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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

霧の思い出

2010年02月01日 | 風景写真 &葉っぱの姿
この写真を見ると、お日さまのあるあたりが、まるで人間の目のようです。
雲に囲まれた太陽が、ちょうど瞳の位置にあるようにみえません?

雲の動きが早く、ほんの一瞬でしたけれど、なんだか見られてるようで恥ずかしかったです。



ところで
これは数年前の写真ですが、深い霧に包まれた朝です。

東の空がピンク色に染まって、見慣れた街の風景がやわらかに感じられました。




そしこれも5年前の霧の朝ですが、この風景は、もう二度と見ることはできません、、、、

この写真の左右に見えている、背の低いこんもりとした植え込みや、右側の茂みの木が、ばっさりと切り払われてしまって、一面にのっぺらぼうの土地になってしまったからです。



何ゆえの、そこまでの伐採であったのか・・・その伐採の後、私はしばらく何をする気力もなく、呆然と日々を過ごしたものでした。

今朝の霧を見ながら、この懐かしい風景を思い出していました。。。



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冬落ち葉のつぶやき

2010年01月18日 | 風景写真 &葉っぱの姿
         この葉っぱはね

         落ち葉になってから

         長い時間が流れたので

         柔らかい所は溶けて 

         もう土に返っていったの

         
         だから

         硬いところだけが残って

         そこに霜が付いてね
 
         レースみたいになったんだよ




         
         虫に食べられた葉っぱが

         そのまま落ち葉になったんだけど

         ちょうど

         穴の下に 草の種が落ちててね

         うまい具合に光が差し込むもんだから

         芽を出したの


         冷たい朝も

         周りに押し寄せた氷から
        
         落ち葉が守ってるから

         こんなに元気だよ!





         
         ここは いつでも

         水が ちょろちょろ流れてる

         そこに舞い落ちたら なんと張り付いてしまった

         
         しかたなく 運命に身をまかせていたら
         
         ある朝 凍り付いてしまったよ~


         上から流れてきた水も凍ってね

         こんなことになったのさ・・・


         氷に映ってるのは

         朝早くの青空と 

         登ってきた お日さまの光

         
         もう少しがまんしてると

         氷がとけて 自由の身になれると思うんだ!






         冬の落ち葉はね

         とっても地味な色ばかり

         でも よく見ると渋くて

         それなりに きれいだよ


         色んなドングリの木の葉や

         クスノキのもあるよ
 
         細長いのや短いのや

         丸っこいのや

         
         こうして見ると

         捨てたもんじゃないでしょう?

         あなたのお部屋にも 飾って欲しい・・・




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それぞれの場所で・・・

2009年12月11日 | 風景写真 &葉っぱの姿
「草紅葉」または「草の錦」というのは、俳句の秋の季語です。
小さな草たちが、ささやかに紅葉して野を彩る様子を表す言葉ですね。

立冬を過ぎると俳句の季節は冬になるので、今の時期には使えない季語です。
でも、そんなこといいじゃあないですか、ねえ・・・

上の写真は睡蓮かなにかです。 
水の中にいても、温度と光の変化を感じて、紅葉するのですねえ。

水草の葉の紅葉なので「水草紅葉(みずくさもみじ)」と言います。


これはヒシ。
水面に葉が浮かんでいます。


どちらも、植物園の水生植物のブロックで見かけたものです。

<さまざまに 水草紅葉 ひっそりと >



こちらは近くの石垣で。

ツタウルシでしょうか? 毎年、とても鮮やかな色に染まります。


ちょっと離れた所では

イヌタデです。
他のタデ類に比べると花は地味ですが、初冬まで咲き残って、しかもこんなきれいな姿を見せてくれます。

<わずかでも 土あればそこに 草燃えて >



その石垣の下の草むらには、こんなのも。

雑草の中の雑草とも言えるイノコヅチですが、こうして見ると、なかなかにいい色してますねえ~

<ひそやかに 草むらに染む イノコヅチ >



色々な草の色を楽しんでの帰り道、ツツジの植え込みで出会ったのは、野いちごの一枝。

春の白い花も愛らしいですが、秋のこの葉の色もなんとも言えないですね。
ただし、光あればこそ!

