評価 (3点/5点満点)
東大生の6割は受験で大切なことは「集中力」と考えている。
勉強時間が短くても合格する東大生もいますし、誰よりも机に向かう時間が長くても不合格になる受験生だってザラにいます。
この本で紹介するのは、ガッツで押し切ろうとする「耐える集中」ではなく、いかに効率よく勉強を進めていくかという「楽しむ集中」です。
楽しむ集中とは、言い換えれば「前のめり」な集中。「前のめり」とは「自然に能動的になっている状態」のこと。前のめりな集中に大切なことは3つあります。
1.「目標の明確化」
2.「モチベーションの維持」
3.前のめりかどうかの「チェック」
人間は動いていれば次の何かに出会える。一番問題なのは、動かないことそれ自体だ。意味があるかないかなんて、後から考えればいい。行動していれば、必ず集中することができる。
目標を立てる段階で「いや、これは自分にはできないだろう」と考えたり、やる前から「いや、これやっても意味ないじゃん」と報酬がゼロであると見積もってしまうというのが一番集中力を削いでしまうのです。「自分でもできるかもしれないと考えて、とりあえずやってみようと思う」というのが、集中においてすごく大切で、一番大変なものなのです。
もともとぜんぜん集中力がない、偏差値35だった著者の集中テクニックがベースとなっているので、誰でもできること間違いなしだとオススメします。
仕事や読書など、勉強以外でも使える集中テクニックとして活用できると思います。
【my pick-up】
◎慎重派と行動派
行動派の人にオススメなのは「長期的な仕事でも、一気に終わらせる」というものです。1週間でちょっとずつやるのではなく、1日「この日で終わらせよう」という日を決めてみましょう。慎重派は逆に「計画の中に、突発的な仕事を片付ける時間を作る」ということをしておくのがオススメです。時間を決めて、突然発生した仕事をきちんとこなす時間を作っておいているのです。
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