先日コメントを下さった「小坊主さん」は、ひどく風の強い日に、ここ興福寺南円堂で風鐸の鳴る音を聞かれたのだそうです。
けれど、ここの風鐸はなかなか音を聞かせてはくれない様子です。
それでも、興福寺の西側に位置しているので、夕映えの中に浮かぶシルエットは印象的だと書かれているブログがいくつかあったので、晴れていることだしと、この日の最後に訪ねてみることにしました。
暮れ方の冷え込みに、途中に出会う鹿の姿もチラホラです。
これは群れから離れて、エサを探している一頭の姿。

そして興福寺に到着。
車椅子でここまで来るのは、なかなか疲れましたが、押してくれている家族も、さぞしんどいことでしょう。
夕陽の中に立つ五重塔です。

この塔は、明治維新の後の廃仏毀釈の嵐に翻弄されて、売りにまで出されたとかで風鐸を失くしています。
一番下の屋根にのみ、わずかに姿をとどめていました。

二層目には吊り下げられていないのがお解りと思います。
激動の時代とは言え、悲しいことです。残っただけでも幸いであったのかも知れませんけれど・・・
さて、お目当ての南円堂です。
ちょうど夕陽が沈んでいくところでした。

一番最初の写真も、どうかもう一度ご覧下さいね。
少し大きくしてみます。

よく見ると、輪っかが少しゆるんでいますね。今のうちに修理しないのでしょうか?
法輪寺へ行った頃に比べると風も弱くなっていたので、ここでは風鐸の鳴る音はとうとう聞けませんでした。
さて、もう今日が暮れるという最後の光の中で、南円堂の屋根につけられている相輪の部分の先のほうの飾り「水煙」がシルエットになって、とてもきれいでした。
ここのは「宝珠水煙」と呼ばれるようです。

ここで日が暮れてしまったので、興福寺のほかの部分は拝観することが出来ませんでした。
また訪れる日は、私にはないかもしれません・・・
<風寒き夕映えの空に浮かびたる
風鐸の姿 影絵の如し >
けれど、ここの風鐸はなかなか音を聞かせてはくれない様子です。
それでも、興福寺の西側に位置しているので、夕映えの中に浮かぶシルエットは印象的だと書かれているブログがいくつかあったので、晴れていることだしと、この日の最後に訪ねてみることにしました。
暮れ方の冷え込みに、途中に出会う鹿の姿もチラホラです。
これは群れから離れて、エサを探している一頭の姿。

そして興福寺に到着。
車椅子でここまで来るのは、なかなか疲れましたが、押してくれている家族も、さぞしんどいことでしょう。
夕陽の中に立つ五重塔です。

この塔は、明治維新の後の廃仏毀釈の嵐に翻弄されて、売りにまで出されたとかで風鐸を失くしています。
一番下の屋根にのみ、わずかに姿をとどめていました。

二層目には吊り下げられていないのがお解りと思います。
激動の時代とは言え、悲しいことです。残っただけでも幸いであったのかも知れませんけれど・・・
さて、お目当ての南円堂です。
ちょうど夕陽が沈んでいくところでした。

一番最初の写真も、どうかもう一度ご覧下さいね。
少し大きくしてみます。

よく見ると、輪っかが少しゆるんでいますね。今のうちに修理しないのでしょうか?
法輪寺へ行った頃に比べると風も弱くなっていたので、ここでは風鐸の鳴る音はとうとう聞けませんでした。
さて、もう今日が暮れるという最後の光の中で、南円堂の屋根につけられている相輪の部分の先のほうの飾り「水煙」がシルエットになって、とてもきれいでした。
ここのは「宝珠水煙」と呼ばれるようです。

ここで日が暮れてしまったので、興福寺のほかの部分は拝観することが出来ませんでした。
また訪れる日は、私にはないかもしれません・・・
<風寒き夕映えの空に浮かびたる
風鐸の姿 影絵の如し >