< 光り受け 輝きを増す イチゴの葉 > 


いつもコメンとを下さるchocolat*さんのブログでも、きれいな草紅葉の特集をされていました。
こちらです






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昨日の夕方

2009年12月03日 | 風景写真 &葉っぱの姿
これは日が沈んですぐの西北の空です。

優しい表情の雲が、はにかみながら染まっていました。
数分で色は消えていったのですが。


その少し前の時間、我が家のベランダから見える山並みです。

山全体が秋色の衣を着ています。「秋の山は装う」といいますが、年に一度の晴れ着姿かも・・・


下の方の手前に見えるのは、新しく工事中の高速道路です。
たしかに便利にはなるのですが、排気ガスはたくさん流れてくるでしょう。
何よりも、きれいだった夜景が全滅です。

山すそを走る電車の窓明かりが、暗闇の中を、するすると動いていくのがとても幻想的で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を思いながら、毎夜楽しんだものでした。
電車が通る時間を覚えていました。


一つずつ、私の好きだったステキが消えていきます。
時の流れの中で、仕方のないことではあるのですが・・・・

光が見せてくれたもの

2009年11月27日 | 風景写真 &葉っぱの姿
大阪府南部の貝塚市の山の方に蕎原(そぶら)という所があります。

私が生まれ育った岸和田市からは近くなので、懐かしい所です。
用事があって出かける家族といっしょに、車でいくことにしました。

霧は少しずつ晴れたのですが、途中ではまだまだ上の写真のような光景が見られました。

茂った木の葉や枝を通り抜けて、光は真っ直ぐに進むのですね。

< 霧を縫い 進む光の 厳かに >



霧の時は湿度が100%といいますから、きっと水滴も見れることでしょう。

ところが行った先が山に囲まれた所なので、なかなか太陽の光が射してきません。
・・・・・やっと、いいあんばいの場所に見つかりました!

何かの木の、冬芽の先に大きなのが!

< 秋色の景色写して ひとしずく >



そして一筋の蜘蛛の糸。

光が当たらなかったら、ここに蜘蛛の糸が張られているなんて、解らなかったと思います。

< まぼろしの如くに光る 蜘蛛の糸 >


他にも面白い木の実など見つけましたので、次回に見てくださいね。



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安威川の大きなイチョウ

2009年11月16日 | 風景写真 &葉っぱの姿
この大きなイチョウがあるのは、大阪府北部を流れる安威川(あいがわ)という川のかなり上流です。

安威川はダムの建設が予定されていますが、今は工事が凍結されているので静かでした。

このイチョウは、もしダムが出来上がっても、それより上流の地域にあるので、水の底に沈むようなことはありません。


この辺りの川は

こんな流れです。

前夜の雨で水は濁っていますが、勇ましい良い流れです。



川にせり出している、イチョウの大きな枝。

もうどれくらいの年月を、ここに生きているのでしょう。
洪水も旱魃も見てきたことでしょうね。



そして目を転じると、こんな眺めも。

澄み渡る空の青に映えて、一年の務めを終えた葉っぱたちは、最後の命を輝かせて
いました。


川の中へと 一ひら ふたひら 散り落ちて 
水といっしょの旅が どこまで続くのでしょう・・・


落ち葉の色

2009年11月06日 | 風景写真 &葉っぱの姿
赤系統のは柿の葉ですね。 茶色は名前が解らないけれど、色といい、形といい、なんだか心に響きました。


柿の葉は、一枚の葉の中にたくさんの色があって、その複雑さが印象派の絵を見るようです。



他の葉も取り合わせて並べてみました。

田んぼの畦に散り落ちていた葉っぱたちです。




草の中では、西に傾いた陽をあびて透き通るように赤い一枚が。

載せるのも恥ずかしいような秋の日の定番ですが、やはり写さずにはいられませんでした。
「もう見飽きたよ~」ってお笑いください。



持ち帰った落ち葉の中に、まだ青いままの一枚の葉がまぎれていました。
あれ? なにやら黒いものが・・・

よく見ると、なんと5ミリくらいの小さなカタツムリでした。

ちょっと珍しい模様ですね?

