もうーさん、それは薬ではどうにもなりません、土の中の病原菌が悪さをしているので、土壌消毒をしないと・・・。
懇意にしている種苗店の社長に言われた土壌消毒というのは、この夏のメーン野菜のトマトに異常が出て相談に行ったときのことだ。
*トマト、ナスの青枯れ病
家庭菜園をはじめて20年以上になるが、初めてのトラブルだった。
接木の苗、実生の苗(接木でない苗)も、挿し芽で増やした苗を併せて40株ほどのトマトを植えていたが、次々に枯れ始めて、実が付かなくなってしまい、それほどの収穫も無いままに、8月の半ばには全部を抜いて焼却処分をしてしまった。
中玉のトマトはまだまだ10月までは収穫できる予定だったのに・・・。
まず株を抜いた後に有効微生物を混ぜた完熟堆肥と米ぬかをタップリ撒き、土を耕しよく混ぜ、タップリの水をかけたあとは、土の表面に透明ののビニールをかけて太陽熱プラス微生物の急激な繁殖による発酵熱で土の中の温度を70~80度まであげて、病原菌を殺すのだという。
文字で書けばこれだけだが、15坪ほどの地面をスコップで2段の深さまで耕すのはなかなか容易なことではない。
なるべく気温の高いうちに済ませなければならない作業だが、今年は夏の終わりが早く、10日かけてようやく15坪の消毒作業を終えたが、これから土の中で起こる発酵がおわるまでに20日から1ヶ月がかかる。
9月6日にから当地のかかしまつりが始まった。
こんなドサクサがあって結局自分のかかしは出品できなかったが、例年の通り地元小学校のかかしつくりのボランティアはなんとか時間のやりくりをして果たしてきた。
15坪の土壌消毒は全体の4分の1に過ぎないが、今回はこれでエネルギーが尽きた。
しかし、この消毒は青枯病だけではなく、ネコブなど他の病原菌や害虫も一斉に駆除も出来、雑草のタネも死滅させられる可能性もあるようで、秋からのタネ蒔きや植え付けが楽しみになってきた。
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