評価 (3点/5点満点)
この本では、「半分、減らす」をキーワードにして、余計なものや、多すぎるものを減らして、すっきりと、シンプルに、そして豊かに生きるためのヒントを、精神科医で禅僧の著者が提案します。
なぜ「半分」なのか?その主な理由は、2つあります。
1.指標としてわかりやすいから
2.行動変容につながるから
現代人は、仕事でも食事でも買い物でも、何かにつけて「やりすぎる」傾向があるのではないでしょうか。
「つい、やりすぎてしまう行動」に歯止めをかけて、「ほどほどを意識した考え方と行動を心身に落とし込むことで、自らの健康を守り、同時により満たされた、より豊かな人生を実現する」
それが、本書の目指すところです。
「半分、減らす」ことを通して「生きがいを2倍に増やす」イメージの、易しくて優しいマインドフルネスとも言えます。
【my pick-up】
◎PCのトップ画面をシンプルにして、脳が消耗するのを防ぐ
整理が苦手な人は部屋の中も、仕事机の上も、PCのトップ画面も、同じように散らかっているものです。
私は、PCのトップ画面にワード、パワーポイント、エクセルと、本を読むためのキンドル、コロナ禍で加えたオンライン会議ツールの5つくらいしか置いていません。必要最低限のアプリだけ表に出しておき、それ以外の細かなファイルやツールはプログラムの一覧から呼び出すようにしています。
◎仕事のやり方を抜本的に見直す
仕事の量を「半分」にまで減らそうとすると、「優先順位のつけ方を抜本的に見直す」「仕事の一部をほかの人にまかせる」「仕事の一部を外部にアウトソーシングする」「必須ではない打ち合わせや会議を簡略化する」・・・といったように、これまでとは「仕事のやり方」「仕事の進め方」を徹底的に変えていかなければなりません。
すると、さまざまな変化が生じて、仕事の効率性や生産性が高まっていくのです。
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