厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2014年153冊目『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』

2014-08-21 21:40:19 | おすすめビジネス書
なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか
価格:¥ 1,404(税込)
発売日:2014-08-01

評価  (3点/5点満点)

この本では、疲れを最小限に抑え、かつその疲れからV字で急速に回復する方法を紹介します。

そしてそのツールとなるとっておきの習慣が「カラダ手帳」です。自分の感覚でその日の体調を「◎」「○」「△」「×」で評価し、時系列で自分の体調の流れを知るものです。

著者の裴英洙さんは、医学的・科学的見地から〝デキる〟ビジネスパーソンを見続け、医師としての視点、ビジネスパーソンとしての視点という2つの視点を絡めて、本書を書いています。

疲れに打ち勝つためには、疲れという主観的であいまいなものをどれだけ客観視できるようにするかがポイント。課題を客観視するためにはデータが不可欠です。「カラダ手帳」がその役割を果たします。

自分の疲れを特徴を知り、それに合わせた対処が必要だと理解しました。

【my pick-up】

◎一流のビジネスパーソンは二次会に行かない

仕事柄、起業のトップや経営陣とお酒を共にする機会も多いのですが、その方たちに共通している点は、「決してダラダラと飲んだりはしない」ということです。そんな一流の方々に学び、私自身も「飲み会、接待への考え方」を次の5つに決めています。①基本的に二次会は行かない。②平日週1回は夜の予定をフリーにしておく。③開始時間をできるだけ早めにしてもらう。④お酒の種類が多い店、食事の種類が多い店にする。⑤乾杯はビールにし、その後は糖質が少ないワインや焼酎、ウイスキーなどのアルコールをメインにする。

◎上司が言いがちな言ってはいけない3大「気遣いワード」

部下の可能性を知ることと同様に、部下の限界を知ること、つまり、頑張らせ過ぎないことも大切です。部下が限界を超えるまで突っ走ってしまうことを放置するのは、上司の監督責任と言われても仕方ありません。思い切って部下を休ませる勇気を持つことも重要な仕事です。まずは、部下が〝頑張り過ぎる社員〟かどうかを見極めることが大切です。①「早く帰って少しでも体を休めろ」体を休めるよりもむしろ体を動かすことが有効な場合もあります。「今日は早めに切り上げて、ジムにでも行って思いっきり汗を流してこい」くらいの発言はどうでしょうか。②「頑張っているからパーと飲みに連れてってやるぞ」仕事のあとも拘束されることは、実は部下にとって相当大きい心の負担になります。余計な説教やプレッシャーをかける言葉を言ってしまわないとも限りません。部下の悩みを聞くなら、お酒の入っていない勤務時間内が原則です。③「そんなに頑張らなくてもいいぞ」頑張らなくていいと言われると、自分の存在を否定されたように受けとることもあるのです。頑張り過ぎる部下は裏を返せば常にうつになる可能性をはらんでいる社員ということ。上司がそのバランスを崩す最後の引き金にならないようにしてください。

◎ストレスを味方につける方法-先送りグセをやめること

ストレスを溜める人は、仕事をいつも先送りにしている傾向が強いのです。先送りの悪い効果として、まず、100%の心の解放感が得られないことが挙げられます。嫌な仕事、面倒なことほど「今すぐ」に行うことがストレスを少しでも小さくさせる工夫なのです。

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2014年152冊目『インバスケット的「根回し」仕事術』

2014-08-20 21:34:35 | その他私が読んだ本
やりたいことがさくっと実現する インバスケット的「根回し」仕事術 やりたいことがさくっと実現する インバスケット的「根回し」仕事術
価格:¥ 1,620(税込)
発売日:2014-08-01

評価  (2点/5点満点)

インバスケットとは、未処理箱に入っている案件を処理していくゲームで、私も課長になる前の研修で受けたことがあります。

そこでは、問題解決や判断の際にプロセスを重視し、成果の出る人の行動とはどのようなものなのか、を見ていきます。

この本で出てくる「根回し」も、成果を上げるために必要なプロセスです。「根回し」は調整というプロセスで、問題を解決したり意思決定したりする際に必要です。

本書ではまず、根回しは仕事のできる人の行動特性であることを理解し次に、根回しの基本5則を学びます。そして、具体的な案件がストーリー仕立てで20個登場します。

根回しというと、何かネガティブなイメージを持たれる方も多いと思いますが、本当は必要なプロセスであり、かつ思いやりの行動であることを、見直すきっかけとなる1冊です。

