厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2020年95冊目『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』

2020-04-05 15:58:58 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

膨大な仕事のなかから、優先順位の高い「力の入れどころ」を見つけ出し、狙った獲物をしとめるかのごとく、最速で片づけていく能力。

一方、自分以外の人(や物)に任せられる仕事は、どんどん任せる能力。

これこそが仕事の速さを決定します。
 
著者の石川和男さんも、以前は深夜11時まで会社にいるのが当たり前。「11時=定時」という感覚になり、深夜1時過ぎに帰り支度をする日もあったとのこと。また、ストレスを発散しようとドカ食いし、体重は日に日に増していき、学生時代とは別人のような自分になっていました。

「好きなことをする時間がないまま、人生が終わってもいいのか?」

そういう思いを契機に、石川さんは時間管理や仕事効率化の本を年100冊のペースで読み漁り、ビジネスセミナーにも月1回をノルマにして参加しました。そして気がつけば「残業ゼロ」になるほど、効率的に仕事を進める術をマスターするに至りました。
 
皆さんの職場にも「これ、なんでこうなっているの?」という仕事はありませんか?

仕事が速い人になるには、まずは無駄なこと、慣習で行っていること、非効率なことをなくす。さらに、今ある仕事を部下に任せられないか、時間はお金で買えないか、専門家や上司を巻き込めないか、先人の真似ができないか、他人の脳みそを借りられないかを考える。

やらないコツを探して、力の入れどころを習得することで、仕事は格段に速くなります。
 
【my pick-up】

◎タスク管理で付箋紙は決して「使ってはいけない」

理由の1つ目は「目の前の仕事に集中できない」こと。2つ目は「見慣れてしまう」こと。3つ目は「記録が一切残らない」こと。4つ目は「期限がわかりづらい」ことです。
 
◎「クリエイティブな仕事」とは「書くこと」。アウトプットできる人は、社外でインプットしている!

「クリエイティブな仕事」と呼ばれることのほとんどが、「書くこと」なのだとわかります。頭の中で考えたことや他人に伝えたいことなど、それらを自分以外の人に伝えるために「書く」!このスピードが速い人のことを、私たちは「クリエイティブな仕事が速い人」として認識しているのです。
「いいアイデアが浮かばない」と嘆く人は、インプットが足りないのです。クリエイティブな仕事が速い人は、常にインプットしているから速いのです。社内にいるだけ、上司や先輩とだけ交流しているのでは、いいアイデアは浮かびません。私は今でも、自分を高めるために、スキマ時間にビジネス書を読み漁り、月に1回はセミナーを受講し、時間を見つけては異業種交流会に参加しています。そうすることで、目新しい情報をインプットでき、クリエイティブな仕事が速くできるようになり、残業が減って、さらに自分を高めてくれるインプットの時間を捻出できるという成功のサイクルを手に入れることができたのです。以前の職場では、外部のことを知れば知るほど、上司の段取りの悪さや考えの浅さに幻滅し、転職するきっかけにもなりました。

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