連れて帰ってしまって申し訳なかったのですが、裏藪にそっと置いてきました。
うまく冬篭りして、生きていけるでしょうか?
心配です。


この日の夜から近畿地方は冷え込み始めて、信楽の翌朝の気温は-0,1℃だったそうです。
きっと、紅葉が一気に進んだことでしょうね。

明日はもう立冬です。
でも小春日和の一日になるでしょうという予報。




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ジャ~ン でかでかタヌキ登場!

2009年11月04日 | 風景写真 &葉っぱの姿
職場主催のイベントが目白押しで忙しかった家族も、やっと一段落したので私を連れ出してくれました。

行く先は信楽(しがらき)です。
京都府の宇治田原と言う所の少し先で、冷え込む場所なんです。
なので、紅葉が見れるかもと出かけました。

信楽と言えばタヌキの焼き物。
上の写真のものは、このお店の人が言うには日本一大きいのだそうです!

どれくらい大きいか?
ちょっと、車と比べてみました。

まあ、こんなもんです


我が家には、30数年前に息子が中学校の遠足で買ってきた、タヌキがいます。
この娘です。

可愛いでしょう?
壊れもせず、剥げもせず、たび重なる引越しにもちゃんと一緒についてきました。

いまや食卓には欠かせない一品なんです。


ところで、上の大タヌキがあったお店には、我らが阪神タイガースのアイドル「トラッキー」も、お客さんに愛嬌を振りまいていました!

なかなかよく出来ています
こちらの店主は、きっとタイガースのファンなんでしょうね
来年は当たり年? 頑張ってネ


肝心の紅葉ですが、まだ見頃までには至っていませんでした。
それでも、きれいな柿の葉をたくさん拾ってきたので、いずれお目にかけますね。

葉っぱの姿 いろいろ

2009年11月02日 | 風景写真 &葉っぱの姿
今日はお昼前から午後にかけて、とても強い風が吹き荒れました。

竹薮からは、竹のぶつかり合う硬い音が響いてきます。
色づきながら、まだ枝にしがみ着いていた葉が、容赦なく吹きちぎられて遠くまで飛んでいきました。

そんな中で、ふと足元に眼をやると、駐車禁止の車よけの置物のすきまに、この一枚の枯れ葉がじっと立っていました。

風の当たらない所で、クモの糸にぶら下がっていたのです。

地面すれすれだったので、カメラを地面に置いてノーファインダーで写しました。
写ってくれてありがとう!



長閑といえば、少し前の暖かな午後でした。
通りがかりの花壇の枯葉の中に、私の大好きな葉脈だけになった葉っぱを見つけました。

あまりきれいだったので、近くにあった石に、影を写してみました。





同じ日に、こんな葉っぱも。

例のサワガニが住んでいる、小さな水路の横でした。

紅葉した葉っぱも大好きですが、土に還る前のひと時のこんな葉っぱの姿も、私にはとても魅力があります。


今日もご一緒に楽しんでいただけましたでしょうか?


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ひとひらの秋

2009年10月26日 | 風景写真 &葉っぱの姿
舞い降りようとしたのだけれど、クモの糸に捕まった桜の葉。

ゆらゆら、くるくる、風が遊びに来ます。

風が凪ぐ一瞬を逃さぬように
シャッター半押しのまま、じっとがまんして待っていると
こんな一枚が撮れました。  ヤッタ♪



黄色い葉っぱも落ちてきます。

緑の羊歯の葉の上に落ちたので、小さいけれどとても鮮やかでした。
青いうちに、誰かさんに食べられて、こんな形になったのでしょう。
痛かったかな?(一説によれば、植物も痛みを感じることがあるとか、ないとか・・・)



上の写真の左の隅に写っているドクダミも、紅葉します。

渋い色合いですね。




これも桜の葉。朝日を浴びて、草の影を写していました。




マテバシイのドングリが落ちていたので、その葉っぱに乗せて記念撮影をしてあげました。

みんな、緊張してすまし顔



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