評価 (3点/5点満点)
自分の市場価値を高めるために必要なスキルを考え、そのスキルを得るために転職を繰り返していく・・・そんな働き方ができる人材こそが新しい時代を生き抜く、「ニュー・エリート」。
まもなく日々のオフィスライフで「クビになるか」「クビにならないか」、言い換えれば生きるか死ぬかの時代がやってきます。そんな激動の時代を生き残るヒントは外資系企業での働き方に隠されているかもしれません。
日本人であるアドバンテージはなくなりつつあり、日本語が得意なアジア人はごまんといます。日系企業・外資系企業にかかわらず、生き残るのは大変なのです。
そういう意味で本書は、「外資系で働きたい方」「外資系でいま現在働いている方」だけに向けて書かれたものではありません。今後、雇用形態が大きく変わるであろう日系企業に勤める、皆さんに対しても書かれた本です。
【my pick-up】
◎人事権を持つのは上司!
自分は何ができるか、何がしたいかを常に自分で考え、上司にアピールしなければいけないのです。外資系における出世の近道は、「上司に好かれること」から始まります。上司に好かれなければ、どんなに仕事で実績を出しても評価されません。外資系では、上司と部下は絶対的な主従関係にあるのです。中には上司と部下が血の契りをしていて、上司が転職するとその部下も一緒に転職する、チームごと引き抜かれていくなんてこともあります。