「自分を売り込む力」のつくりかた 最高の結果を出す新しい営業の技術 (現代ビジネスブック) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2012-10-31 |
評価 (3点/5点満点)
リクルートで起業独立情報誌『アントレ』の編集長などを務め、現在は経営戦略・起業コンサルタントを行う高城幸司さんが、「自分で自分を売り込む営業力」を身につける方法を紹介します。
自分で自分のポジションを確保し、いい仕事ややりたい仕事を勝ち取っていくためには、「自分で自分を売り込む営業力」が不可欠です。「待つ姿勢」では絶対にそのチャンスは得られません。
当然、自分を売り込むためには、信頼・信用に値するスキルを身につけていることが必要ですよね。スキルに裏付けされたプロ意識やプライドがあれば、この本でちょっとした技術を学べば、アピールは当たり前にできるようになると思います。
【my pick-up】
◎高い自己採点は「もう成長しない」という意味
売り込みに熱心すぎる人には仕事ができないタイプが結構多い。
謙虚な姿勢を取っているというのは、「自分はまだ十分ではないと考えている」ことを意味します。「自分はもっとがんばりたい」「目指すところはもっと高いレベルにある」という意欲の裏返しなのです。単なる普通の「謙虚」という概念とはやや異なるのです。
10年くらい前までは、今の自分に満点をつける若者はあまりいませんでした。今の若者たちが自信たっぷりに自分に満点をつけてくることに、大きな危機感を覚えています。
自分に満点をつけてしまうと、相手に伝わるのは「強み」ではなく、「停滞の予感」になってしまう可能性が高いのです。
◎まずは良くも悪くもインパクトを与える
自分を売り込むときには、良かろうと悪かろうと、まずはインパクトを与えることが重要になるのです。大前提として、「自分は周囲の人(売り込む相手を含む)に知られていないのだ」と認識すること。
単に名前を覚えてもらうだけでなく、「話が面白い」「声が大きい」など、自分の特徴を相手に強く意識させ、とにかく記憶にとどめてもらうことが重要なのです。
人間が相手に与える印象は、最初は多少おかしなものであっても、何回か会ううちに少しずつ修正していくことが可能なのです。最も恐れなければいけないのは、何のインパクトも与えないことなのです。