の降格
我が道を行く系の職人気質のベテラン社員に「エンゲージメントサーベイ」や「360度評価」などをすると、部下たちからの「悪評」が露呈されることもあると言います。上司の「個人プレーで全然部下のことを考えていない」などのリーダーのマネジメントスタイルに関する声が明るみに出るのです。すると、その天才職人系ベテラン社員が降格したり、マネジメントラインを外されて専門職に異動になるなどの「適切な対応」がとられるというのです。しかしその「適切な対応」の結果として、その組織から天才型部長は追われ、「お利口」なマネジャーが充当されたとします。すると組織の業績がよくなるかというと・・・パッとしないことが少なくない。
◎「持ち味」とは言うけれど
個人の「持ち味」(≠「能力」)はどうわかるのか?入社時に受検させたであろう「適性検査」の結果が、眠っていないでしょうか。「SPI」や「玉手箱」などが測定している「外向性」「内向性」といった基本的な人の特徴は、人と人や人と業務を組み合わせる際のヒントになります。他にも、形骸化しかけている「ストレスチェック」の結果もヒントになります。高ストレス=職場で何らかの組み合わせの不整合が出ているというサインであることはほぼ間違いありません。ポイントはそこから、対話の糸口を見つけて、環境調整に動けるかどうかです。ちなみにミーティングを、タイパや生産性を意識して「15分区切りで実施しましょう!」なんていう方針をもっともらしく打ち立てている組織にもしばしば出くわしますが、ちょっとそれは厳しいと思います。巻いてはいけない時間と巻くべき時間と、世の中にはあるのではないでしょうか。関係性が職場のすべてと言っても、過言ではありません。
◎評価より謝意
「いてくれてありがとね」なのです。ひとりのできる範囲は絶対的に限りがあるのですから。誰かの下支えがあってのことなのです。その点が蔑ろにされているときに起こるのが、「傷つき」とも言えるわけです。「職場の心理的安全性」も「いてくれてありがとね」で始めるのです。職場にいるメンバーの持ち味を持ち寄りあって、なんとか回っているね!ということをお祝いしていいのです。「ありがとね」から始める組織開発。とてもシンプルで、抜群の組織風土変革可能性を秘めています。職場も家庭も学校も、ありとあらゆる組織に対する自分の不満は、たった一言、「ありがとね」と言ってもらえないことで、案外起きていないか?あの人にはあれが足りない、この人にはこれが足りない、上司のあれがいまいちだ、あの人の仕事ぶりが残念などと、他者をジャッジする前に、謝意。
評価 (3点/5点満点)
現代人の課題を「有意義な時間の使い方」にあるとし、先人の知恵と最新の文献を調べ、後悔しない人生を送るための死ぬまでの時間の使い方を体系的に整理した1冊です。
充実する時間(人生)の使い方とは
・自分で変えられることに集中する
・自分の価値観など、内発的な動機を大切にし、行動する
・ストレスを自身の成長の糧にする
ことであり、そして以下の結果が得られるでしょう。
・生きていることそのものを楽しむような瞬間を取り戻す
・時間の僕(しもべ)になるのではなく、主(あるじ)になる
・流されるままの人生から、自分で方向を決める人生にする
【my pick-up】
◎人生に苦は必要である
私たちは、なるべく少ない労力で楽をしたいと考えますが、実際には、これまで払ってきたコスト(時間・労力・お金)の総量が、幸福感を高める傾向がります。これを心理学では「努力のパラドクス」といいます。タイパ重視、コスパ重視の選択は、最初は幸福感を高めてくれますが、それが日常になってしまうと、快楽順応によって幸福を感じにくくなってしまいます。便利な世の中になるにつれて、「自分でコストを払う」「努力する」という体験が少なくなると、日常を離れて山奥にキャンプに行ったり、家具を買わずにDIYをしたり、辛い筋トレをするなど、苦痛の状態を意図的に作ることによって、日常との〝振れ幅〟を作り出し、幸福感を〝創造〟している方もいます。
評価 (3点/5点満点)
経済ニュース、世界情勢、足元の経済の動きを示す様々なデータ、指標、数字を例に挙げ、その読み方、傾向と対策について解説しています。
「数字を比較してみる」「数字の変化をみる」「数字の大きさをつかむ」「数字を統計としてみる」「数字を探してみる」「数字の錯覚を見破る」「数字の意外さをみる」「数字を危険信号としてみる」「数字をぼんやりみてみる」「数字から未来をみる」
この本は、「高校生でも分かりやすく」をコンセプトにまとめたそうです。
社会人が実社会の経済の基本をつかむのに役立ち、数字に強い人材になることにつながるでしょう。
評価 (3点/5点満点)
「そもそも仕事をする気に全然なれない人」のために、この本を書こうと思ったそうです。
「できない自分に対する自己嫌悪」や「うまくいかないかもという不安」、「締め切りに間に合わない恐れ」
これらを手放すことができたら、私たちの心はめっきり消耗しなくなります。
「時間はいくらでもあるのだから、好きなように好きなだけ活動すればいい」というのが私の言いたいことです。
この本では、いままでに私自身が書いてきた内容に対して、真っ向から反対している主張も少なくありません。
私程度の能力の乏しい人間の場合には、10年たてばひとつやふたつの意見や信念を変えなければならなくなるのです。
(P150~151)
心の余裕は、考え方次第で今すぐ持つことができるのですね。
【my pick-up】
◎寝ることで、だいたいのことは解決する
人間関係も大事ですし、好きなことをするのも悪くないでしょう。しかし、そのどちらも「十分に寝られたうえでの話」だと思うのです。私自身はもう50歳になります。幸いこの歳まで、本格的な神経症や精神障害で仕事がまったくできなくなったという経験がありません。そして、そのことと「生まれて1日も徹夜をしたことがない」ことは深く関係していると感じているのです。
◎最善策は、1日の中でも「早め」に手をつけること
「今日という日の地図」を見ましょう。いますぐやるのが最速なのです。せいぜいは、明日の地図を読むべきです。「明日の朝いちばんでやる」のが、早めにやるということになるのです。計画を立てず、いまから手遅れのタスクを「手遅れ」と思わずに手がけましょう。そして明日からは「1日の中の早め」を意識するようにしてください。
◎心身が健やかな人はみな、人との関わりの中で生きている
コミュニケーションの機会を増やせる人ほど、仕事も生活もラクに進められます。その逆はまず見かけません。人との関係を断ち、コミュニケーションが極端に少なく、孤立無援で生活していながらリラックスして健康に生きている、という実例を私は知らないのです。