このブログの読者からコレクションとしての高級ゴム銃の写真を送っていただいた。
木製、金属製共に割り箸鉄砲と同様に輪ゴムの弾を装てんする連発銃である。
割り箸鉄砲で言えば、引き金の上部に弾の輪ゴムを引っ掛けるが、連発銃は撃鉄(ハンマー)部分が歯車状になっていて、弾の輪ゴムをかけて撃鉄を起こすようにすると歯車が回って次の輪ゴムがとめられるという構造になっている。
この連発銃の値段は万を越えるらしいが、割り箸鉄砲で育った世代の男なら、こんな銃を見たら思わず大人買いをして自分の部屋に飾りたくなる代物だ。
この写真を見せてもらったとき、古い記憶が蘇ってきた。 私が小学生だった頃だから、もう60年以上も昔のことだったが近所の駄菓子屋にこれに似た連発式のゴム銃が売られていた。
撃鉄部分の構造は多分同じだったと思うが、銃身、銃把などはすべて太い針金製で、値段の記憶はまったくないが、駄菓子屋で売られているものだったから子どもの小遣いで買える物だったが、当時それがあまり流行ったという記憶はない。
「早く買やー!」銭湯の隣にあったその駄菓子屋は子ども相手の商売にもかかわらず、子どもたちが何を買おうか迷っているといつも名古屋弁で客にそう怒鳴っていたことまで思い出した。