そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

島根への旅

2007年04月27日 | 3~5月の草木
天気予報は曇りのち雨。
でも行く先が美術館ですから、お天気は無関係ということで出かけました。

少しだけ姿をあらわしている大山(?)も、半分は雲の中。
消え残る雪がわずかに見えていました。

<湧きあがる 雲押しのけて 春の山>


美術館について書くと長くなるので、興味の有る方はこちらでご覧下さい。
足立美術館公式サイト
ご自慢の日本庭園の四季の写真も、たくさん見られます。

庭園の様子は公式サイトにお任せして、私の印象に残った二つの場面をお見せしましょう。

一つ目は、カエデの若葉

今にも降りだしそうな湿度の高い空気の中で、周りの大木の隙間からわずかに明るさが射し込んでいます。
フラッシュは使いたくなかったので、息を詰めて気合を入れての撮影でした(笑)

<そこだけが 明るく見ゆる 若葉かな>


もう一つは、大きなクスノキの春落ち葉。



クスノキは、若葉が育って新旧交代の時期が来ると、古い葉が色づいて散ります。
春に散るので「春落ち葉」

根元を、瓦のような材質の焼き物で囲んで苔を植え込んでいるので、その緑と、落ち葉の色の組み合わせに、心を惹かれました。
こんな贅沢な春落ち葉を見たのは、初めてです。

<散りてより 趣見せる 春落ち葉>


その夜は、降りしきる雨の音を聞きながらぼんやりと座って、久々に贅沢な時間を過ごしました。



次の日、雨も止んだので、少し離れたところにある加納美術館へと足を伸ばしました。備前焼が、なかなかのものでした。


その美術館前で見かけたものを。

マツバウンランです。

繁殖力が強いので花壇のきらわれものですが、なかなかどうして、可憐な花なのです。

<雨上がり マツバウンラン 楚々と咲く>


そしてツクシ。

一枚目の写真のサクラやこのツクシを見ると、大阪よりは少し季節の進み具合が遅いようでした。

<細き川 見下ろして土筆 三つ四つ>



帰る頃には雲が切れて、日が射し始めました。

とても気持ちが良さそうです。

<どこまでも 泳いで行けそな 鯉のぼり>



日が当たるのでニャンコも気持ち良さそう♪

こんな所にいるのは、のらちゃんでしょうか?
それにしては安心しきっていますねぇ・・・

<幼な児のごとく無心の昼寝ネコ>


雨のち晴れの小旅行。
初夏の風が心の中まで吹き抜けて、すっかりリフレッシュさせてもらいました。
コメント (13)
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