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2014年151冊目『元気の源 五体の散歩』

2014-08-19 19:32:15 | その他私が読んだ本
元気の源 五体の散歩 元気の源 五体の散歩
価格:¥ 1,490(税込)
発売日:2014-08-01

評価  (2点/5点満点)

180万部を超えるロングセラー『思考の整理学』の著者・外山滋比古さんは、昨年90歳にして血液検査で悪いところはどこもなかったそうです。

その秘訣は〝五体の散歩〟。足の散歩だけではなく、手にも口にも、耳目、頭にも歩かせるというものです。

足の散歩:歩けば、朝飯前、動くパーティ

手の散歩:手持ち無沙汰、片づけ

口の散歩:歯も散歩する、エクササイズ、モン・ジュール、セレンディピティ、座談会

目の散歩:ちいさな旅、スポーツ観戦、目の保養、余白の美

耳の散歩:耳のよろこび、風の音、耳の忘れ

頭の散歩:朝考

五体の散歩:転がる石のように

年輩の人間にとって、無為、安静は大敵とのこと。とにかく何かしていないといけない。することがなければ作るのです。

「とにかくじっとしていないこと」「外へ出て動きまわること」・・・元気の源は動くことから始まることを感じずにはいられません。

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2014年150冊目『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』

2014-08-06 23:25:06 | その他私が読んだ本
なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本) なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本)
価格:¥ 1,404(税込)
発売日:2014-07-11

評価  (2点/5点満点)

『ユダヤ人大富豪の教え』などの著書で知られる本田健さんの最新刊は、「なぜ、あの人は好かれるのか」という、誰もが知りたいと思っている、生きていく上での根本的なテーマを考えます。

「もっとわかってもらいたい」「なぜ、あんなことをするのか、理解できない」という悩みから自由になるために、人間関係の本質に迫りながらも、人から好かれる・共感される実践的なノウハウがたくさん出てきます。

いつも好かれる人になる17の心得
01.人間関係を大切にすると決める
02.イライラしたときは深呼吸する
03.変な人を〝探偵〟か〝セラピスト〟のように理解する
04.不安の霧を晴らす
05.心配をワクワクに変える
06.人を喜ばせる
07.誰かと一緒に楽しいことをする
08.人のイヤな部分を受け入れる
09.弱音を吐く
10.相手の感情を想像する
11.お互いの共通点を見出す
12.自分の感情をもっと表現する
13.相手を責めない
14.過去の未処理な感情と向き合う
15.家族関係を癒す
16.人のつながりを意識する
17.感謝を伝える

本書のエピローグにもあるとおり、「人間関係」の中にその人の「人生の課題」が全部入っていると私も痛感しています。

人とのつながりの在り様が、人生そのものと言えるでしょう。

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2014年149冊目『人生が爽やかに変わる時間術』

2014-08-03 17:56:46 | その他私が読んだ本
人生が爽やかに変わる時間術 人生が爽やかに変わる時間術
価格:¥ 1,512(税込)
発売日:2014-06-14

評価  (2点/5点満点)

この本では、朝早起きをして時間を有効活用したいと思っている人を主眼として書かれていますが、朝だけでなく、時間全体の有効活用のための基本的なこと・本質的なことが網羅されています。

最後の章で「人生が爽やかに変わるチェック100」として、著者おすすめの時間術がたくさん登場します。「金曜日の午後に翌週月曜日の予定とダンドリを確定させることで、ブルーマンデーを退治する」「病気にならないことが、時間を大切にすることにつながる」などなど。

タイムマネジメントについてあまり関心がなかった方も、本書ならさら~っと読めて、何か1つやってみようかなぁ・・・と思うはずです。

【my pick-up】

◎本はたった数時間で他人の人生を教えてもらえるツールである

読書の素晴らしさは、その本を書いた人のノウハウや哲学、人生をたった数時間で追体験できるところにあります。こんなに素晴らしいツールはありません。昔の人が書いた本も読むことができるのです。まさに「タイムカプセル」です。ものすごい圧縮率の時間貯金ではないでしょうか。本を読まないという選択肢はありません。

◎時間が足りないときこそ本を読む

時間が足りないと感じたときは、何かに追いつめられていたり、焦燥感や不安で心がいっぱいになっています。そんなときこそ、そのタスクに関係すること、生き方、考え方、時間の使い方などの本を読みましょう。何か必ずヒントが見つかり、「氷がとけるように」、「霧が晴れるように」視野が広がることが多いものです。

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