そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ゴキヅルの実とタネ

2006年10月16日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
全身が緑のドングリかと思うようなモノですが、ゴキヅルという植物の実です。
漢字で書くと「合器蔓」。
合器とは蓋のある器のことだそうです。

何故そんな名前が付いたのでしょう?
それはね、こういうことなんですよ。

実が熟すと、真ん中の線の所からパカッと割れて、中からタネがでてくるという仕組みです。
そんな実の姿から付いた名前のようです。

こんな面白い植物、他にもあるのでしょうか?

何年か前にこのことを知ってから、興味津々で、一度でいいから実物を見たいと思っていました。
そしたら、遠くに住む親友が見つけて送ってくれたのです!

ですから、生えているところの写真は無いのですが、もう少し全体像を見てください。

こんなのがいっぱい実って揺れている姿を想像すると、楽しくなりません?

ご覧のようにつる性で、ウリ科なので、カラスウリやスズメウリの仲間です。
花は白くて小さいのが咲きます。

水辺のジメジメしたところに生え、以前は邪魔になるくらい見られたようですが、だんだん姿を消して、すっかり珍しくなってしまいました。
大阪の淀川のほとりには、まだ生えていると聞きましたが・・・



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コメント (12)
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