厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2018年167冊目『逆転発想の人材・組織改革術』

2018-07-01 20:07:09 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

著者の駒村純一さんは、30年間勤めた三菱商事を退社し、52歳のときに異業種である森下仁丹に執行役員として入社します。その3年後、2006年10月から森下仁丹の社長を務めています。

この本は、駒村さんが森下仁丹に入社してから取り組んできた様々なチャレンジ、そして「第四新卒採用」という新しい試みによって、老舗企業がどのように変わってきたかを書き記した1冊です。

「第四新卒」とは、社会人として長年経験を積んだ人材を指して名づけた、森下仁丹のオリジナル用語です。

オッサンを活用するという逆転の発想は、人生100年時代やミドル転職というこれからの時代の活性剤となることででしょう。

【my pick-up】

◎中高年には、大組織よりも中小組織こそ面白い

大きな組織の一員であるよりも、中小組織の一員であるほうが、当然のことながら自分の裁量で決めることのできる範囲が大きいものです。大きな企業の場合、かなり上のポストまで昇進したとしても、裁量の範囲はかなり限定されてしまいます。森下仁丹規模の企業であれば、自分に任される仕事の範囲が広がることは予想できました。しかも、いずれは経営の中枢で働けるのではないかと考えたのです。会社のステータスを上げることが私の自己実現や価値の証明にもなる。配属された部署の力関係などが昇進に影響があり、商社では上を目指すことは無理がある。転職した場合、いまの職場よりも給料が下がる人もいると思いますが、入社後の頑張りによっては収入が上がるチャンスもあります。

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2018年166冊目『損する気づかい 得する気づかい』

2018-07-01 19:45:12 | おすすめビジネス書

 

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評価 (3点/5点満点)

気づかいには一定の法則、望まれる型がある。

「あうんの呼吸」や「場の空気を読む」といった曖昧な概念で説明されがちな気づかいを、小学生でもマネできるくらい分かりやすく、様々なシチュエーションに当てはめていきます。

気づかいは他人のためでもありますが、究極は自分の本当の魅力や実力を発揮するためにあるものだということに気づけば、気づかいも楽しいものになっていきます。

【my pick-up】

◎おもてなしの王道は、食べログ3.9以上が安心

お祝いやおもてなし、特別な会食をする際には、「一人あたりの予算が7500円以上」「食べログのスコアが3.9以上。もしくはミシュラン一つ星以上を獲得しているお店」などの分かりやすい数字を基準にしてみてください。たいていの人はこの基準でお店を選べば間違いありません。食べログのスコアが3.3~3.8くらいの、予算が手ごろで味がよい。いわゆる「コスパ」系のお店は、お客さんも多くガヤガヤしがち。

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