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一瞬で人生が変わる! 1分間決断法 価格:¥ 1,512(税込) 発売日:2014-09-19 |
評価
(3点/5点満点)
2009年のビジネス書年間ベストセラー1位となった『本当に頭がよくなる1分間勉強法』の石井貴士さんの最新刊は、「1分間決断法」です。
ただし実際は、ゼロ秒で決断し、1分以内に行動を起こすというものです。
そのために必要なのは、決断する前に自分の中に「軸」を作っておくこと。そうすれば迷うことがなくなるのです。
本書では具体的に、決断を惑わせる12のバイアス(外見、美人、嫉妬、願望、データ、権威、ランキング、メディア、リピート、カタカナ、スピリチュアル、サンクコスト)や、5つの決断法(ノータイム、タイムカット、フラット、チーム、自分軸)が紹介されています。
「決断には、どちらが正解かは存在しません。選んだあとに、あとから強引に正解にしていくのが、決断なのです。」(あとがきより)
決断にはリスクがあるからこそ、事前の準備が大事だし、万が一その決断が間違っていたとしても、スピード感があれば十分修正が可能だと私は思います。
【my pick-up】
◎直観力をつけるために2000冊の本を読もう
あなたが「決断力がない」と感じたら、そもそもその分野に関して2000冊の本を読んでいないのが原因です。ゼロ秒で決断するために、2000冊の本を読む時間を先に作るのです。私は、2003年に会社を起業する前に、2000冊の本を読みました。そのおかげで、いきなり初年度に年商3000万円になることができました。最初に本を読んでからビジネスを始めたおかげで、直観力がついた状態でビジネスをスタートさせることができたのです。
◎「やらないこと」を決めるのも決断だ
私はゴルフをしないと決めています。時間の無駄だからです。「ゴルフは一生しない」これは「決断」です。しないことをどんどん決めていくことで、あなたには自由な時間が生まれます。事前に決めておけば、ぶれません。
◎チームの決断では、求められている役割を知る
リーダーの役割=決断することだけ、リーダー以外の人の役割=リーダーが決断するための材料を出すことだけ。これがチームの決断法です。「自分の意見を通そう」というモチベーションがある人が会議に参加すると、会議が荒れます。
◎声が小さい人のアイデアにこそ、耳を傾ける
声が大きい人や、明るい人の意見は、何もしなくても出てきます。声が小さくて何を言っているか聞き取れない人や、誰も友だちがいないような人の意見こそ、会議で聞くべきなのです。声が小さい人の意見も聞くことで、最終的に、チームとしての最高の決断ができるのです。