厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2020年100冊目『ニュー・エリート』

2020-04-19 16:13:14 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

自分の市場価値を高めるために必要なスキルを考え、そのスキルを得るために転職を繰り返していく・・・そんな働き方ができる人材こそが新しい時代を生き抜く、「ニュー・エリート」。

まもなく日々のオフィスライフで「クビになるか」「クビにならないか」、言い換えれば生きるか死ぬかの時代がやってきます。そんな激動の時代を生き残るヒントは外資系企業での働き方に隠されているかもしれません。

日本人であるアドバンテージはなくなりつつあり、日本語が得意なアジア人はごまんといます。日系企業・外資系企業にかかわらず、生き残るのは大変なのです。

そういう意味で本書は、「外資系で働きたい方」「外資系でいま現在働いている方」だけに向けて書かれたものではありません。今後、雇用形態が大きく変わるであろう日系企業に勤める、皆さんに対しても書かれた本です。
 
【my pick-up】

◎人事権を持つのは上司!

自分は何ができるか、何がしたいかを常に自分で考え、上司にアピールしなければいけないのです。外資系における出世の近道は、「上司に好かれること」から始まります。上司に好かれなければ、どんなに仕事で実績を出しても評価されません。外資系では、上司と部下は絶対的な主従関係にあるのです。中には上司と部下が血の契りをしていて、上司が転職するとその部下も一緒に転職する、チームごと引き抜かれていくなんてこともあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年99冊目『本屋を守れ』

2020-04-19 16:04:32 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

お茶の水女子大学名誉教授で数学者の藤原正彦さんが、「読書こそがわが国の国柄であり、じつは隠れた国力であった」ことを私たちに訴えかけます。
 
・一人の人間の生涯における実体験は限られているから、判断力や大局観の中枢ともいえる情緒の獲得は、その大部分を読書に負っている。

・駅前の本屋とは、人びとに文化の存在を知らせる、という点で町の文化の拠点だった。

・その国力を支えた読書、読書を支えた本屋は、20年前に比べいまや半数以下と急減している。黒山もなくなり、町の文化の拠点が失われた。

・ネット書店は目に見えないがゆえに、町の文化の拠点とはなりえない。

・スマホにうつつを抜かす人びとを読書に向かわせること、そのためにあらゆる手段を用いて本屋を守ることが必要。
 
月に1冊も本を読まない中高生や、移動時間にスマホしか見ない大人たちの存在は、日本の国力を落としている大きな要因となっているんですね。

また、デジタル本やインターネットの情報ではなぜ教養は身につかないのかについても、本書で述べられています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする