「気づく」77の習慣 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2011-09 |
評価 (2点/5点満点)
本書では、人間の目や思考を曇らせているさまざまな「執着」から外れ、自由になるためのほんのちょっとした「きっかけ」がたくさん紹介されています。
毎日を漫然と過ごしていると、「気づく」力は確実に衰えていきます。転勤など半ば強制的に環境が変わる人は気づきを得られる材料に恵まれますが、そういう環境にない方は、このような本で新たな気づきのヒントを得、日常の行動を少し変えてみましょう。
【my pick-up】
◎「すぐに人と比べてしまうんです」
人が見ているものは、多くは自分との「比較」だったりします。そして、多かれ少なかれ、「比較」は自分と近しいから起きるモノです。あまりにもかけ離れた存在に対しては、なかなか対象とはなりません。
ということは、自分にとっての「教養ある人」って、実はあんまり自分とは変わらないのではないでしょうか。なぜなら、その人の言うことをある程度、理解できなければ、その人の知識の多さには驚いたりしないからです。
◎「ギセイがなければ何も得られない?」
諺にも「二兎を追う者は一兎をも得ず」とあります。「天は二物を与えず」とか。でも、それって間違っているように思うんです。ひとつを得たら、代わりに別のひとつを手放さなきゃならないなんて、そんなこと思うのは人間の狭い了見でしょう。
ほら、仕事にも才能にも美貌にも恵まれている人、あなたの周りにも1人や2人はいるでしょう。もし、あなたが今まで「自分は幾つも望んじゃいけないんだ」と思って生きてきたなら、今日からは「私、欲しいモノを何だって望んじゃいます」と明るく宣言してみてください。
ただし、「本当のあなた」が望むことだけですよ。見栄張ったり、人を見返したいと思っていたり、誰かへの復讐のための力なんて、ぜーんぶ「本当のあなた」の望みじゃないでしょう。
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