人づきあいが苦手な人のための「コミュ力」の鍛え方 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2011-04-13 |
評価 (3点/5点満点)
東京下町のTシャツメーカー3代目で、ベストセラー『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』の著者である久米信行さんの最新刊は、コミュ力(=コミュニケーション力)に自信が持てない人のためのレッスン集です。
コミュ力とは、バックグラウンドの異なる人と、いかに積極的に深く関われるかです。
そのためには、知らない人にどんどん話しかけるといった行動によって、視野が広がり相手を理解する力が育まれていきます。まずは行動ありきです。
毎日が「ちょっといい気持ち」の連続になることこそ、コミュニケーションの醍醐味です。本書を読んで、見知らぬ人間に抱く自然な好奇心と、様々なひと・こと・ものに共感できる素地を作りましょう。
【my pick-up】
◎仕事以外で自分の場所を見つける
昼間の勤務時間以外にもアフターファイブや休日まで会社の人間関係に縛られてはいませんか?
もちろん会社での人間関係も大事ではありますが、居慣れた場所にばかりいると、その中だけでしか通用しないコミュニケーション力しか磨かれません。
視野を広げるにはどうしたらいいか。まずは自分と同じ趣味を持つ人が集まる同好会、同じ志を持つ人が活動するNPOなどに参加して、仕事抜きでつきあえる人たちが集う場所に行ってみてください。
◎人生の師匠を見つける
師匠を見つけるコツは、まず本をたくさん読むことです。そして、本を読むだけでなく、感銘を受けた著者のメルマガ・ブログ・ツイッターなどで著者の講演会・勉強会を探して会いに行くことです。
重要なのは、「すごい」と思った人に実際に会いに行くことです。
最初は、自分の成長のために講演を聴きに行くという軽い気持ちで大丈夫。シャワーのように達人の言霊を浴びているうちに、自然に師匠に出会えます。
自分に見えていない自分を見つけてもらえたり、自分が気づいていない能力を引き出してもらったりするのには師匠が必要なのです。自分が内に秘めているもの、普通では理解されないものを、視座の違う師匠は発見し伸ばしてくれるはずです。
◎「自分らしさ」を捨てる
「自分らしさ」というのは、単一的なものだと履き違えてはいけません。本来の「自分らしさ」とは、多様な自分を柔らかく認めて受け入れる寛容性を持ってこそ浮かび上がるものです。
自分自身の幅を広げ、本来の輝きを放つ人間になるためには、まず「自分らしさ」を捨てること。そして真逆の自分があることも素直に認めることです。
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